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流木から生まれた『saisei』の洗練された花器【FREEPARK】

『saisei(再生)』が
FREEPARKに届いたのは
2年ほど前

自然な美しさが魅力の
流木で作られたフラワーベース

ひとつ飾るだけで
空間に流れが生まれるような
FREEPARKに欠かせない
アイテムとなりました

今回は『saisei』の妹尾さんに
念願のインタビューが実現しました
魅力がたっぷりと詰まった
お話をぜひお読みくださいませ

2021年3月にスタートした
『saisei』ですが、
まずはブランド名の由来を
お教えくださいませ。

■妹尾さん:
たくさんの想いを乗せて
いろいろな水辺に流れ着いた流木が、
どこかの誰かの大切な場所で
ひっそりと愛され生き続けられるような作品作りたい、
と思い saisei (再生) という名前をつけました。

まさに名は体を表すとは
このことなのですね。

『saisei』の作品には
不思議な力があるように
思っていました。

納品された作品それぞれに
込められたメッセージがあるような
そんな個性を感じていたのです。

なので、
妹尾さんの作る『saisei』の作品は
静かな愛を持ってお客様に
寄り添っているはずです。

たくさんのお客様の
心を掴んでいる『saisei』ですが、
どんなきっかけで始まったのでしょうか?
それ以前のお話も含めてうかがいたいです。

■妹尾さん:
前職は全く違う仕事をしていました。

まだ前の職で働いている頃、
旅行で海に行く機会があり、
その時にひとつの不思議な形と色をした
流木に出会ったのが流木との馴れ初めです。

その流木を家に持ち帰り
少し削ってみようかなと思い、
サンディングをして
オイル塗装を施したところ
生木では見たことのない形の歪さ、
表面の美しさに魅了されてしまって。

この美しさを色んな人に知ってもらいたいと
思い始めたことがきっかけです。

そうだったんですね。
海や川で見つけた流木や小石など
自然から生まれたカタチに
魅力を感じるのに共感します。

偶然出会った流木
そして手を施してみたいという
自然な好奇心があっての
『saisei』だと知ると
大げさかもしれませんが
ブランドが誕生するのが
運命だったようにも
思ってしまいます。

どんなコンセプトで
作っているのでしょうか?

■妹尾さん:
流木に同じ形はなく
作品は全て一点ものになりますので、
「世界でたった一つのあなただけの流木を生活に」
というコンセプトと
「生活の一部にひっそりと溶け込める流木作品を」
とこの2つをコンセプトに作品作りをしております。

妹尾さんが生活を
とても大切にされているのが
伝わってきます。

生きていくとは
生活していくこと
その生活をささやかに
見守ってくれる存在が
『saisei』の作品なのかなと
改めてコンセプトを聞いて
再認識しました。

私たちは簡単に
流木の作品を持ち帰ることが
できてしまうのですが、
見れば見るほど
制作が大変そうに思います。

どのように作られているのでしょうか?
簡単にお話いただけると嬉しいです。

■妹尾さん:
砂や汚れを清掃・煮沸・天日干しにより
丁寧に取り出していき、
一つ一つの流木に一番合う加工を大まかに施した後、
流木本来の形を残しながらサンディングをし、
天然オイルで仕上げています。

台座となるセメントや
真鍮のパイプなどパーツも
ほぼ自作しています。

流木を削っている時がすごく好きで、
削りすぎて流木の持ち味を
私が無くしてしまうことがよくあるので、
最近は削りすぎないよう気をつけるようにしています。

天然の素材を
妹尾さんの手仕事により
洗練された存在へ
底上げしていくのですね。

削りすぎちゃうところは
流木愛を感じますね。

1つとして同じものがない流木は
どのように集めているのでしょうか?
採取するときのこだわりがあれば
お教えくださいませ。

■妹尾さん:
1~2ヶ月に一度
色々な海や河口に向かい採取をしています。

うまく良い流木に出会える時は
車がいっぱいになることもあります。

朽ちすぎていない、
普遍的でない流木を
選ぶようにしています。

良い形の流木に出会うと
目をキラキラ輝かせてしまいます。
まるで宝探しをしてる子供みたいですよね。

喜ぶ姿を想像してしまいましたw
宝探しのように流木を探すのは
本当に楽しそうです。

お金をどんなに払っても
自分の好きな流木が手に入るとは
限らないのがより好奇心を
くすぐるのかもしれませんね。

でもその分
いい流木が見つかったときの
喜びは大きいですよね!

