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HSPの“話し下手"をなんとかしたいときは・・
感受性が豊かすぎると自分が言いたいことが上手く話せないことがあります。
それはプレゼンの練習をするように、事前に言いたいことをまとめていたとしても⋯。
私も未だに相手の「否定的な感情」や「自分とは違った考え」を汲み取った時に、伝えようと思っていたことが言えなくなることがあります。
それは「今この話をするべきではない」「この話をしても前向きな話にはならない」「今は別の話をしていた方が無難だ」と無意識に感じているからこそなのですが、、
この状況を理解していない場合、多くの人は「なんで上手く伝えられないんだろう」「自分は話すのが下手だなぁ」「また何を考えているのかわからない(変な人)だって思われた・・。」と凹むこともあります。
話し下手な自分を否定的に捉えないためには、「自分が上手く話せない理由」を知った上でそれを上手に活かしていく方法を知る必要があります。
HSPが話し下手になるメカニズム
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HSPが話し下手なのは「言いたいことが見つからないから」でも「上手く言葉を発することができないから」でもありません。
感受性が豊かすぎて“相手の感情や言いたいことを、自分が話すよりも先に汲み取ってしまうから”なの。
じゃんけんで言うと、後出しじゃんけんをするようなもの。
相手がチョキを出すと分かっていて、グーを出すことはできません。
相手と対等になるには、負けると分かっていてもパーを出すことがHSPにとっての正義なので、ついつい相手の様子を伺ってしまうのです。
(本当は和食が食べたいけど)
友達がイタリアンを食べたいと思っている時はそちらを優先したり、
(子どものイヤイヤ期に悩んでいるという話を聞いても、自分は特に悩んでいない時は)
適当に「大変だよね~」と相づちを打ってみたり、、
中には「ちゃんと本音を言ってほしい」と言ったり、そう思っている人もいるんだけど、
“本音を言ったところで意見が衝突したり、相手が不快な思いをすることを分かっているから敢えて言わない”ということがほとんどなんですよね。
HSPは「言いたいことを言うタイミングを事前に決めている」かのように、本音を中々言わない生きものなのです。
話し下手が持っている“強み"
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話し下手なHSPは言いたいことが上手く言えなかったり、自分の思いが上手く伝わらなくてもどかしさを感じることも多いかと思いますが、これは「相手の気持ちを誰よりも察することができる」という強みを発揮しているとも言えます。
「これぐらい、誰でもやってるでしょ??」
と思う人もいるかもしれませんが、実際にできている人はごくわずか。
HSPのように繊細な感受性を持っていなければ、正確に相手の思いを汲み取った上で行動することはできません。
また相手に合わせることが自然とできるため、人間関係の衝突を必要最低限に抑えることもできます。
時に自分の意見を主張することも大切ですが、いつでも誰もが主張してばかりでは、意見が衝突してしまうこともあります。
こういった時、HSPは間を取り持ってお互いの意見を通わせることもできるため、潤滑剤としての役割を果たします。
話し下手でも言いたいことが言えるようになる?!
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それでも“今より上手く話せるようになりたい”と思うHSPもいるかと思うので、今よりも上手く話せる秘訣についてお伝えしようと思います。
人に嫌われることを恐れない
どんなに人に好かれようとしても、一定数は自分を嫌う人がいるもの。
万人に好かれようとして八方美人に人と関わっていても、どうせ誰かには嫌われるのだから、そこに無理をする必要はないと思うのです。
もし人間関係に必要以上にストレスを感じたくないのであれば、人に嫌われることを恐れずに自分のありのままを受け入れてくれる人と関わりを持つこと。
誰かに好かれようと努力するのではなく、嫌われてもいいから自分の言いたいことを日々伝える努力をしましょう。
そうすると「アウトプット(意見を発信すること)」の癖がついて、自分の言いたいことが上手く伝えられるようになってきます。
誰かの意見にばかり頼るのではなく、自分の内に秘めている思いを外に出していくことも、話し下手の解消には役立ちます。
オープンマインドな人と関わりを持つ
HSPは良くも悪くも、周りの影響を大いに受けます。
話し下手がそれを良い方向に活かすのであれば、オープンマインドな人との関わりを持つこともオススメ。
オープンマインドな人は、思ったことを包み隠さず人に伝える癖があります。
それは時に言いたいことを言い過ぎてしまったり、自分の気持ちに正直すぎて柔軟な対応が苦手という部分もありますが、HSPにとってはとても新鮮なので、良い刺激を受けることの方が多いかもしれません。
“言いたいことを素直に伝えても良いんだ”
“自分の言いたいことを伝えるってこんなにも心地良いものなんだ”
ということを体感できるはずです。
語彙力を鍛える
他人の感情に限らず、自分の気持ちや考えていることが上手く伝えられない時は、言いたいことが頭の中で上手く整理できていない可能性があります。
頭の中が言葉のゴミ屋敷になっているため、文章や会話になる言葉として引き出すことができないのです。
そういった場合に重要なのが「語彙力を鍛える」というもの。
言葉や文章の組み立てのバリエーションを増やしていけば、スルスルと驚くほどに言葉が出てくるようになります。
HSPは元々感受性豊かなため、非HSPが得る通常の情報量に加え五感から得る情報量も多く、それを言葉や文章にすることが苦手という特徴があります。
そこを改善する上でオススメなのが「読書」。
できれば、小説を読むことをオススメします。
小説は他の本に比べて語彙が多く表現力も豊かです。
自然な言葉として頭に入ってくるので、日常にも活かしやすいです。
HSPの共感覚を活かせば、文学的スキルも自然と身につきますよ^^
また、文章を書くことでもアウトプット力を鍛えることができますので、是非試してみてください。
HSPの特性と上手に付き合いたいときは・・
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それでも話すことに自信が持てなかったり、上手く話せないことに悩んでいるHSPの方もいるかもしれませんね。
相手の顔色を必要以上に伺ってしまったり、周りの反応が気になって自分らしく話せないという場合は、愛着不安(愛着障害)が根底にある可能性があります。
私のセッションでは根底にある愛着不安(愛着障害)とも向き合いながら、HSPの良さを引き出すトレーニングも行っています。
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