私が書店に通うようになったきっかけの本
プロテインがまだ美味しくなかった時代
現在はインターネットやスマートフォンなどが普及して生活が様変わりして、トレーニングの世界もまた大きく変わりました。現在は昔からすると夢のような環境だと感じます。
通販サイトには数え切れないほどのプロテインの商品が掲載されている。しかも味が美味しい
24時間型のフィットネスジムが至るところにある
筋トレが明るい趣味として認知されてSNSなどで盛んに情報共有されている
1990年代後半は、まだプロテインの数も少なくて味もおいしくなかった時代でした。はっきり言うと不味い。
当時高校生だった私は強くなりたかった。
強くなりたくて極真空手を始めたましたが、そこは強くなりたい男女が集いし場所。
周りの人が強くて、試合で全然勝てなかった。
以前やっていた球技では強い方だったが、フルコンタクト空手は一生懸命だけでは結果がでなかった。
試合でどうしても1勝したいと思って色々取り組んだ。
この本は身体は食事で作るものだと教えてくれた
『船木誠勝のハイブリッド肉体改造法』(船木誠勝/安田 拡了著, ベースボール・マガジン社)
著書の中で船木氏が述べていますが、私も筋肉をつけるには運動すればよくて、筋肉のつき方は遺伝だと思っていました。
しかし、この本は「身体は食事で作るもの」と提唱していました。
この本を読んで、さっそく自炊を始めて、鳥の胸肉と野菜中心のヘルシーなちゃんこを真似しました。
さらに学校の弁当は鳥の胸肉とブロッコリーと小魚をおかずに持って行きました。
ツナ缶も持って行きましたが、教室で開けたら臭いが強くて周りから「くせぇ!」って言われて不評でした(笑)。
そういえば、ある日、長距離陸上部のクラスメートが「プロテイン何飲んでいるの?」と聞いてきました。当時は駅伝の選手なのにプロテインに興味があるなんて珍しいなと思ったのですが、食事の意識が高かったんですね。今でも出身高校は全国大会常連の強豪です。
紹介されている食事方法を実際に試したら身体が変わった
体重は一年間くらいで80kgから60kg台に減りました。
筋肉は増えて腹筋が割れ、スタミナも増しました。
おかげで、高校生最後の大会では念願の2勝を挙げることができ、目的を達成することができました。
本って、ホントにすごいんだなって感じた
本を読んで、内容を実際に試したら、筋肉がついて脂肪が減って身体が変わるという体験を通して、本の力に気付きました。
自分が変わるといっても、頭が良くなるとか別人になるということではなく、頭の使い方が変わる感じです。
実際にできるようになっていく。できるからうまくいく。うまくいくと自分に自信がつく。メリットがあるから本屋に通う。
単なる情報の紹介ではなく、使える知識がある本。力のある本。著者や編集者など本にかかわっている人の信念が伝わってくるような本が好きです。