#30DayMovieChallenge

Songに続く30日チャレンジ。和訳を捉えるのに手こずったり、否定的なものもあったり、途中から30DayFilmChallengeなる類似別企画のほうが伸びてきてたり、でなかなかモチベーションを保つのが苦しい企画であった。なるべく、ベスト映画に選出したもの以外から選ぼうと努力した30作品。

[1日目 お気に入りの映画]

THE 有頂天ホテル

こういうの考えると、いつでも結局ここに戻ってきてしまうのだけど仕方ない、、群像劇と笑いを交差させて組み立てる、というのが基本的に好きな映画の軸なのでそのど真ん中だし、繋がり合って迎える結末というのがたまらなく最高で！

[2日目　最後(4/18)に観た映画]

暁闇

MOOSIC LAB作品をU-NEXTで観まくるのを最近の日課にしているのだけど、さっき観てたコレ、すげー良かった。音楽を題材にした映画で、音楽を失った所から始まる物語というのが捻り効いてて好き。残響の中で3人が関わり合っていく様、痛々しくも尊い。

[3日目 好きなアクション/冒険映画]

東京無国籍少女

基本的に観ないジャンルなのでめちゃムズいのだけど、清野菜名は動ける女優という括りにおいても飛び抜けて最高なので、その初主演作を。押井守監督による突然のちゃぶ台返しと、それに紐付いた清野さんの躍動が素晴らしい。

[4日目 好きなホラー映画]

ノロイ

白石晃士監督は常にホラーという型を用いて違う次元を見せてくれるのだけど、その中ではかなり直球な恐怖映画。心霊バラエティやドキュメンタリーとかの映像を繋ぎ合わせた、という形でじわじわと真相に迫ってく興奮が。民間伝承モノなのも好き

[5日目 好きなドラマ映画]

ハッシュ！

だいたい好きなジャンルがドラマ映画なので難しいのだけれど、今だからこそ観たい優しさが詰まった映画をここに置きたい。2001年にしてこの視点、だが2020年にしてもまだこの映画にある温かさには程遠い社会、、彼らは家族でしかないのにな

[6日目 好きなコメディ映画]

生きてるものはいないのか

これで前田司郎という劇作家の存在を心に刻み付けることになった。これも今だからこそ観たい1本。最初は恐怖があり、どんどん妙な感情に変貌し、最後には笑いが止まらなくなる。不条理なのは創作物だけにしてほしいところ

[7日目 幸せにしてくれる映画]

キツツキと雨

沖田修一監督作品はどれもほっこりとした気分にさせてくれるけど、その極み。異文化がぶつかり合った末に助け合うっていう王道な作劇もまた大団円を約束してくれる。映画のあらすじを小栗旬から聞くシーンの役所広司がとても可愛い。

[8日目 悲しくさせる映画]

転々

三木聡監督による突飛な台詞回しにはいつも通りに笑ってしまうし、オフビートなノリで進むのだけど、そこに流れる物語はとても物悲しくて、ラストカットはどうしようもなく胸が締め付けられる。擬似家族モノに弱いという自分の性質に気付いたきっかけ。

[9日目 脚本の全容を実際に知ってる映画]

となりのトトロ

意味わからんお題すぎて戸惑ったけど、シナリオを完全に把握してるみたいなこと？という解釈で。幼少期から何度となく観ているコレしかなかった。夏の田舎の風景に無性に惹かれるのもこの映画が植え付けられてるからかも

[10日目 好きな映画監督]

今泉力哉

ここ最近でぶっちぎりで夢中になって、過去作を掘りまくった監督。一貫して人と人を描き、その関係性に纏わる話をこれでもかと映し出していく作風はどの作品にも確かに刻まれている。温かさと切なさ、笑いと悲しみの分量がどれも見事すぎて。

[11日目　子供の頃から好きな映画]

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル

これのテレビ放送を録画したVHSを、流れるCMまで含めて暗記するほどに見ていたあの頃よ、、、アクション仮面が実戦を繰り広げる作品。とにかく猿の造型が怖い映画だった。あと、ボーちゃんの持ってきた方位磁石が壊れていた。

[12日目 好きなアニメ映画]

パーフェクトブルー

現実/非現実、自己/非自己が融解していく不穏さが堪らない。これのメイキングドキュメントで、今敏監督がアニメという表現形態で誰もやってない表現が多すぎる、みたいなこと言っててそのキレっぷりとか開拓者精神も含め大好き。

[13日目 好きだったが今は嫌いな映画]

大日本人

なんてトゲのあるお題、、嫌いなモノは最初からずっと変わらず嫌いでい続けるので途中で嫌いになることってそうはないのだけど、、この映画は中学生の時見たので刺激的に映ったのだけど久々に見たら、笑い所で笑うことがなかった

[14日目 映画の中の好きな台詞や言葉]

「あなたはあなたの関係者ですか？」

園子温監督「自殺サークル」「紀子の食卓」で問われ続ける台詞で、凄く印象深い。実存性とか身体性とかに留まらず、意識そのものをも揺さぶってくるような。不気味だけど、どこか救いのようにも響く。

