小さな大掃除をする/忙しい人のための大掃除術・前編
大掃除をしたくない。本当にしたくない。
大掃除と聞くだけでうんざりしてしまうのは私だけではないと思う。
去年の今頃にも、大掃除をしたくないという気持ちをnoteに書いていた。
こちらの記事でも書いているが、私は自分を騙しながら「決して大掃除はしない」というスタンスを貫いている。
去年はお金で解決した箇所もあるが、今年はそこまで大きな汚れはない。
&Premiumで本田さおりさんが紹介していた換気扇の洗い方を日々の掃除の中に組み込んでいるため、換気扇掃除に追われるということも無くなった。
ただ、それでもやはり「ちょっと汚れが溜まってしまったな」と感じる箇所がいくつかある。
寒い時期に掃除はしたくない!と暖かい時期に掃除をしたサッシや窓、お風呂のドアなども半年経つとどうしても汚れが溜まってしまう。
繰り返すが、私は大掃除をしたくない。大掃除という単語を見かけるだけでうんざりする。面倒くさがり屋なのである。
なので本当は「毎日の掃除」をするだけで、大掃除をしない生活というのが理想である。
そのために色々な掃除術の本を読んだりブログを参考にしたり色々試したのだが、ちょっと上手くいかなかった(やらなかった、やるのを忘れていた)場所があり、「大掃除しなければならない場所」がいくつか残ってしまった。
そこで12月に入ってからは「大掃除」を細分化し、日々の掃除に組み込めるくらいのサイズ感にした「小さな大掃除」をいくつかこなすようにしている。
この方法は忙しくてなかなか掃除に時間が割けない人の予防(大)掃除にもなると思う。
掃除のハードルは、自己肯定感爆上げのために捨てろ
「小さな大掃除」をするときは、完璧を求めない。
完璧を求めると、綺麗にならないこと自体に苛ついてしまう。できない自分が嫌になり、自己肯定感が下がってしまう。
しかし元から完璧に綺麗にする気を持たなければ、まぁまぁ綺麗になっただけで満足できるし、気分が乗ってピカピカにできた暁には「私って天才!凄い!」と自己肯定感を爆上げすることができる。
自分でハードルを上げなくてはならない時もあるけれど、掃除くらいハードルを全部撤去してしまっても良いではないか。
まぁまぁ綺麗になったなぁを繰り返して「めっちゃ綺麗」を目指す。
箱根駅伝の山登りのように猛ダッシュで頂上を目指したい人はそうしたら良いと思う。けれど自分の家の掃除くらいのんびりさせてよ、と思う人はゆっくりのんびりちょっとずつ頂上を目指したら良いではないか。私は圧倒的後者である。
自分に強要しない
気分が乗っていて「今日は全部、一気に綺麗にしよう!」と思える日は徹底的に掃除に時間を費やせば良い。けれど毎日そんな気分でいることは無理だし、やりたくてもできないという忙しい時だってある。
「絶対にこれをやる」「やらなければならない」と決めつけると、できないことに対しての罪悪感を抱いてしまい、結果として「自分って掃除すらできないのか」と自己嫌悪・自己肯定感を下げてしまう結果を招いてしまう。
自分の家の掃除なんかで自己肯定感を下げる必要はない。
強要せずに「ちょっとやっておくか」「いつもより少しだけ念入りに」くらいの気持ちで、自分に強要は絶対にしない。
ちょこっとだけやろう、という気持ちでやること。
実はその方が「ちょっとだけだからあっちもついでにやっておこう」「ちょっとだけだから丁寧にやろう」と、結果的に「ちょこっとだけ」の積み重ねや連鎖が起きやすく、家全体の綺麗が底上げされやすい。
実際、「小さな大掃除」を始めてみると、「今日はここだけやる」と決めていたはずが「ついでにもう1箇所だけ」「もう一段階だけ片付けてしまおう」と何箇所か同時に片付けてしまうことが多々あった。
元々1箇所しか片付けないつもりだったのに、3箇所も掃除した!
今日はここまでしっかりやるつもりなかったのに、明日の分までやってしまった!
自分えらい!
この気持ちがとても重要である。細かく何度も自分を褒めておだてるのである。
上手に自分を騙す
小さな大掃除を具体的にどのように進めたかは後編に書くが、自分を上手に騙してできるだけ「面倒臭い」と思わないようにするのがコツである。
1回で全部終わらせなくても良い。
今日は油のギトギトを拭き取ったからそれで良い。
こびりつきは全部取れなかったけれど、それはまた明日やる。
一段階だけでも綺麗にした自分を褒めておだてて、気分良く過ごす。
自己肯定感を下げないように、むしろ「この年末忙しいときにちゃんと大掃除を進められてる自分ってなんて偉いんだろう!」くらいの気持ちで自肯定感を上げながら取り組めば、良い年越しになるのではないだろうか。
私の最終的な目的は、大掃除を一切しないことである。
細分化した「小さな大掃除」を毎日ちょっとずつすることで家中の綺麗を一定レベル保つ。それができれば大掃除なんて本当にいらなくなるのではないだろうか。
そのために毎日自分を「ちょっとずつ騙しながら」掃除をする。
来年の小さな目標である。
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