【#14越後姫日記】note担当者、言葉の壁にぶつかるの巻
こんにちは!note担当の井上です。
越後姫栽培の今を綴るコーナーですが、最新情報ではなく新発田ファームの栽培方法について、また私が個人的にぶち当たった壁について今日はお話していきたいと思います♪
業界特有の専門用語にちんぷんかん
農業素人の私が、新発田ファームの苺栽培についてのnoteを始めて早1年。新発田ファームの苺栽培に関わるようになったのも同じく1年。
少しずつ農業の世界に慣れてきましたが、よく思うことがあります。
それはnoteの書き方ではなく、
苺の食べ過ぎで増えた体重を戻す方法でもなく
「農業用語の難解さ」だったのです!
「潅水」とか「促成栽培」とか「チップバーン」とか「養液栽培」とか。
もう、なんじゃそれ??の連続なわけですよ!
栽培方法とか行く前に、言葉でずっこけたので聞いては調べ、資料を読みの繰り返し…。
カタカタも多くて、叫びたくなること多数(笑)
正直ね、農業のイメージはご年配の方が多いからせめて日本語が多くて、単語に分解すればなんとなくニュアンスは通じるんじゃないか、とか思ってましたよ。
思ってましたけども、世の中そんなに甘くないわけで。
世界中で農業は当たり前に行われているわけで。
どちらかというと日本は農業に関して後進国なわけで。
今思えば、「お前舐め過ぎだろ」状態でございました。
すみませんでした(m´・ω・`)m ゴメン…
特に「なにそれ?」ワードだったのがこの言葉!
そんななか、最大の「なんじゃそれ?ワード」だったのが、
「バイオスティミュラント資材」。
何回聞いても、
「バイオシティミラント?」
「バイオスチュミラント?」
もはや、正しく言葉にすることすらできない状態で栽培担当に笑われたものです;つД`)チクショー
この資材、新発田ファームの苺栽培を語る上で避けては通れない大切なものなんです。
1.バイオスティミュラント資材とは?
いろんな媒体の資料には、まずこんな感じの説明が出てきます。
ほほう‥‥。
よく分からん(´・ω・`)
上の文章をかみ砕いてみました。
これで、なんとなく分かった気がします。
微生物などの力を使って、植物が育ちやすい環境を整え・生育に刺激を与える非生物的ストレスに着目した新しい技術。ということですなー!!!
2.バイオスティミュラント資材を採用したメリットは?
新発田ファームでは、主にこの3つの自然由来の液体肥料を使用しています。
この3品を始め、2~3種類のバイオスティミュラント資材を都度生育に合わせて使っています。
根張りを促進する
活力を与える
水分と養分の吸収を高める
糖度や風味、香りを向上させる
収穫量の向上など、植物への効果は様々です。
この資材を使う私達は、植物本来の力を引き出すよう苺の生育のサポートをするという立ち位置で日々栽培に携わっています。
病気や虫に簡単に負けない=農薬や化学肥料も最低限に抑えられる
という所にも通じ、もちろん「自然由来」なので人にも環境にもやさしい資材なのも魅力ですね。
3.なぜ注目されるようになったのか
1つは地球温暖化などが要因で気候変動が世界各地で巻き起こっています。
非生物的ストレスが大きくなる一方で、元来からある栽培方法ではこれからの環境に適応できなくなってきています。
2つ目に、人口爆発による食料危機。
2050年には世界の人口は95億人に到達すると言われています。
しかし、干ばつからの農地の砂漠化、農家の高齢化、農業人口の減少などの問題も浮き彫りに。
あらゆる環境に適応できるよう植物本来の収穫量・品質のポテンシャルを底上げする次世代の技術として、そのマーケットは世界で2014年の1,400億円から2021年には2,900億円の市場に拡大する見込みと言われています。
学びの姿勢、大事!
少々難しい話になりましたが、業界の専門知識ってなんでもやはり難しい。
分からない人間がそう感じるのは当然っちゃ当然なんですけどね。
拙い説明ですみませんが、「人と地球にやさしい苺つくってるんだな~」ってことが伝わってもらえると嬉しいです。
何ごとも分からないことは避けがちになりますが、分かると楽しくなるのが常。
まだまだ進化を遂げる農業業界です。
これからもたくさんの「なんじゃそれ?」に出会うと思いますが、頭を悩ませながら、1つ1つ学んでくことの大切さを実感したバイオスティミュラント資材でした(笑)。