見出し画像

和風パスタに浮かぶ小さなイタリア

イタリア憧れ、今年はイタリア旅行に行くぞ!と計画を立てていた最中、急な体調の悪化で予定を見送ることになりました。
そんな”イタリア行きたい欲”が限界突破している私が見つけた、小さなイタリアです。


冷蔵庫を見るとヨボヨボになり始めたトマト、それからピーマンが余っていた。
あと常備してある豆腐。

今日はパスタの気分だから、パスタをレンジで茹でつつ、余りもの食材でテキトーにおかずを作ろう。

まず、豆腐は水を切っておく。
トマト、ピーマン、水が切れた豆腐を適当な大きさに切って、フライパンに放り込む。
さて、味つけ何にしようか。

夏だし。
最近「和」な味を食べていないな。
けどめんつゆは違うんだよなぁ。
もっとガツンとこない感じの、、
そう!だしの効いたやさしい味わい!
豆腐と出汁と炒め物といえばチャンプルーだな。

ゴールデンウィークに行った沖縄旅行が思い出される。
ピーマンの緑がゴーヤに見えてきた。

…なんて考えているうちに、トマトから水分が出て、ピーマンがいい感じにしっとりと、豆腐は水分が抜けてほんのり焼き目が付いていた。

顆粒だしをサーッと投入。
さらに鰹節をどさっと入れる。
このままでもいい気がしたけど、ちょっと醬油も入れておく。
(流行りの牡蠣だし醬油が美味しくて、何にでも入れたくなるのだ。)

パスタが茹で上がった。
レンジでできるのは本当に便利だ。
特にこの季節は、火をなるべく使いたくない。。

パスタはパスタで、なにかソースを絡めようと思っていたが、めんどくさい…。

よし。
素麺チャンプルーならぬ、パスタチャンプルーにしてしまおう!

湯を切ったパスタをフライパンに投入する。
味をもう少し濃くしよう、ということで牡蠣だし醬油を追加で回しかける。
全体に味が馴染むように炒めて、完成!
と、思わせておいて、最後にブラックペッパーをかける!!
これで味が引き締まるのだ♪(´ε` )

フライパンごと机に持っていく。

体調悪い割に、今日は頑張ったな(^^)

さて実食。

沖縄の⚪︎⚪︎チャンプルーの正確な味つけはわからない。
あるもので作る、概念チャンプルー。
チャンプルーってごちゃ混ぜって意味らしいから間違ってないよね⭐︎

う、うま〜〜
やるじゃん、私。
手料理を食べている時が一番自己肯定感が上がる気がする今日この頃。

味見をすることなく(いや、しろ)、
自分が食べたいと思った味をドンピシャで作り出せる自分、すごすぎ!!
もはや自分と結婚したい!!

と、ここまで高まったところでふと、見たことある色彩に気づく。
こ、これは…
イタリアが、いる!!

トマトの赤、豆腐の白、ピーマンの緑はまさにイタリアの国旗。
そもそもこれは、パスタ。イタリアの代表的な国民食。

だんだん豆腐がモッツァレラチーズに見えてきた。
しかも炒めてるから水分が抜けて、絶妙にもっちりした食感になっている。
最後にかけたブラックペッパーは私の潜在意識がモッツァレラチーズとのコラボを見越していたのか!?

あれ、、?
もともとだしを効いたやさしい味わいの、チャンプルーもどきじゃなかったっけ。
味つけは確実に和風。
鰹節もちゃんと生きてる。

けど、和風の中にイタリアがいる。

いや、そもそもこれはパスタだから、
イタリアの中に和がいるのか!?

でもここは日本で…

考えすぎてなんだかわからなくなってきた(*_*)

食べよ。


イタリアに行きたすぎてイタリアフィルターがかかっていることに気づいた、楽しい食卓でした♪

いいなと思ったら応援しよう!