寂寥の雨で、あなたの苦しみを殴らせて
私は、あなたの苦しみに心を砕きたい。
そして、あなたの苦しみを無かったことにするくらいなら死んでやろうと思う。
だから私は絶対「苦しまないで」なんて言わない。
あなたの苦しみを知って言えるわけがない。
でも、あなたが苦しまなくて済む世界だったらどんなにか良いと思う。
「あなたは存在する環境を間違ってる」、そう言うこと自体が間違ってると思ってる。
あなたが居場所を間違ってるんじゃなくて、周囲のあなたへの対応が間違ってるの。
あなたは一生懸命生きてきただけ。
何も間違っていない。
それだけはどんな時でも覚えていてよ。
それでも、あなたが間違っていると思うなら...
あなたが「自分は間違っている」と思わなくなるまで、遠くへ逃げて。
お願いだから、逃げて生き延びて。
私はあなたが輝いて生きている姿を見たい。
いつまでも見たい。
かならずしも私の目の前で幸せにならなくてもかまわない。
私には、あなたの輝く姿がありありと想像できる。
その未来を想像できていないのはあなただけ。
あなたの明るい未来を信じている人がいること、忘れないでよ。
心さえ渇かなければ、目の前のどんな景色も光り輝いて見えるから。
寂寥の雨でそっと、あなたの心を潤わせてあげる。
それでもたちうちできない夜は、殴るような雨で、あなたの苦しみを砕かせてください。
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