女という被害を乗り越えるカウンセリング−2
第二話
カウンセリングはあまり間を空けるのは良くないそうで、私は二週間後の今日もマンションの一室で、カウンセラーと向き合っていた。
「緑茶と麦茶と烏龍茶、どれにしますか?」
精神科の診察室では飲み物が出てくることはないが、ここではサービスなのかお茶を出してくれる。
「麦茶で」
カフェインを体に入れてしまうと、感情が高ぶってしまうかもしれないので、麦茶を選んだ。しかし、薬の副作用で常に喉の渇きに悩まされている私はいつもバッグにペットボトルを忍ばせている。
ソファに腰掛けると、