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食べても太らない人、食べなくても太る人

こんにちは!

食べているのに太らない人、逆にそんなに食べていないのに太る人、
周りにそんな方いらっしゃいませんか?
中には「私は水飲んでも太る!」なんて嘆く人がいるくらいです。

太っている人は「努力していない」などと言われなき誹謗中傷を受けてきた!
なんて方々のためにも少し解説していきたいとおもいます。

太る・太らないに関係する「人の筋肉」について

人の筋肉は大きく分けて2種類に大別されます。

①遅筋(ちきん)またの名を赤筋

詳しく言うと「I型筋」
筋繊維を使っても太くなりません。
色の赤みから赤筋と呼ばれています。
魚でいうマグロやカツオに多いですよね?
素早く動くと言うよりはずっと泳ぎ続けているマラソンランナー的な感じです。
持久力に優れた筋肉です。

②速筋(そっきん)またの名を白筋

詳しく言うと「Ⅱ型筋(ⅡaとⅡbに分かれる)」
筋繊維を使うと太くなります。
色の赤みから白筋と呼ばれています。
魚でいう鯛やひらめに多いですね!
瞬発的な動きに優れたパワーのある短距離ランナー的な感じです。
速筋と呼ばれる所以、素早く動く際に使う筋肉です。

2つの筋肉が人間の身体の占める割合は、個人差があります。
筋肉の中にも赤筋・白筋それぞれ優位に含む筋肉に分けられます。

ここからが大事なポイントです!

・赤筋の多くある人→瞬発力は少ないが持久力に優れ、脂肪を消費しやすいです。

・白筋の多くある人→瞬発力に優れ、糖の代謝に関与します。

じゃあ赤筋を増やして脂肪を燃焼させれば痩せるんじゃない?
そう思われた方も多いでしょう。

しかし、赤筋の比率は筋肉によりおおよそ決まっており個人差も大きいです。
さらに遺伝による要素が大きいと言われており、赤筋を増やすと言うことは現実的ではありません。

こういったことから人は生まれながらにして
「脂肪が蓄積しづらい筋肉を有する人」と「瞬発力に優位な筋肉を有する人」が存在するのです。

遺伝のせいなら痩せるのって無理じゃん!と思われた方
諦めてはいけません。

白筋のⅡa繊維を増やすことで、脂肪燃焼の効果が高まるとされています。
このⅡa繊維は白筋と赤筋の中間に位置する筋肉で、血管密度が高く、より多くの酸素を取り込むことができるので代謝に優れています。

ではこの白筋Ⅱa繊維を増やすためにはどうしたら良いか?

答えは簡単!「運動する」です
特に有効とされているのがレジスタンストレーニング(筋肉に繰り返し負荷をかける)です。

大切なのはその運動を続けることです。
ダイエットが成功しない方の多くはこの「続けられない」が実は大きな課題だったりします。


思い返してみてください…
テレビでこの運動をしたら痩せる!と言われてやってみて続きますか?
youtubeで流行りの運動をやってみて続きますか?

ほとんどの方が続かないでしょう。
1ヶ月続けば良い方だと思います。

トレーニングの効果が表れ出すのは最低でも3ヶ月と言われています。
細胞が新しく生まれ変わる「新陳代謝」と呼ばれるものですね!

そこからやっと体が変わり始める時期なので、本当に痩せやすい身体を作ろうと思ったら半年〜1年くらいはみておかないといけません。

一般的なジムに行くと2〜3ヶ月で痩せる人もいると思いますが、あれは極端な食事制限をしているからです。

食事を制限すれば痩せるのは当たり前ですが、ジムに行かなくなっても続けられるかと言ったらそれは難しいでしょう。

だからみなさん「リバウンド」をしてしまうのです。

健康的に痩せる、そして太らない身体作りができてこそ本物のダイエットと言えると思います。

もちろんその他にも内臓の影響(呼吸や便通など)や自律神経系の影響なども考慮しなければいけないので、一概に運動を続ければOKというわけでもありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回のお話を一言で言うと赤筋・白筋の比率で代謝の優越があるので食べても太る人・太らない人に分かれるということですね!

食べても太らない人というのは筋肉もそうですが、内臓や自律神経系の状態も良いのかなと個人的に多くの人を見てそう思います。

無理な食事制限やハードな運動をするよりは、まずは生活習慣を見直してできる運動をコツコツ始めることをおすすめします!

最後までお読みいただきありがとうございました!(^ ^)


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