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癇癪持ち=負けず嫌い?!物を投げる子どもの心理の読み解き方をお教えします!

子どもの行動って、ちっちゃい子どもほど分かりづらいことってありますよね。

ウチの息子も最近は癇癪を起こすことが多くて、何か気に入らないことがあるとすぐに物を投げたり、手を上げたりすることがあります。

こんなとき、大人はついつい「もぉ~何やってるの?!」「物を投げちゃダメでしょ!!」と怒ってしまうこともあるかもしれません。


ただ子ども目線で考えると、その場で怒る(叱る)だけでは逆効果どころか、むしろ行動をエスカレートさせてしまうことも。


そんな時に大切なのが、子どもの目線に立って『今、何を訴えたいのか?』を読み解くこと。

これは癇癪持ちの子どもの気持ちを落ち着かせるだけでなく、子どもときちんと向き合い成長発達を促す助けにもなります。


今回は私の息子を例に「子どもの本音の読み解き方」についてまとめてみました。

癇癪持ちのお子さんに悩んでいる親御さんは、ぜひ目を通してみてください。

子どもが癇癪を起こした時は・・

子どもが癇癪を起こす理由は何だと思いますか??

・言いたいことが上手く言葉にできないから
・伝えたいことが上手く伝えられないから
・「伝えること」よりも「行動」が先に出てしまうから


ザッと並べるとこのような理由が挙げられますが、実はそれだけが理由ではありません。

詳しくは後半にお伝えしますが、まずは上記の対処法についてお伝えしていきます。


特に小さいお子さんであればあるほど、自分の感情を言葉にしたり、言葉で自分の気持ちを伝えることが上手くできません。

赤ちゃんであれば、それを泣いて訴えるし、未就学児であれば言葉にできない分、「感情を表現すること」で必死に訴えようとします。


それが、ウチの息子もやっていた「物を投げる」とか「手を上げる」といった行為。

大人からすればビックリするし、困った行動なので「こら!!物は投げないの!」「なんでそんなことするのー!」と怒ることもあるかもしれません。


ただ、そんな時ほど一度立ち止まって「子どもの目線」に立ち、「物を投げる」という行為そのものよりも「何が不満だった?」「何をしたかったの?」「どうすれば納得する?」というところに目を向けてみると、解決策が見つかります。


ちなみに私の場合、

「何かが納得いかなかったんだね~」
「どうしたかったの?」「どうしたらいい??」


と声を掛けたり、

「ちゃんと、どうしたかったのか言ってみて?」

と自分の言葉で訴えるように促します。


すると、その時と場合にもよりますが、「ブーブー、みゆ(Youtubeで車の動画を見る)」「○○、こわれちゃった」「ぼっと、ぼっと(ミルク、“もっと”飲む)」といった訴えが出てくることがあります。

ちゃんと親が「言わないと分からないよ」と伝えると、子どもは自分なりに何かを「言葉」にして伝えようとしてくれるのです。

これは感情をコントロールしたり、自制心を鍛えることにも有効で癇癪を落ち着かせることができます。


ただ感情が抑えきれない時もあるので、その時は「次にやったら、こちょこちょするぞー!!」と遊び混じりで叱り「こちょこちょ」をしながら止めさせたり、しっかりハグして相手の気持ちを伺うこともあります。

単純に子どもが甘えたくて、かまって欲しくてイタズラすることもあるので、その時は臨機応変に対応していきます。

癇癪持ちが持つ「隠れた才能」とは??

息子の行動を見ていると、まるで自分の子どもの頃を見ているかのよう。笑


それくらい、実は私も癇癪持ちでした。

ゲームで負けたり、自分の言いたいことが上手く伝えられない度に、怒り出したり、機嫌が悪くなっていたんですよね。


でも、これって裏を返せば「こだわりが強く、負けず嫌い」だということ。

自分の中で何か納得いかないことがあって、機嫌を損ねていたのです。



ちなみに、その頃の心境を振り返ってみると、やはり「自分の思い通りにいかせたい」という思いが強かったし、「寄り添ってもらうこと」や「自分の気持ちを理解してもらうこと」を求めていた自分がいます。

そう考えると「それはやめて!」「いつまで怒ってるんだ!!」と叱るよりも、相手の気持ちに寄り添って「どうすれば良いのか?」を一緒に考えたり、気持ちを言葉にするように伝えていくことが大切だなと、改めて思います。

「○○で伝えてもらうこと」は成長発達の視点で見ても重要?!

「言葉で伝えること」は脳にも良い影響を与えます。


実際に犯罪や非行に走る子どもは「脳の歪み」や「認知の歪み」がある、という話を聞いたことがありますが、これは「自分の言葉にしないこと」や「自分の気持ちを押し殺してしまうこと」「脳を使わないこと」が大きく関係しています。


また感情の処理(感情のコントロール)が利かない人ほど、癇癪を起こしやすく、物や人に当たりやすいのも事実。

大人でさえも、上手くコントロールできない人がいるのだから、これは子どものうちから鍛えておきたいですよね。


そんな時に大切なのが「自分の気持ちを言葉にして伝える」トレーニング。


親の言うことを聞く子どもも、自己主張をする機会がないまま大人になると、溜まったフラストレーションを発散するかのように犯罪に走ったり、社会から離脱して引きこもりになったり、人間関係が上手く築けなくなってしまうことがあります。

そうならないためにも「言葉にして伝える」ということはもの凄く重要です。

意外と「お腹が空いてるだけ」だったり・・。

あと子どもって、自分の主張とは裏腹に別のニーズを抱えていることがよくあります。


例えばウチの息子の場合、

「おもちゃで遊びたい」と訴えながら、遊ぼうとすると「抱っこ!!」と泣き叫んだり、

ミルクを欲しがっているのに、あげようとすると“要らない!!”と訴えたり・・。



こんなことがあったら、普通「(息子も)ちゃんと主張してるし、こっちも言うこと聞いてるのになんで?!」と戸惑いますよね。


・・そう、私もかなり戸惑います。笑



ただ、それが「子ども」というもので「癇癪を起こしているうちに、自分の求めているものがわからなくなってしまう」こともあるの。

なので私は、その辺も想定した上で対処します。


上記を例にするなら

「おもちゃで遊びたい」と訴えながら、遊ぼうとすると「抱っこ!!」と泣き叫ぶ
「今はひたすら甘えたいのかも」

ミルクを欲しがっているのに、あげようとすると“要らない!!”と訴える
「ミルク欲しがってたのに、分からなくなっちゃったかな??」

といった感じ。


その他にも

「しばらく何も食べてないな~(もしかして、お腹空いてる??)」
「ずっとグズグズしてるけど、体調悪いのかな・・?」
「今日お昼寝してないから、疲れてるのかなぁ?」


といったように、色んな状況を想定した上で対処していきます。


すると「数撃てば当たる」ではないですが、複数の状況を想定することで相手の本音に合わせて対処することができます。


もし子どもの癇癪に悩まされることがありましたら、お子さんの考えや心境を照らし合わせながら実践してみてくださいね!



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