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古くなったスマホのバッテリーのように充電してもパワーが出ない頃の私がしていたこと
もともと体調不良で仕事を辞めて、専業主婦になった私。引っ越しして慣れない環境で子育て。
その上に大黒柱であるパパまでうつ病に。
1番辛かった時期は、私自身、不眠症になり夕飯のメニューも考えられなくなり、息を吸うのもしゃべるのもつらくて、悲しみと不安が押し寄せてきて、生きるのがやっとでした。
どんなに横になっても疲れはとれず、
少し動くとすぐ疲れて横になり、
出かけるだけでも、めまいと不調が押し寄せて
友人達との楽しい約束でさえ、帰ってくるとぐったり。
‥今思うとよく乗り越えたなぁと思います。
乗り越えたというより、ただひたすらその日のことだけ考えて生きていたという感じですが。
そんな時期にやっていたことで
今思うと、元気になるための種を植えていたのかなぁと思うことをピックアップしてみました。
•非公開のTwitterで気持ちを吐き出す
心が弱ってるときって、なんであんなに次から次へと不安や悩みを増殖させてしまうんでしょう。
とにかく外部から攻撃されない非公開で、私は気持ちを吐き出してました。
すでにフォロワーさんがいるほぼ育児アカウントの非公開の場ですが、とにかく荒れないしみなさん黙認してくださるのでありがたかったです。
他の人もつぶやくので、タイムラインが流れて、自分が書いたものが排泄物のように流れていって目に入らなくなるのもよかったのかもしれません。トイレのような表現ですが、文字に吐き出すことで、客観的に眺められるのと、スッキリ感を少しでも感じられたのだと思います。
ただ、私のような人の目を気にしすぎる人は、フォロワー0で自分だけ見えるようにするのも手だったなと思いました。
•「自分の好きなもの、興味のあるもの」をネットで検索する
これは私の場合の好きなものが「便利グッズ」
や「雑貨」だったのですが、その頃専業主婦だったのもあり、とにかく「無印良品」や「ニトリ」や、
ダイソーセリアキャンドゥなどの100均グッズの整理収納や便利グッズが好きでみていました。
自分が自由に使えるお金がゼロだったので、
100均の手軽さや、家で必要なものという名目だと買いやすかったのもあります。
何かをやる気は起きないけど「買う気」は、
あったんですね笑
‥これが、今思うと私がパート先に雑貨屋さんを選んでよかったなと思う理由になりました。
弱っていたときに無意識に情報収集していたくらい好きなものを仕事に選んだので、あの頃の自分の情報が今に役立ってるなと思います。
•好きなcafeをネットで探す
これも私の「好きなもの」検索の一部になるんですが、私の住んでいる地域は、車でしか行けないですが個性的な喫茶店が点在しているんですね。そしてそこまで混んでいない。
お店全体こだわっていて、しかもゆったりとくつろげるくらいのスペースでテーブルとテーブルの間隔が開いてる。
東京に住んでいた私からすると、お宝のような喫茶店がいくつもあるんです。
それをネットで検索したり、ママ友の情報を聴いたり。
動けないときは、いつか行けたらいいなくらいの気持ちで調べたりしていました。
‥そのうちの1つが今働いている喫茶店です。憧れのcafeでまさか私が働けるとは思っていませんでした。
•1対1で肯定しあえる友達と深く語る
弱りすぎていた頃の私は、そのままの自分で人に会うのがとても怖かったし、恐れていました。なぜって会うときは、極力明るく元気に振る舞おうとしていたから。
元気がでないときに人に会うのは、スッピンを見られるより不安なことで無理だと思っていました。
ですが、この人には見せても大丈夫かもと思った人、この人ともっと深く話したいと思った人に勇気を出して「2人でお茶しない?」とLINEしたりしました。
1回目は、ものすごく緊張しましたが、しゃべったあとの心の落ちつきが心地よくて。また、相手もそう思ってくれてることがわかって。勇気を出してよかったなぁと思いました。
3人以上集まると疲れます。
ワイワイ楽しむにはいいですが、
ノリに近いテンションは弱ってるときには
きついです。
あくまでも2人きりがいいです。
