寂寥の雨

四六時中、言葉に触れていたい。 セキリョウと呼んでください。 ※アカウント名コロコロ変…

寂寥の雨

四六時中、言葉に触れていたい。 セキリョウと呼んでください。 ※アカウント名コロコロ変えるので、確実に見たければフォローしてください🤲

最近の記事

大学中退して無職だった私が、カフェ開業を夢見て立案していた話

前回記事の、カフェで仕事をサボってしまった(⚠︎秘密だよ)の記事は見ていただけたでしょうか? ※読みたい方はこちら そのカフェが私の理想の空間すぎて、私がカフェ開業を夢見ていたときのことを思い出したので、このたび文章化します。 約5年前までの私は、学歴もプライベートも充実していました。でもその反面、学校で他の人との自分の違いに気づいたり、学校以外の場所でも他人との違いでぶつかることが多く、挫折も味わいました。 そこから学んだ教訓は「学歴やプライベートを人と比較することはや

    • 頑張りすぎない程度に頑張ってね

      会社を休んで「本が読めるカフェ」に来ている。 ひどい生理痛で動けない身体をなんとか薬で誤魔化し、恋人の運転する車でここまで来た。 とくに、生理痛を和らげるホットハニーオレと、生理中の心を落ち着かせる本のコラボレーションは最高だった。 このカフェをお勧めしてくれた人は会社で師と仰ぐ人で、私に会社外でも役立つ知識を教えてくれる。このカフェの存在もそうで(まさか仕事を休んで行くとは思っていなかっただろうけど)私の生活が豊かになることを望んでくれていると感じている。 そんなその人

      • 短文自由詩集(2)/sekiryou

        蜘蛛の糸を掴んだひと 胸にナイフを刺したら逮捕をされると聞いたはずだ 物的証拠と外傷がなければ告発できないのか 苦の時を暗黒のままにする私 蜘蛛の糸さえ降りてくるなら 今はいくらでも待つ もう何を言っても届かないアイツだから 胸中で悪態をつく 今までは反撃できる距離にいた 原稿用紙の束が縦結び 縦横変えればかんたんに横結び 要らなくなった仕事道具を投げ捨てたあとで 我に返って袋にまとめた 消しゴムはおとなしいけど万年筆が飛び出してくる 辞めた場所の近くを通らず 見

        • 短文自由詩集(1)/sekiryou

          偽りの食卓に真実のスパイスを 愛のキャパシティ 粘着質のもの アナログ志望 ありきたり 流星 勇敢であれ 数学(1→0) 素敵な勘違い 詩集の罠

        大学中退して無職だった私が、カフェ開業を夢見て立案していた話

        マガジン

        • 恋愛
          14本
        • 短文自由詩集/sekiryou
          2本
        • 精神疾患
          5本
        • 大学中退
          3本

        記事

          愛と文章の魔力

          私がいまの恋人と幸せになれば、私のことを嫌いな人に復讐することができる。 でも同じように、私のことを好きでいてくれる人には、多幸感ある言葉は呪詛となる。 それだけ言葉の力は恐ろしい。人を癒すことができたと思えば、人を(意図せず)傷つけることもある。 私にとっては幸せな文章が、見る人によって攻撃されたと感じたり、嫌味に見えたりするなんて恐ろしいですよね。でもそれだけいろんな解釈ができることが、文章の広さだとも思っています。 だから、私の文章をどのように利用されてもかまいません。

          愛と文章の魔力

          背中の守人

          背中を向けると必ず後ろから抱きしめてくれる。何一つ私を包むものがなくても、僕だけはあなたを包むよ、と言ってくれているようなハグだった。私が重荷に思っていることを話したら「いつかそれも一緒に背負っていけたらと思ってるよ」と言われた。なんでこんなに素敵な人が私の背中を守ってくれているのだろうか。恋人は、もしかしたら私の背中を守るよう誰かに命じられたのかもしれない。私に生きるエネルギーをくれた友人たち?私の命を繋げてくれた昔の恋人たち?私をここまで成長させてくれた家族たち?もしかし

          背中の守人

          あなたが生きてくれている世界は美しいよ。苦しんでもがいている本人は辛くても、もがいてでも生きようとするあなたの姿は、外から見ると儚く尊いものだと思います。生きることに向かって進んでいる姿、幸せを希求する姿がとても人間らしくて私は好きです。ただ、これ以上あなたが苦しみませんように。

