宇宙怪獣プレジャディス【タイトル】ジェーン・オースティン『高慢と偏見』(1813)
前回、『高慢と偏見とゾンビ』を読むために『高慢と偏見』を再読する、という話を書いて(なんだか「不敬」という言葉が思い浮かぶが)、今さらだが Pride and Prejudice が頭韻を踏んでいることに気づいた。
しかし、ウィキペディアで十数件の邦訳一覧を見るに、頭韻をきちんと訳出しているものがひとつもない。
これこそ不敬ではないか。
昨今の風潮からすると、『プライド・アンド・プレジャディス』でもよさそうだが、SFバトルアクション映画かなにかのように思えてしまうので、やはり日本語できちんと頭韻を踏むべきだろう。
『高慢とこだわり』というのはどうだろう。
悪くはないが、字面に統一感がない。
少し長いが、『思い上がりと思い込み』でもいいかもしれない。
そうなると『高慢と偏見とゾンビ』も頭韻を踏みたくなるのが人情というもの。こちらはエンタメだから遠慮はいらない。
『プライド・アンド・プレジャディス・アンド・プレデターズ』で決まりである。
【追記】
読み始めて思いついたが、『沽券と偏見』が正解かもしれない。脚韻ではあるけれども。
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