[15日目 初めて映画館で観た映画]

ハリー・ポッターと賢者の石

これだったはず、、2001年公開ってことは8歳くらい？そんな昔だったかな。はっきりと覚えてるんだよな、ウィンガーディアムレヴィオーサのくだり。完結作を観たのがずいぶん最近だったので、長い付き合いだった印象

[16日目 最後に劇場で観た映画]

パラサイト 半地下の家族

最後に映画館行ったの1ヶ月半前か、、韓国映画は全然身近じゃなかったけど超面白かった。潜入してバレないよう奮闘する、ってコメディの鉄板だ。ポン・ジュノ監督作もこの後色々観て、「殺人の追憶」とか凄く好きだった

[17日目　去年観たベスト映画]

町田くんの世界

町田くんが今の世界を見たら何て言うんだろう、、きっとまっすぐな想いを抱えたままで、ステイホームに努めつつ、色んな人に電話をかけて心を痛めたり、素敵な言葉を伝えようとしてくれてるんじゃないだろうか、って、思うのですよ

[18日目 最もがっかりした映画]

パンク侍、斬られて候

期待値の割には！っていうことでね、当たり前のようにちゃんと面白いのだけど、町田康×宮藤官九郎×石井岳龍っていう座組にめちゃくちゃ期待しまくった結果、こう、思ったよりイキきれなかった思い出が。いや面白いけどね！

https://twitter.com/ShapeMoon/status/1257644594067456003?s=20

https://twitter.com/ShapeMoon/status/1258034081301815301?s=20

[20日目 最も過大評価した映画]

サニー/32

世間の評判と自分の絶賛が乖離した、ってことだとすると、2018年のナンバー1に選んだこれだなぁ。ほんとに誰もベスト映画に選んでなくてひっくり返った記憶。確かに無意味に超飛躍を重ねる話ではあるから観客を置いてけぼりにしまくる感は否めない

[21日目 最も過小評価した映画]

言の葉の庭

なんかほんとに全然分からなかった1作。自分には人の心が無いのかと疑うほどに理解が及ばなかった。新海監督だと「雲のむこう 約束の場所」が1番好きというのが最大の理由な気もしている、新海監督には“解決”とかしないで欲しいのかも

[23日目　最も好きな映画のキャラクター]

星伸夫(その夜の侍)

シリアスな作品における、コミックリリーフ的な役割の登場人物って大概好きになりがちなのだけど、この映画における田口トモロヲの面白さはズバ抜けていた。こんな一貫した胸糞映画の中に、謎の田口タイムが訪れる瞬間の愛しさったらない

[24日目 好きなドキュメンタリー映画]

A2

最近観たのだけど、知ることの重大さですよね、、となった。94年生まれの身としては、遠い日のブラックボックスの中にあるような事件なのだけど、ここに映された姿の、不思議な程の日常感に見入ってしまった。知らないことが多すぎる。

[25日目 好きになると思っていなかった映画]

おとぎ話みたい

この映画に限らず山戸監督の作品の矢印って全く自分の方を向いてないなぁと思う。思いつつも魅了されてしまうし、結局いつのまにか自分を見出そうとしてしまう。そういうスペシャルな求心力を持つ映画だなぁと思う。

[26日目 認めたくないが実は好きな映画]

セブン

guilty pleaseってニュアンスは分かるけど、「よくないと分かってるけど好きな映画」って何やと思い続けてたら1日飛ばしてた。検討の末、胸糞悪くなると分かっていても好きで観ちゃうという代表作として本作を。

[27日目 好きなクラシック映画]

2001年 宇宙の旅

これも選択肢がほぼほぼ無いのだけど、とんちを利かせて、昔の映画かつクラシック音楽をめちゃくちゃ使っているという部分を採用してコレにした。観てるとポケーっとしてきたんだけど、寝はしなかったので多分楽しめてたと思う。

[28日目 サントラが好きな映画]

夜明け告げるルーのうた

サントラ盤は出てないんだけども、非常に音楽が印象に残る作品だった。主人公がDTM少年だからかこういう世界観のアニメにしては珍しいテイストのBGMで。ラストの「歌うたいのバラッド」の編曲も青々しくてすごく良かった

[29日目 何らかの意見を変えた映画]

リトルミスサンシャイン

ずっとどこかで失敗しちゃいけないとか、軌道に乗り続けないといけないみたいな観念に突き動かされてきたけど、道理を超えた衝動にも正解はあると知れた映画。無茶苦茶やらかしたって大抵は大丈夫だって思いたいな。

[30日目　最も好きじゃない映画]

ホットロード

当時、時代のヒロインになりつつあった能年玲奈が主演ということであったが、めくるめく珍映像の連発に苦笑と呆れを織り交ぜながら観た。蟹食って腹壊すシーンがマジで意味分からん。あと最後の展開もずっと謎。

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