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小説を書いていてつらいこと、しあわせなこと

小説を書いていてつらいこと、しあわせなこと

 先月、あたらしい小説を書きはじめた。いまで100枚をちょっと過ぎたところで、たぶんそれなりに長くなるとおもう。長くなるというのは困ったことにどこにも持ち込めないということでもあって、これはほんとうにじぶんや、いつも読んでくれている友だちのためだけの小説になるだろうなとおもう。だけどそれでもこの小説を今年は完成させなければならないような気がした。書きながらじぶんがどうして小説を書いているのか、どう

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だれも教えてくれない純文学とエンタメ小説(大衆文学)のちがいと、純文学が売れない理由についてあえて考えてみた。

だれも教えてくれない純文学とエンタメ小説(大衆文学)のちがいと、純文学が売れない理由についてあえて考えてみた。

 フリーランスで仕事をしていくにあたり「読書」を軸にしようと決めた以上、ぼくはじぶんの読書だけは信じ抜かなくちゃならなくて、それがもしできなくなってしまったならばなにもかもやめなくてはならない。そんなことをよくおもう。
 ただその一方でじぶん自身の読書がいかに偏っているかも自覚しているわけで、とりわけ語りの技法や構造などの言語表現への関心が高いため、どうしても物語そのものへの関心が(ないというわけ

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