何のために生きるのか?
私は、何のために生きているのだろう。
生きている意味があるのか。
だれかに必要とされているのか。
存在していて、いいのか?
…そう考えだすと、不安になりますよね。
暗く霞んだ
見えない未来。
確かなこと
それは
時が淡々と過ぎてゆくこと。
だれもが立ち止まり
自分に問いかけたことが
あるのではないでしょうか。
何のために生きるのか?
その言葉の魔力は
すさまじく
あっという間に
心を連れ去り
気がつくと
〝存在価値〟という名の天秤が
目の前に現れるのです。
弱りきったこころは
その天秤のひだりに存在しています。
左に傾いたまま、不安げに。
…さて、ここで
あなたに質問です。
天秤の右側に
何を置きますか?
ここでは
天秤がバランスを保つほど
存在価値があるもの、とします。
自分の存在価値を
測るために
右側に
何かを置かなければなりません。
つまり
右側が重すぎても
軽すぎても、
こころは不安定なまま。
あなたの存在価値を測る天秤は
ますます混乱させてきます。
価値を測るために
何を置くべきか、と。
さて
心だけでなく、頭までモヤモヤと
してきたのではないでしょうか?
存在価値なら、重いほうがいいんじゃないか。
そもそも、天秤がバランスを保てるかなんて
わからない。
自分と同じ価値のあるものを、探さなきゃ。
全く想像がつかない…。
知りたいことは、ただ一つ。
自分に存在価値は、あるのか?
そのためには
バランスをとって存在しなきゃならない。
お金や名声
学歴や収入
美貌や家柄
それらを右に乗せた場合
一体どうなるのでしょう。
…答えは
びくともしない、です。
まったく、針がふれません。
なぜなら
あなたはそれらが全て無くなっても
存在し続けるからです。
あなたに
わたしに
存在価値があるかないか。
それを測れるものは
今を生きている、という
奇跡的事実だけなのです。
生きていることが
辛いと感じる日は、あります。
何をどうやればうまくいくのか
わからない日も、あります。
失いたくないものを
失ってしまった絶望の日も、あるかもしれません。
それでもなお
あなたもわたしも
生きている。
生きることから、見放されてはいない。
身体は脈打ち
数秒の未来のために
新鮮な血液を
送り込んでくれている。
深く考えなくていいのです。
あなたもわたしも
生きている意味があるに
きまっている。
ありすぎるほど、存在しているのです。
だから
何のために生きるのか?
そう思い悩むときには
思いだしてください。
あなたが
わたしが
生きることを
誰かに許される必要はなく
誰かとくらべる必要もない。
ただ、少しだけ
昨日より
ほんの少しでも
だれかの役に立てるように
今の自分で
チャレンジすることを。
自ら
生きることを求めれば
かならず
天秤の右側に鎮座する
もうひとりの自分が
生きる道を照らしてくれると
わたしは信じています。
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