人間関係は、少し物足りないぐらいというか、少し寂しいぐらいでちょうどいいのかもしれない。
同じ職場に苦手な人がいたとして。
完全在宅だったら、対面で顔を合わせることも気配を感じることもない。
会社の人との付き合いは基本的に最低限でいいと思っているほうなので、完全在宅なんてわたしにとって最高の職場環境なのでは?と思っていた。
そして実際のところ、最高でしかない。
業務の都合上、たまーに画面越しで会話をするぐらいで(しかも大体画面オフ)、基本的には一人でマイペースに仕事ができる。
ありがたいことに穏やかな方ばかりで、今のところ苦手な人が一人もいない。
(このわたしが珍しい笑)
なので、職場の人と会話をすることも全く苦痛ではない。
むしろ、
「あ、なんかちょっと寂しいかも?もう少し話したいかも。」
なんて思う時がある。
今までの職場では、
「休憩は一人になりたいなー」
(でも一人になれる環境じゃない..)
「飲み会は絶対行きたくないなー」
(みんな参加するから断りづらいし断る理由もない..)
「プライベートをガンガン詮索されるの嫌だなー」
(極力話さないけど、気疲れハンパない..)
なんて思うことのほうが多かったが、そんなわたしが今の職場では少し寂しさを感じていることに少し驚いた。
これがまさに、ないものねだりというやつ。
おだやかで良い人しかいないなーと感じている今の職場でも、毎日出社して、いざ対面で毎日一緒に仕事をするとなると、また違った見え方になるのかもしれない。
完全在宅でたまにしかコミュニケーションを取らないからこそ、良い距離感を保つことができ、お互いに気持ちよく仕事ができるのかもしれない。
そう思うと、ちょっと物足りないぐらいというか、ちょっと寂しいぐらいが案外ちょうどいいのかもしれない。
年を重ねるにつれて、新しく出会う人とは浅い関係というか、さっぱりした関係性の方がラクになってきた。
若いときは深さの方が大事だったが、もう深い関係は家族や学生時代の仲の良い友だちだけで十分かもしれない。
知りすぎないほうがいい時もあるよね、ってこと。笑