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ゆとりですがなにか
ドラマも映画もとっくに終わっていたのだけれど、今更見た。
ゆとりですがなにか
(ドラマも映画も、Amazon Primeで見られます)
私自身、ゆとり世代である。
学生時代はまぁ良い。
社会に出てから、突然言われたのだ。
「ゆとりだね」
「ゆとり世代でしょ」
「ゆとりだもんね」
知るかよ!
いきなり学習指導要領変えられたんだよ!
好きでゆとり教育を選んだんじゃない!!
そもそも私立は土曜日学校でゆとり関係ないし!!
円周率はちゃんと3.14だったよご安心ください!!
でもみんな、どの時代に生まれた人だって、上の世代からは「これだから若いのは」「これだからその世代は」って言われたのだろう。
「その世代は」の「その」にちゃんと名前がつけられただけなんだと思う。
ゆとり、という名前。
だって紀元前から言われているんでしょ、
最近の若者は…って。
いやそれゆとりカンケーねーから!by坂間くん
私たちがゆとりだから、怒られてないから、と言われるのは、別に私たちがそれを望んだわけでもないし、そもそも怒られいてないわけではない。
ぶっちゃけ全部その人の環境次第なところもある。
それなのによく一回り上の先輩に
「ゆとりだもんね、仕方ないよね」
と何かにつけて言われるのが本当に嫌だった。
「なぜ同期には男もいるのに、している仕事は全く同じなのに、お茶出しするのは女だけなんですか?」
と私が疑問を抱いたこと、これはゆとりだからなのだろうか?
それを口にして言ってしまったのも、ゆとりだからなのだろうか?
いやそれ、ゆとりとか関係ないから!
前の世代の人たちは思っただけで言わなかっただけですから!
と、あの時思ったことをいま言わせてください。
あのね、ただおかしいと思っただけ。
新卒の男女が同じ部署にいるのに、来客があるごとにお茶出しするのが私だけって、なんか変じゃない?
それでいてなぜか電話も「女だから」って私ばかり取らされたこと。
それなのに業務内容は全く同じだったこと。
だから来客や電話の度に手が止まるのは私だけだったこと!!
まぁでも、それを「おかしいと思います」って口に出して言っちゃったのは、ゆとりだからなのかもしれないね。先輩に言わせると。
性格のせいかもしれないけれどさ。
ドラマも映画も、面白かったけれど
ドラマも映画も一気見するくらい面白かった。
ゆとり第一世代、異なる境遇の男3人、それぞれ笑いあり涙ありの順風万歩とは言えない生き様。
そして、上にもあげたような「ゆとりあるある」に対する怒りをぶちまけつつ、それは誰のせいでもない、という現実。
坂間(岡田将生)、山路(松坂桃李)、道上(柳楽優弥)の3人のやり取りは声を出して笑い、友情にぽろっと涙してしまうようなシーンもあった。
けれど、ちょっと気になる・引っ掛かる部分があったのも事実。
そして同意見の人がいないかネットで探してしまう、それもゆとりだからでしょうか?
団塊の世代と言われる人々は、70代になっても団塊の世代と呼ばれている。
ということは70代になっても、私たちはゆとり世代と言われ続けているのだろう。
70代、高齢ゆとりですがなにか、是非見たい。
ゆとりおじいちゃんに、ゆとりおばあちゃんかぁ。
なんか、可愛いんじゃない?
ってこんな発想が、ゆとりなのかな?
(妹のゆとりちゃんは、本当にゆとりおばあちゃんになるけれども)
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