誰にでも‥は、むずかしいです。
弱ってるときに「正論」や「理論」をアドバイスで言ってくる人は辛いです。
多分弱ってしまう人は、「正論」や「理論」を誰よりも自分がよくわかってるから。
わかってるけどどうにもならない程、心がくたびれていて、そんな自分がとてもイヤだから。とにかく自分をそのまま受けとめてくれる人、肯定してくれる人。そして、自分もその人を受けとめたい、肯定したいと思える人を見つけることが大事だと思います。
•月1回の身体のメンテナンス教室に行く
子供が小さかったときにママさんサークルのようなものではじまった教室です。
どんなに子供が泣いてもいい環境で、子供の悩みではなく「自分の身体の痛いところ、不調なところ」をそれぞれ報告して、それに合わせた運動やストレッチを、先生がその日のメニューとして考えて実践するという教室です。
ここに行けてよかったと思ったことは、
「月に1回でも効果がある」と知れたことと、
傍目ではわからない不調をそれぞれみんな抱えている。という共有感です。
みんな腰が痛いとか眠れないとか、肩が痛いとか腱鞘炎とかその日の不調を言って、みんなそれをふんふんと聴いたり「私も〜」と言ったりする。
ただ話して、ただ聴く。
このサークルも、はじめは行こうとすると目眩や吐き気に襲われたりしたのですが、少しずつ慣れてきて隠のままの自分でも行けるようになりました。元気じゃなくていいと思えて行けるのは、ありがたいです。
はじめてもう5年目になります。
なかなかこういった教室は、稀な気がしますが
月に1.2くらいの自分が興味のあるものに参加してみる。というのもアリかなと思い、
今は月1.2の夜のヨガと水彩画教室にも行っています。
•とにかく1分だけ歩いてみる
弱りすぎていた頃、とにかく玄関を出ることがつらかったのです。足腰も相当弱りました。
がんばり主義者の私はすぐ「歩くなら30分は歩かないと」とか思いがちなのですが、それだとどうしても身体が動かなかったので「せめて1分歩けたら今日は◎」としてました。
外に出てしまえば「もう少し歩こう」と思えたり、外の空気を吸うだけでも気持ちが少しだけ整いました。
•30分だけ好きなことしていいと自分に許可をする。自分だけを優先する。
特に育児中で他人軸になってしまう私のような人は、他人(特に家族)のためには動けるのですが、自分のために時間を使うのがとても下手に感じます。気がつくと1日が終わってしまう。
部屋が散らかってようと子供が呼ぼうととにかく30分自分時間を作る。
私は、漫画やLINEは没頭してまわりの声が入らないタイプなので、とにかく30分はOKとするようにしてから、家族へのイライラが減りました。
朝や夜が得意な人は家族が寝ている時間にそれをすればいいのかもしれません。
家族が寝ている時は自分も寝ないと難しいくらい体力も心力も落ちていたときに実践したのがこれでした。
•何をしてもいい日をつくる
専業主婦の方だと特にあるあるだと思うのですが、家にいると色んなことを「やらなきゃ」と思うんですね。
部屋を片づけなきゃ、掃除しなきゃ、気になるぐちゃぐちゃになっている収納をなんとかしたい、夕飯の献立考えなきゃ、洗濯物片づけなきゃなどなど。
また、買い物や友人との約束などつい出かける予定を入れがちです。
だけども、何もしなくていい日、何をしてもいい日のために予定をいれない日を月に1日だけつくっておく。それだけで心の安心感が違うなって思います。
何かやらなくてもマイナスではなくてゼロ。
何かやれたらプラス。
今日は私にとってその「何をしてもいい日」
※子供が帰ってくる3時までの制限つきですが。
こたつで、のんびりとこのnoteを書いています。
‥体調不良からパートに行けるようになるまでに、
私がやってきたことをよく考えてみると、自分が長年の生活で縛ってしまった
「〜べき」の心の縄を1つ1つ、緩めていくことだったのかもなと今は思います。
また自分の「大切な友人」や「好きなもの」は何かが少しだけわかった時期でもありました。
あんなに辛い気持ちには、もう戻りたくないと思うのが本音ですが、今の自分は、体調不良前のころの自分より、生きやすいです。
少しでも皆さんの心の縄をゆるめるきっかけになったら、嬉しいです。