【人事向け記事】 ジョブディスクリプション(求人票)を魅力的に書くためには?
採用プロデューサー わたなべさとみです。
人材業界20年。
求人広告〜エージェントを経験し独立。
企業の採用支援をしています。
『あなたにこの仕事をお任せしたいのです。
このような環境を用意しています。』
ジョブディスクリプションは
求職者へのオファーメッセージです。
仕事内容や条件を
間違いなく記載し完了!・・・なら良いのですが
・魅力的に思ってもらおう
・こんな人を逃さないようにしよう
・とにかく応募をしてもらおう、などと
採用の意図を入れようとすると
途端に難易度があがってきます。
毎週50本、求人広告をつくってみてわかったこと
私のキャリアのスタートは
求人広告の営業でした。
営業で獲得した
有料の求人広告を
毎週 約50本以上。
作成しては入稿・・作成しては入稿しいぇ
広告の掲載1〜2週間後には
応募がちゃんと来たかどうか
お客様から結果のフィードバックをいただく日々。
めちゃくちゃ反響が良いときは
めちゃくちゃ感謝されるし
1人も応募がこないときには
「お金をドブに捨ててるのと同じだ!」
なんて言われたりもする。だから
1本1本が真剣勝負。
めちゃくちゃハードな日々でした。
ですが、求人広告づくりは
めちゃくちゃに楽しかった。
なぜなら
自分の表現ひとつで
人が人生を変える決断をする、
そのことで会社が革新していく。
世の中にとって求人広告って
物凄く重要なものだ!!!と
心から実感できていたからです。
魅力的な求人広告には◯◯がある
人を動かす魅力的な
ジョブディスクリプションには
求職者視点があります。
たとえば
これを目にする人は
他にも複数の他社ジョブディスクリプションと並べているはず。
といったシーンが想定できていたり。
この仕事を任せたい人は、
社内イベントが盛んなことよりも
社長がワーキングマザーに深く理解がある、
ということの方が魅力的に思うだろう。
というような
ターゲットの背景を汲み取れていたり。
会社側が良かれと思っていることよりも
求職者が欲しい情報を提供できていること。
この視点をもって
ジョブディスクリプションが書けていると
会社の知名度がまだ高くなくても
めちゃくちゃに良い給与でなくても
”この会社は私に合っていそうだから
まず話を聞いてみたい”、と
応募という
大切なファーストステップに
すすんでもらえるようになります。
具体的に、それはどうしたらわかる?
求職者視点って
自社環境に慣れすぎていたり
ターゲットの市場価値や環境がわからないと
なかなか持ちにくいかもしれません。
そんなときは
そのターゲットが
転職で何を実現したいのだろう?と
想像してみることや
そのターゲットに近しい人に
転職するなら何を重視するか?を
聞いてみること、また
信頼できるエージェントに
自社が興味をもってもらえるポイントはどこか?
聞いてみるのもいいと思います。
すばらしいエージェントは
求人を求職者に紹介するたびに
優位性ポイントを見極めて
ブラッシュアップしていますから
自社の他社に勝る魅力や
刺さる伝え方のヒントが得られる可能性は大きいです。
まとめ
ジョブディスクリプション(求人票)は
仕事内容や条件などが明記されていれば
最低限それでOKです。
そこから
ブラッシュアップしていくためには
採用ターゲットの視点を持つ。
その人はどんな状況なのか?
その人はなにがあれば嬉しいのか?
その人はどうなりたいのか?それはなぜか?
それが見えると
優先的に伝えるべきことがわかり
求職者の応募したい気持ちに
刺さるジョブディスクリプションになります。
世の中に
魅力を持っていない会社はありませんし
魅力のない仕事もありません。
ものごとは2面性があるので
すべて「メリット」として捉えることができます。
ジョブディスクリプションは
採用のファーストゲート。
母数が変われば採用状況は大きく好転していきます。
採用成功を応援しています!
それではまた更新します。
採用プロデューサー わたなべさとみ