見つけるのも大変であれば、
作るのも大変だと思うのですが、
特に制作の中で難しいと感じるのは
どんなところでしょうか?

■妹尾さん:
たくさんあります。

1つ目は何時間探しても、
どこの水辺に行っても
いい流木に出会えないときです。

水辺を歩いても歩いても、
出会えない時は作品を作ることすら
できないので途方に暮れてしまいます。

2つ目は流木によって全く形が違うので、
テンプレートのように作品作りができないことです。

削り方も、オイルの具合も角度も
一つ一つ考えながらつくっていくので、
「自分の調子がいい時はこうすると美しいのでは?」
「こうすれば引き立つのでは?」
とたくさんアイデアが浮かぶのですが、
調子が悪いと途端に流木の良さを
私が無くしてしまうのでよく悩んでいます。

3つ目は作成している途中で
朽ちて粉々になってしまう時です・・・。

最後の仕上げの時に
思いがけないところが欠けて一から作り直し、
なんてことがよくあります。

それでもこの難しさがあるからこそ、
流木は美しいのでは?
と私は思ってしまいます。

聞いているだけで
手に力が入ってしまいました。

流木が見つかったときの喜びの反面
見つからないときの絶望感は
やり場のない悔しさがありそうです。

1点モノがゆえの制作苦もあるのですね。
ひとつの流木のための手仕事
そしてまたひとつの流木のための、、、
と続いていくのですね。

途方もなく続く道を
ゆっくり一歩ずつ丁寧に
進んで行くような感じですが、
その道は素晴らしく輝いてそうです。

ただ時折訪れる
流木が朽ち果ててしまうのは
がっくり落ち込んでしまうのを
容易に想像できます。

でも「だからこそ流木は美しい」
と言える妹尾さんがすごいです。

流木が傍らにある生活が
すごく好きなんだろうなぁと
思ってしまいました。

「こんな作品を作りたい」という
これからの目標はありますか?

■妹尾さん:
最近は、以前までつくってた
生花用の一輪挿しのアイデアや
台座を違う素材にするなどを、
今の標本一輪挿しに
落とし込めないかと模索しています。

それとは別で
もっと生活に焦点を当てた作品も
作っていけたらと考えています。

今の作品は
ドライフラワーのための花器ですが、
生花を飾れる作品があったら
幅が広がって良さそうですね。

妹尾さんの視点から生まれる作品が
今から楽しみです。

改めて、妹尾さんにとって
『saisei』とはどんな存在でしょうか?

■妹尾さん:
私の一部です。

なんだか一番腑に落ちる
一言を聞きました。

今日お話しを聞いていて
「妹尾さんご自身が
『saisei』そのものみたい」
だとずっと感じていたんです。

流木の作品を見る度に
妹尾さんを思い出しそうですw

では最後にFREEPARKのお客様へ
メッセージをお願いします。

■妹尾さん:
まだまだ手探り状態ではありますが、
皆様の生活にひっそりと馴染んでいける
たったひとつの流木作品をご提案できるよう
日々努めていきますので、
どうぞこれからもsaiseiを
よろしくお願いいたします。

インタビューは
いかがでしたでしょうか。

妹尾さんのお話は
『saisei』の魅力が
たくさん詰まっていました。

FREEPARKに届く作品を
これからもお楽しみください。







いつも最後までお読みいただき、
本当にありがとうございます。

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いつまでも幸せな日が続きますように。


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