【人事向け記事】 上から目線のエージェント。
採用プロデューサー わたなべさとみです。
エージェントと話をしたことがあるならば
1度は思ったことがあるのではないでしょうか。
なんでエージェント(人材紹介会社)って
こんなに上から目線なんだ?!
・・・仲良しの経営者さんや
人事の方からよくお聞きする言葉です。
わたしはエージェントだったので
その実、エージェントの過酷さ(?)を
知っているので
そうなる理由も推測できますが
すべての経営者や人事の方が
エージェントの実態を知るわけでないので
その代表的な理由3つ、
そして対処法について
書いてみたいと思います。
理由① エージェントは俯瞰している
この採用難時代
求人案件数は無限にあります。
エージェントは
無限の求人案件のなかから
求職者にもらう限られた時間のなかで
求人案件を紹介しています。
※求人案内システムを使うエージェントもありますが
仲介機能である以上、おすすめしている機会はあります。
そのため
求人案件の精査は
エージェントの生命線です。
✔︎会社や事業の魅力
✔︎仕事内容
✔︎条件
✔︎環境、そのほか魅力はどうか?
さらに
市況感や他社求人と比較し
採用ターゲット要件に無理はないか、
もし難しそうな要素があるならば
調整や交渉はできるのか、
俯瞰してみる必要があるんです。
だからといって無闇に
上から目線でものを言っていいわけはないですが
エージェントが真剣であればあるほど
意見を言ってくれる
可能性は大きいです。
これは難しそうだ、という案件ほど
意見や発言はほぼないと思います。
理由② エージェントの報酬形態
エージェントはほとんどの場合
成果報酬です。
成果後の報酬は
大きいかもしれませんが
成果がでるまでは無償活動。
無償で活動することを鑑みて
リスクは最小限にし
確実に成果を出すためには
あなたの会社(求人案件)は
自分のパートナーとして
成果に繋げていくことができるか?
判断する必要があるのです。
成果=入社決定、の
プロセスを完遂するためには
様々な要素が重要なのですが
最も重要なのは
その会社がパートナーとして
共通の目的を達成するために
協力してくれるか、その理解があるか、が
実感としては最も大きいです。
もちろん会社、人事として
無闇に全ての協力はできないと思いますが
人事・エージェントのタッグが決まると
採用は面白いようにうまくいきます。
理由③ エージェントの苦悩
エージェントは
やればやるほど面白い一方で
途方に暮れることもしばしば・・・
終わりのない仕事でもあります。
なんて。
どんなシゴトも
苦悩や大変さはありますよね。
大変だから
上から目線でものを言っていいとか
人を紹介できるから偉いとかはないですが
協力したくても
どうしてもできないことが
多かったりはします。
週40時間。
企業とお打ち合わせが3〜5件
求職者の面談が5〜10件
面接フォローや交渉
求人精査や情報まとめ、社内ミーティング・・・
優秀なエージェントほど
できないことは
できないというしかない。
そんな状態であるかもしれません。
まとめ、エージェントとの付き合い方
ちょっと長い記事なってしまいました。
お付き合いいただいてありがとうございます。
まとめると
エージェントって
パートナーとして付き合ってもらえて
常に感謝をしていただけると
嬉しいものです。
それは
エージェント労いパーティーを開いて
お寿司をご馳走する・・・とかよりも
(それも悪くはないのかもしれませんが)
信頼をして
同じ目的(採用)のために
真剣に動いてくれる姿勢がいちばん。
「わたなべさんのご紹介なら全面協力します!」
なんていうお言葉は
エージェント冥利に尽きます。
最強パートナーを
エージェントも探していますから。
エージェントを味方にできれば
採用の力は倍々以上になります。
上から目線のエージェントさんも
実は内情、必死にやっている・・
かもしれません。
最強パートナーシップを組む視点で
エージェントさんと付き合ってみてください。
会社名よりも個人を見ることをおすすめします。
参考になればうれしいです。
それではまた、更新します。
採用プロデューサー わたなべさとみ