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子育てと仕事の両立はいつも、小さな発見がヒントになる。

大人になると大体のことはスケジュール通りに進めることができると思っていたが、子どもが生まれて気づいたのは、子育ては大体スケジュールどおりにはいかない。

それでも、少しでも計画したスケジュールにそって最後にゴールできるように、日々考えて試行錯誤するのが子育てだろう。

そして、これは仕事にも通ずる話だ。

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今日も早起きの息子は朝の5時に目を覚まし、できることなら7時までは寝ていたい私の上に乗って力技で起こし、それでもベッドから降りない私に、私の眼鏡を持ってきてかけるように促す。


眼鏡をかけないとママは活動できないと理解している我が子は賢い。そうだよ。


そういう時の君、賢くない?

普段は名前を呼んでもガン無視してネット配信のアニメを見続ける息子に、「もうちょっと賢くなってほしいなぁ」なんていつも考えていたのだが。これはもしかして、無視しているのもやはりわざとなのだろうか。

そんなことを考えながら、仕方なく私は眼鏡をかけて今日もとびきり早起きの息子に付き合うのだ。


ところで息子は二歳になるが、食器で食事をするのがあまり上手ではない。
だから朝は手づかみでだべることができるようなパンをご飯に出すが、最近は途中で飽きてしまうのか、パンを残して遊ぶことが多くなった。

そういうことは、わりとこの時期の子どもによくあるらしい。
だから様々な解決策のアドバイスが世にあふれていたが、そういうアドバイスが我が子に対して有効かは……試してみて、五分五分という感じだ。

「この時期は、自分でやりたいって気持ちが大きくなるころでもあるんですよね」

こんな言葉を聞いたのは、先日に行った2歳児健診だったか。
さっと頭に浮かぶくらいなので、記憶が新しい出来事だと思うし、きっとそうだろう。

私は『それなら朝ごはんもスプーンで食べさせてみよう』と、溜息を吐きつつも準備をはじめた。

子育てをしていると朝の5時過ぎから、問題の解決のためにこんなに頭を使わなくてはならないのか……。

そんなことを思いながら、最近見つけたダイソーのプラスチックスプーンを用意する。
息子はまだスプーンやフォークを使うのがあまりうまくないので、普通の子ども用のスプーンだと盛大にご飯をこぼしながらの食事になる。

正直、仕事の準備もあって忙しい一日で一番忙しい朝からそれは、できるだけ避けたい事態だ。
だからスプーンを使う食事は朝は避けていたが、最近大きめのスプーンを使うと比較的上手に食事してくれることに気づいた。
その時使わせたのが、大きな大人用の銀のカレー用スプーン。
重そうだったが、小さいスプーンでは食事をうまく乗せることが出来なかった息子も、うまく食事をスプーンの上にのせて食べることができた。この経験を踏まえ、先日ダイソーで見つけた、この大きめでプラスチックスプーンを息子の手に持たせる。

そうして自分の食事を用意しながら見守る中、息子はミルクで少し柔らかくしたパンを上手にスプーンを使って食べてくれた。
途中で飽きることなく、だ。

「やった!」と思った。
仕事で遭遇した難題を解決した時くらい……いや、朝から大変なのでそれ以上に嬉しかったかもしれない。

と、いうわけで朝からご飯を食べてくれない我が子に困る皆さん、うちのように子どもがうまくスプーンを使ってご飯をたべることができないと悩む皆さん、まとめてダイソーの軽いプラスチックスプーン、おすすめです。

大きいプラスチックスプーン



こうして一つ、朝のトラブルを解決した私は、自分の朝ごはんを食べながら仕事の準備を始める。
今日はスケジュールしたとおりの時間に、自分の仕事を始めることが出来そうだ。

一つ、自分の力で問題を解決できたことに満足感を覚えながら、私はパソコンをスリープから立ち上げた。

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