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プレッシャーとの付き合い方 【実践心理学】

 生きていると様々なプレッシャーに遭遇します。
 適度なプレッシャーは高いパフォーマンスを発揮するためのスパイスになり得るものですが、少な過ぎても多過ぎても有害なものです。
 先日の記事に「プレッシャーとの戦い方」についてのコメントをいただきましたので、考えていきたいと思います。

 そもそもプレッシャーという言葉が心理学用語として使われ始めたのは1980年代のことです。Pressureそれ自体は圧力という意味で、社会心理学者Baumeisterがこれを「心理的重圧」の表現として用いたのが始まりとされます。
 彼はプレッシャーを、優れたパフォーマンスを発揮しなければならないという心理を刺激する外的要因と定義しました。

 プレッシャーによる心理的ストレスを考えたとき、適度なストレスが優れたパフォーマンスを発揮しうることは、例えばヤーキーズ・ドットソンの法則(1908)で知られるマウス実験等でも示唆されています。

 プレッシャーを増やすのは簡単です。誰かに宣言したり、高い目標を掲げたり、色々な方法があるでしょう。足りないと感じたらプレッシャーを増やすように働きかけて自分を奮い立たせればよいのです。

 厄介なのはプレッシャーが過剰な場合です。プレッシャーは強さの軸と時間軸を見極めて、積分した面積を考える必要があります。取るべき対策も「瞬間的に強過ぎる場合」「長時間続くため過剰な場合」に分けて考えるのがよいでしょう。
 語り始めると長くなりますから、心理学的根拠を背景に私の実体験から浮かび上がった要点のみ端的に記載したいと思います。理由や詳細が気になる方はコメント欄でご質問下さいませ。
 
 心理的、身体的、社会的観点から考えます。
 大前提は「プレッシャーを感じている自分」を自覚することです。

1. 瞬間的に強過ぎる場合
心理面)失敗してもいいさって開き直る。
身体面)呼吸の意識。力を入れて抜く。
社会面)周りに頼らない。瞬間的なプレッシャーは自分でどうにかするしかない。周囲に頼るのは事前か事後の方が良い。

2. 長時間続くため過剰な場合
心理面)プレッシャーの原因を分解して理解する。無視できるものは消していく。小さな成功を繰り返すことで上手くいくイメージを固めていく。
身体面)呼吸を整える。安定した呼吸は常に頼りになる。睡眠、食事、筋トレを心がけてプレッシャーに強い身体を作る。筋肉は全てを解決する
社会面)体感で三割程の余裕ができるように環境を変える。どうしても自分がやらねばならないことを明確にして、それ以外は周囲にぶん投げる。支援を求める。


 これらはあくまでも自己流です。プレッシャーとの付き合い方や戦い方、共有することで新しい視点に出会えるかもしれません。

 貴方はプレッシャーにどのように対峙していますか。


 拙文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。願わくは、貴方がプレッシャーを味方につけて最高のパフォーマンスを発揮できますように。



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