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『3月のライオン16巻』感想
ひなちゃん、恋する乙女だったわぁ♡
※以下、読んでいないと解らない内容が多くなります。
読んでいて胸がね、ギュッとなるシーンが多い巻です。最高にときめいてしまったのは下記の台詞。
「心が通じた」って思ったら 今度は
「会えないとさみしい」って
思い始めたの
おねいちゃん どうしよう
――すごいっ
これは一大事だよ!!
この前後のあかりさんとの遣り取りを含めて、本当、
ひなちゃんってば、可愛い!
おそらく、あかりさんも思っていたことでしょう。「何て可愛いの、私の妹って!」と。
それまでの大好きとは違う大好き。恋しいという気持ちを初めて感じて意識した場面。
れいちゃんとのキスシーンや、いちゃこらシーンなんかよりも、断然に胸がギュッ、いや、ズギュン! となりました。
青春、眩しいぜ!
でも、話として好きなのは、宗谷家のエピソード。秘密基地に笑いました。その前までは同居人のハードな話だったのに。緩急の付け方がとても良かったな。
シーンとして好きなのは、れいちゃんがひなちゃんにココアを作って差し出す場面。ほわほわと温かくなります。
今回は表紙が夜で何か深刻そうな内容になってるのかなと思っていたのですが、実はこの場面は幸せの1頁だったんですね。――良かった。
今巻は帯の作りも良かったです。(個人の好みですが)
表紙をひっそりと飾る言葉が、二人の今を表しているようでした。
16巻もステキでした。羽海野先生、有り難うございます! 応援してますよ!