          あなたが生きてくれている世界は美しいよ。苦しんでもがいている本人は辛くても、もがいてでも生きようとするあなたの姿は、外から見ると儚く尊いものだと思います。生きることに向かって進んでいる姿、幸せを希求する姿がとても人間らしくて私は好きです。ただ、これ以上あなたが苦しみませんように。

          メンソール味のキス

          煙草の煙を浴びせられた時から、きっと私にはあなたの息がかかっていたんだね。煙草が大嫌いなはずなのに、あなたが吸う煙草は少し許せるようになっていたんだ。私が煙草を吸いたいと思うことはないけど、君の吐く息が色づいて見えるのはなんだか美しいと思っていた。メンソール味のキスは、パクチーを食べたような爽快感だった。 私はあなたにとっての煙草になりたかった。好きな時に求められて、好きな時に手放されたかった。そしてまた必要な時に取り出されて、結局は長く離れないでいて欲しかった。けっして依

          メンソール味のキス

          薬で心を鈍くすることは、本当の幸せといえるのか?【双極性障害】

          薬による心の鈍化。あなたはどこまで見過ごせますか? 私はいま、精神科の薬を飲んで、朦朧とする意識の中この文章を書いています。 私の思考は薬のせいで眠さの中に葬られて、せっかく思い浮かんだ気鋭の言葉たちも無に帰す。そのことがとても悲しい。私から生まれた言葉なのに、生まれた端から消えていなくなるなんて。 躁状態でずっと言葉が溢れていればいいのに。その言葉を捨てずに拾っていけたらいいのに。一言たりとも無駄にできないほど脳が覚醒したままいられればいいのに。 私の病気なんて良くならな

          薬で心を鈍くすることは、本当の幸せといえるのか?【双極性障害】

          寂寥の雨で、あなたの苦しみを殴らせて

          私は、あなたの苦しみに心を砕きたい。 そして、あなたの苦しみを無かったことにするくらいなら死んでやろうと思う。 だから私は絶対「苦しまないで」なんて言わない。 あなたの苦しみを知って言えるわけがない。 でも、あなたが苦しまなくて済む世界だったらどんなにか良いと思う。 「あなたは存在する環境を間違ってる」、そう言うこと自体が間違ってると思ってる。 あなたが居場所を間違ってるんじゃなくて、周囲のあなたへの対応が間違ってるの。 あなたは一生懸命生きてきただけ。 何も間違っていない。

          寂寥の雨で、あなたの苦しみを殴らせて

          アカウント名変更しました。 もとakane*(あかねのね)です。 今後ともよろしくお願いします🤲 アカウント名に込めた思いはコチラ↓ https://note.com/akn3/n/nc085e925b129

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          Just believe…

          無償の愛なんてこの世にあるはずがないと思っていた。信じる人が馬鹿をみる世界で、信じない人こそが賢明なのだと。でも恋人は「信じなければ人間は強く居られない」と言った。「君の心がぐらつくのは、愛を信じないからだ」と。 そんなこと言われても困る。愛を信じられなくなったのは、私のせいじゃないからだ。でもこの世でたった1人信じるなら、いまの恋人以外は考えられない。 思い返せば、眠れない夜にそっとホットココアを差し出してくれるような愛だった。声を押し殺して泣くことを、やんわり否定してく

          Just believe…

          彼の故郷でみた群青色の夜景が忘れられなくて、髪まで群青色にしてしまった。

          彼の故郷でみた群青色の夜景が忘れられなくて、髪まで群青色にしてしまった。

          夏が終わりましたね。また来年まで生きたくなるような夏でした。心が延命された夏でした。

          夏が終わりましたね。また来年まで生きたくなるような夏でした。心が延命された夏でした。

          深淵の旅人

          一人きりのとき、悪夢で夜中に目が覚めることや、朝起きて絶望することが、以前より怖くなくなっていた。〝人はだれもが悩んでいて、何かしらの罪を犯していて、大なり小なり病んでいる。人はみんな、孤独だ〟そのことに気づけば人生はずっと楽になるのだと、恋人に教えられた。私は宗教に入る気はないが、私のなかで彼が教祖にならないか怪しい。何かを信じ縋ることは、弱さが根源であり、強さの根源だ。私は、恋人には尊敬できる要素が絶対に必要だし、ずっとそういう要素を恋人のなかに探していきたいと思う人間だ

          深淵の旅人

          どんな絶望の中でも、はっきりと気づく光がある。どれだけ不幸だと思い込んでいても、差し出される優しさにはいつも敏感でいたい。

          どんな絶望の中でも、はっきりと気づく光がある。どれだけ不幸だと思い込んでいても、差し出される優しさにはいつも敏感でいたい。