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下を向き続けていたら、上を向きたくもなる

今日は落ち込んだ状態で書くので、暗い内容になることが予想される。そういった内容が苦手な人は遠慮なくスルーしてほしい。


なぜ落ち込んでいるかというと、自分の駄目なところがいくつか意識されたためである。急に駄目になるわけではないので、ずっと駄目な状態ではあったのだろうが、調子がいい時は良い面しか見ていないし、忙しい時は反省する暇もない。よって、気持ちが下向き気味、かつ、時間に余裕がある場合に、私は自分の駄目さに気付いて落ち込みがちである。

がちである、ということは同じ事を繰り返しているわけだ。何度も似たように落ち込んでしまうのは、学習能力が低いと言わざるを得ない。気分が下向きになっている時などは危ないので、急な落ち込みが発生しないように、何かが起きてもまあそういうものと前もって思っておくなり、すればいいのである。

ところが、喉元過ぎれば熱さを忘れるのであった。毎度毎度、変わり映えのしない落ち込みように、もうちょっとバリエーションがあってもいいのではと思ってみたが、落ち込みのバリエーションって何だろう。明るく落ち込めるか? 賑やかに落ち込めるか? 雄弁に落ち込めるか? そういうポジティブな要素を含む行為のできなくなるのが落ち込みであろう。何を言っているのだ、この人は(私だ)。

そういうわけで、また、数え切れないくらい度目の落ち込み期間に突入してしまった。抗おうと楽しげなことを考えようとしてみてもむなしさが感じられるばかりで、笑っても苦い。雨が止むのを待つように、落ち込みが落ち着くのを待つのが一番、楽である。ある程度の時間が経てば、落ち込みにも慣れてくるし、落ち込みにも飽きてくるのだ。底まで行って下を見続けていれば、首が疲れて上を向いてみたくもなる。

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