マガジンのカバー画像

シナリオの技術がいつでも使えるはなし

20
映画やテレビドラマなど創作のためのシナリオの技術は「日常でも使えるよ」という事例をnoteをまとめました。
運営しているクリエイター

#シナリオ

『才能がある人』は、才能を発揮する技術のある人、の説

シナリオ・センターのあらいです。 2023年もよろしくお願いします。 さっそく本題。いま『忘れられない物語のつくり方』(仮)という書籍の原稿を書いています。 ですが、自分の書いた原稿が、わかりやすいのか、また皆さんが読みたいと思う内容になっているのか、自分では判断ができません。 書き上げた1稿目の原稿をぽちぽちアップするので、「この部分よくわからない」とか、「もっとここ知りたい」とか、好きマーク(これ、安心する)とか、リアクションしてもらえたら、ありがたいのです。 本書の

基礎がとても大切だよね、という話を、大学の映画研究会にて。

シナリオ・センターでは、『一億総シナリオライター化』という創設者新井一の理念を形にすべく、2010年から『一億人のシナリオ。』プロジェクトを実施。 早稲田大学の映画研究会にて実施した『シナリオの基礎講座』全2回編の模様を、今回はご紹介します。映画を撮りたい学生に、シナリオの基礎技術がどう響いたか、ご覧頂ければと思います。 ■学生映画……あの感じね 学生が作る映画についての、個人的なイメージは、「何がしたいのか、わからない作品ばかり」といった感じです。 と、いうのも、私

想像するスイッチとしてのシナリオ

「シナリオなんて書いたことないけど、趣味としてシナリオを書いてみたいのですが……わたしなんかが受講していいのでしょうか?」 たまに、シナリオ講座のお問い合わせで、そんな質問をされます。 もちろん、答えはYESです。 受講料がもらえるから? 違います!あ、それもあるけど……何よりも、 シナリオは、書き手の想像力のスイッチになるからです。 一般的には、シナリオは、映画やテレビドラマなどのドラマを映像にするための設計図、と呼ばれます。 なので、シナリオを書く、シナリオの書き

伝わる自己PRは、共通性からはじめる

10月に実施した『事業計画前夜』に続き、2020年11月27日、東陽図書館にて、 ビジネス支援講座 『シナリオの技術で磨く自己PR術』 を実施。今日はその内容を紹介します。 自己PRというと、「自分のことをわかってもらいたいよ~」と気合がはいってしまうものです。当然、いいことを言いたくなります。 でも、自己PR=『自己満足なPR』になっちゃって、全然アピールできてないこと、あると思うんです。 そこで今回は『シナリオの技術で磨く自己PR術』と題して、シナリオのちからを

事業計画は、イメージの描写から始まる

2020年10月23日、東陽図書館にて、 ビジネス支援講座 『事業計画前夜~シナリオの技術でビジネスプランを磨き上げよう~』 を実施。今日はその内容を紹介します。 事業計画っていうと、なんだかむずかしいことを考えなきゃいけない気がします。特に、おカネまわり。 でも、今回は『事業計画前夜』という題です。事業計画をする前の晩のイメージです。 士業の方が活躍しそうな話はありません。そもそも、ぼくにそんな話はできません。なぜなら、シナリオ・センターという脚本家の養成学校から

改訂版が発売した『PR動画の作り方』の序章と1章を載せてみました

2016年7月31日に発売して、4年間まった~く売れなかった本が、2020年7月31日に『改訂版 いきなり効果があがるPR動画の作り方』(言視舎)という形で、発売になりました。 改訂版ということで、「なぜ、この時代に『動画』なのか!?」にも触れている序章と第1章をnote上で読めるようにしてみました。 興味が湧いたら、ご購入くださいませ。 改訂版を作るきっかけになったコロナ自粛公開前に、改訂版のきっかけを少々。 4年間、全然売れなかった『いきなり効果があがるPR動画の作

「商品紹介」から「未来紹介」へ。企業のPRは変わりそうですね。

動画をつくりたい!企業の方、 まず意識を作り替えないとダメかもよという話です。 なんか偉そうですみません。でも、たとえば「これからの時代は動画だぁ~」とかいって、単に商品の紹介を動画にすればいいって話ではないと思うんです。 なぜかって、全然売れてなかった『いきなり効果があがるPR動画の作り方』が、4月、5月に売れはじめた背景に不安を感じるんです。 その売れ行きをみて、ちょうど4年後の8月、改訂版が出版されます。『【改訂版】いきなり効果があがるPR動画の作り方』という本で

作者目線で読みとく読書感想文講座をしてみた2019。しごとってにがてとむき合うことかも?

2019年は、どんな年だったか。なんとな〜くこのタイミングで、みんな考えると思います。 で、年末に思うのが、仕事をきっかけにして、ちゃっかり苦手なことにむきあっているのではないか、という感じ。 あえて「苦手を克服」と言わないのは、克服できてるかはなぞだから。でも、むきあってはいると思う。 たとえば2019年の夏、フィットネスクラブ・スポーツジムのヴィムスポーツアベニュウさんで、「学校では教えてくれない!読書感想文が書けるようになる講座」というものを、やってみました。

TSUTAYA CREATORS' PROGRAM最終審査会、プロデューサーの視点。作品への『想い』と『観客』をつなぐ大切さ

TSUTAYA CREATORS' PROGRAM 2019の最終審査会にお邪魔してきました。 来年のTCPに挑戦しようと思っているという方や、最終審査ってどんなこと突っ込まれたの?と気になる方、プロデューサーって、どんなところを観ているのか知りたい方、企画のキモってなに?という方まで、気軽にご覧ください。ちょっと長めです。 TSUTAYA CREATORS' PROGRAMとは…… 『TSUTAYA発の映像クリエイターと作品企画の発掘プログラム。「本当に観たい映画作品企

書くと変わる『見ているようで見てない』ぼくたちの見る力

みんな大好きTHE YELLOW MONKEYの曲に『見てないようで見てる』という名曲があります。ライブで吉井さんが、めっちゃ踊るナンバー。 んで、ぼくたちの日々はその逆。『見ているようで見てない』のです。 なんのこと?と思うかもしれないけど、ぼくたちの見る力のことです。 スマホのうらっかわって、パッと思い浮かびますか?いま、スマホでこの記事を読んで頂いているとしたら、スマホのうらっかわってどんな風か、わかります? あ、ひっくり返しちゃダメです! カメラのレンズって、ど

シナリオを学ぶと広がる可能性を日本中に『おすそわけ』!

シナリオ・センターは、『日本中の人にシナリオを書いてもらいたい』と思って、なけなしの頭をフル回転させている会社です。 2020年には、50周年を迎えるし、出身の脚本家(シナリオライター)の方も600名以上活躍されているし、小説家の方も何気に増えてきているし……ということで、日本のエンタテインメント業界にそれなりに貢献しているではないか!という、自負もちょっぴりあったりしております。 とはいえ、表参道のはし~っこで、およそ表参道的なおしゃれ感もなく、細々やっております。