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短いお話など。書いています。
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午後1時。市庁舎前にて。

午後1時。市庁舎前にて。

暑いですね。
あの日も今日みたいに暑かった。

  ・・・

ホテルから小分けして持ってきたミネラルウォーターが底をついたので、市庁舎前の通りを少し行き過ぎたマルシェのはずれにある日用品店でコーラを買って公園に戻り、日陰を探した。
本当は冷えたビールが欲しい気分だったけど、この辺はとても高いので諦めることにした。

見つけた日陰の石段に腰を下ろし、ぼんやり公園を眺めた。
カフェのテラスは昼休みで賑

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温泉と言えば

温泉と言えば

あまり投稿が目立たない時間帯に書いてみる。

僕の中での温泉といえば、河津の今井浜。

東伊豆のね。

ちょっと前までは、写真を見返すのも結構きつかったけど、ようやく「良いところだったなぁ」って思えるようになってきた。

東伊豆の海岸だから朝日が部屋からすごくキレイに見える。

ここに来ると、その辺のオッチャンもどこか芸術的で映画のようだ。肖像権、大丈夫かな?(笑)

朝日を浴びるサーファー。この

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図書館に行く

図書館に行く

図書館っていい響きですよね。
静かで整然としていて。
いろんなことがすべてルールに則っています。

すべてのものは名札と番号が付けられ、きちんと整理されて、棚にしまわれます。
『日本造船年鑑補遺版』 から 『お父さんの英会話』 まで分け隔てなく。
そこには感情に左右されたりすることはひとつもありません。
穏やかに、静かに、時間も整然と過ぎてゆきます。

図書館のように生きて、図書館のように老いて、

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歌を書く意味

歌を書く意味

僕の音楽友達の littlebird 君とやり取りしたツイートの抜粋。

これこそが歌を書く意味。

自分にしか書けない歌。ただカッコイイとかそういうのではなく、自分の分身としての歌。

名もないミュージシャンだけど、自分を偽りなく表現した歌がそんな風に誰かの心にずっと残ることがあればこんな幸せなことはない。

サヨナラ、ありがとう2022年。ようこそ2023年。

サヨナラ、ありがとう2022年。ようこそ2023年。

今日、奈良は穏やかな年暮れでした。
穏やかな1日。

さっきね、ひょんなことで、このセリフを思い出したんですよ。

この1年、note ではみなさんには本当にお世話になりました。
僕のラジオに来てくださったり、素晴らしい言葉を読ませていただいたり。
サボり気味でしたけど、それでもここに帰ってくるたびに、その居心地にいつもホッとさせてもらいました。ありがとうございます。

みなさんの 2022 年は

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親友の通夜の日に起きた不思議な出来事について、あるいは、87-18。

親友の通夜の日に起きた不思議な出来事について、あるいは、87-18。

2018年の秋、学生時代からの親友で、社会人になってからも一緒にモータスポーツをやっていた加藤が死んだ。

職場での事故だった。

夜、雨の中、北陸道を走り、通夜に向かった。

福井を過ぎたあたりから、雨は本降りになった。

皆で故人をしのんで夜をそのまま明かそうと思っていたのだが、加藤と俺をつなぐ結節点を共有する人間は俺を含め3人だけで、親族の人達以外は皆帰宅していた。

奥さんの心労を考えると

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僕たちの真実

僕たちの真実

君の古い記憶が、真実かどうかは、僕には分からない。

街外れにある図書館に行って、司書のねずみに訊いてみるといいかもしれない。その図書館には世界中の記憶が全部載っている古い本があるそうだから。

その本から、君の古い記憶を小さな小瓶に写し取ったら、川沿いに歩いてゆこう。そして、川が海につながるところまで来たら、小瓶を開けて流すんだよ。

君の古い記憶は、さら、さら、と静かに海に消えていく。

君の

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4月の終わりのメロンソーダ    【ひと色展/エメラルドグリーンノーバ】

4月の終わりのメロンソーダ 【ひと色展/エメラルドグリーンノーバ】

「あのね」

と彼女は、メロンソーダの氷の上に浮かんでいるチェリーを眺めて言った。

「私、こういう時間って、なぜか後からよく思い出すのよ。」

4月の終わり。
僕らは休暇で古くからある保養地にいた。
遅い朝ごはんの後、海沿いを散歩して浜辺を見下ろすレトロな喫茶店に入って、窓際でボンヤリと海を眺めていた。

「あ、なんとなくわかりますね。そういうの。」

と僕が言うと、彼女は「またテキトーに答えた

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冬の夜の夢

冬の夜の夢

その日、僕は深夜の高速道路を走っていた。

少し疲れたので、途中のサービスエリアに寄ってコーヒーでも飲むことにした。こじんまりとしたそのサービスエリアは、夜中ということもあってひっそりしていた。
カップベンダーコーナーの窓だけが不釣合いなくらい明るく手前の舗道を照らしていた。

僕はコーヒーを選び、後ろのポケットに突っ込んだままにしていたコインを引っ張り出して、ベンダーに入れようとした。

そのと

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新月前夜、窓、そして君の事。

新月前夜、窓、そして君の事。

文・イラスト: セキヒロタカ

(マガジンで連載していた小説を通して読めるようにしてほしい、というご要望頂いてまとめたものです。番外編についてはマガジンでお読みください。)

第1話: 「窓」

あれは何年前の冬だったかな。 骨のように白く細くなった月が新月になる前の晩だった。僕が「そのこと」に気づいたのは。

その日はとても晴れていて、放射冷却で外は冷え込んでいたのだけど、ブラインドの隙間から見

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15年という長さ

15年という長さ

僕がこのギターに挟んでいる絵を描いたのは、2006年の今日、つまり、ジョンの命日だった。

うろ覚えで、「確かこんなジョンの顔の絵、あったよなぁ」と記憶の中の絵を真似して描いた。

いつのことだったかな、と、僕は記憶をたどった。

そんなに前のことだと思わず、僕は、SNS やもうずいぶん前に更新が止まっているブログを 1 年ごと、12 月の日記を見返した。

去年の12月は、写真をやり始めた頃から

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ベスト ライブパフォーマンスといえば(その2)

ベスト ライブパフォーマンスといえば(その2)

この前、「3年の暑い夏の夜と赤いストラトキャスターとの関係性について(https://note.com/saturday/n/n2081d19cb348)」で、エルビス コステロのステージについて書いたけど、もう 1 つ、感動したライブ パフォーマンスといえば、絶対に外せないのが、2007年のスーパーボウルのハーフタイムショーでの Prince。

この年のスーパーボウルは、アフリカ系ヘッドコーチ

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終わり、について

終わり、について

宣言明けの昨日は、本当に久しぶりのマーシーオーガモンで浅井さんの追悼。浅井さんが好きだった「春夏秋冬」をみんなで歌った。

今の音楽活動を始めた頃から本当に良くしてもらってた浅井さんはもういないんだよな。
僕の書いた歌「終バスにて」のモデルのラーメン屋さんはドラッグストアになってた。
Calm South も今年いっぱいで当面ライブは休止になる。

ずっと続くことなんてありはしない。
いつか終わり

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