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綿帽子 第三十八話
「うう」
前日に入院して準備を整えてから翌日の午前中に手術をすることになっていたが、前回の入院中とは全く別次元の神対応とでも言いましょうか。
入院している病棟が別なおかげか、はたまた1日しか入院しないせいなのか、先手を打ってチョコの差し入れを看護師さん達のいるナースステーションに届けた効果なのかは定かではないが、別次元のような神対応に動揺を隠せない。
しかもあっという間に時間は過ぎ、手術室にいる俺。
既に腕には点滴の針が刺さっている。
「それでは点滴を始めますので楽にしてくださいね」
「はい」
点滴が流し込まれ、段々とぼんやりとしてきた。
まだ先生たちの声は聞こえている。
あれ、これやっぱり意識が完全になくなるわけではないな。
「〇〇さん、それでは始めますね」
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