脳の渇きに染み渡らせる 【実践記憶術】
「空腹は最高のソースだ」とは古代ギリシアの哲学者ソクラテスの言葉と伝えられていますが、飢えが満たされる瞬間は幸福感を覚えます。
喉の渇きに好きな飲み物が邂逅すると、素敵な演奏の始まりです。
一方で満腹のときに食べることを強制されたり、喉が渇いていないときに水分をたくさん摂取することは強い苦痛を伴い、身体がそれを拒絶します。
脳と記憶の関係も、よく似ています。
一度に記憶できる量(胃の容量)には個人差があって、それを超えて詰め込んでいくと消化不良を起こします。満腹な状態で食べようとすると気持ち悪くなるようなものです。
脳の空腹とはどういう状況でしょうか。
それは「気になる」という瞬間です。
何故か、どういうことか、そういう興味の湧いた瞬間こそ、脳が情報を吸収しやすい状態です。
興味のないことを覚えなければならない場合にはどうするか。好きになれれば最善ですが、難しければ擬似的に「気になる」状況を作ればいい。
「もう少しで思い出せない」という感覚は、脳にとって「渇き」です。思い出せない情報を渇望している状態です。そこにピッタリの情報を与えると、記憶の回路が心地良く完成し保存されていくという寸法です。
あれなんだっけ?というタイミングで数分以内に調べると記憶が定着しやすくなります。
調べるタイミングにコツがあって、私の場合は30秒考えて思い出せなかったら調べ始めるのが最適です。早過ぎると「調べれば分かる情報」に分類されて記憶する必要性が薄れ、遅過ぎると脳が興味を失います。
おそらく個人差のある部分ですから、自分にとって丁度いいタイミングを探ってみるのも一興です。
振り返ります。
ところで、
『ワーキングメモリ』って何でしたっけ?
気になる方は、文末のリンク先へどうぞ。
拙文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。願わくは、貴方が脳の渇きに気付き、豊かな知識を吸収していきますように。
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