i+Land nagasakiに愛犬と泊まってきた(長崎市伊王島)
長崎は今日も雨だった。
7月13日(土)15:00
天気予報が当たった。雨が降った。
豪雨。
せっかくの旅行なのに、雨だなんてついてない。
なんてことは思わなかった。むしろよくここまでもってくれたと私は感謝した。
☔️
一週間前からずっと、私は天気予報とにらめっこをしていた。
それも一つの天気予報ではない。私は複数の天気予報を検索しては落胆し、検索しては喜んだ。ウェザーニュースにWindy、Yahoo!天気に気象庁。
大きな傘マークと稲妻のマークを見る度に、私は梅雨の末期に宿を予約したことを後悔していた。
長崎市に旅行に行くために、宿を予約をしたのは4月のこと。浮かれた春の思考回路では、3ヶ月先の梅雨のおわりの天気のことまで、頭が回らなかった。
旅行先は、長崎市にある伊王島。
i+Land nagasakiというエンターテイメントリゾート施設。私は伊王島が大好きで、現在のi+Land nagasakiとなる前のやすらぎ伊王島という名前の頃から定期的に宿泊している。
以前の伊王島は、船で渡らなければ行くことができない場所だった。2011年に伊王島大橋の供用が開始されて以降、車で行くことができるようになった。
私が伊王島に旅行するようになって、おおよそ12年は経つ。本当は毎年行きたいところだが、色々な都合もあり2年に1度程度、伊王島への旅行を楽しんでいる。
旅行のメインの目的は、海水浴だ。
i+Land nagasakiが運営している伊王島海水浴場は、内海で波がほとんどない。
砂浜はきめ細かい砂でさらさらとし、海は透き通っていてとても綺麗。初めて伊王島海水浴場を訪れた時は、こんなに綺麗な海が福岡から車で2時間程度のところにあるのかと感動したことを覚えている。
そのため私は、海に行くなら伊王島!と勝手に決めているのだ。
しかし昨年は予約が取れず、伊王島への旅行はあえなく断念。熊本の天草まで泳ぎに行った。
今年はどうするかなぁと思い、旅行代理店のホームページを開いた。今年は愛犬がいる。一緒に連れていきたいからペット可のホテルがいいし、伊王島はもう行けないかもな、なんて思っていた。
ペット可で宿を検索したところ、なんとi+Land nagasakiにペット可の宿泊施設があるではないか。確かにあった気がする、とぼんやりと自分の記憶を思い起こそうとしたが、思い出せない。興味がないこと記憶に残らないのだな、と改めて感じながらも、興奮冷めやらぬ私は、家族にこの嬉しい事実を伝えた。
「わんこも伊王島に行けるよ!」
「え?!マジで?!」
「絶対行きたい!」
私だけでなく、家族全員が伊王島のファンなのだ。
みんなで両手をあげて喜んだ。
「やったー! 伊王島にいけるぞ! それもわんこも一緒に!」
私はすぐに予約を入れた。それが4月のこと。海に行くと疲れ果ててしまうアラフォーの夫婦にとって、海水浴付きの旅行は3連休の初日と中日でなければならない。お盆には泳ぎたくないし、行くなら7月の三連休だろうと、雨のことなど一切考えずに7月の三連休に予約を入れた。
日にちが近づいていてきた梅雨の最中、私は天気予報を開く。検索地は住んでいる福岡市ではなく長崎市。
しかし、いつみても予報は雨・雨・雨。
雨散々。しかも豪雨予報。
「梅雨の末期の大雨にご注意ください」
天気予報のお姉さんやおじさんまでそんなことを言い出し始める始末。
もうキャンセルしようかなと思い、夫に相談をした。
キャンセル料がかからないなら、それがいいかもねという話でまとまった。
改めてキャンセル料がかかる日付を確認したところ、今日までにキャンセルすれば無料との記載。「キャンセルするね!」と家族に伝え、私は電話を試みた。しかし、電話ができなかった。
受付時間を確認すると、18:00まで。キャンセルを決断したのは18:30。明日電話をすれば3万円超のキャンセル料がかかってしまう。さすがにそれは勿体ない。
これは行くっきゃないな、と私たちは腹を決めた。しかし気になる天気予報。私は約一週間、天気予報と、にらめっこし続けた。
2024年7月13日(土)
曇りのち雨。予報雨量1mm。
朝早く起床し、そそくさと旅行の準備をしていると、愛犬(マルプー|オス|1歳|6キロ)が何かを察知したのか、そわそわし始めた。
ねえ、お出かけ?
どっか行くの?
上目遣いにこちらを見ては、尻尾をブンブン振っている。
初めての旅行だぜ〜。
と半袖のシャツを肩まで捲りあげて伝えてみたが、愛犬には全く伝わっていない。そわそわする愛犬を捕まえると、早速、車に乗せた。
車に乗せられ、キャリーに閉じ込められ、若干不満そうに呻くような鳴き声が聞こえてくる。
そんなのカンケーねー。
楽しい旅行にしてやっから、ちょっと待ってな、とキャリーの中の愛犬に声をかけた。
私はキャリーの隙間から、歯磨きガムを投げ入れる。無下に放り投げられた歯磨きガムをガシガシと噛み始めた。
曇天。分厚い雲が立ち込めているが、天気予報によるとなんとか雨は降らなさそう。睨めっこに私は勝ったのかもしれない。移動中、フロントガラスにパラパラと落ちる雨粒を見ては、少しドキドキした。雨がひどくなったら、残念だなぁなんて。
少し雨が降ってはいるが、海水浴ができない程ではない。このままもってくれと私は天に祈りを捧げた。
🚙💨
i+Land nagasakiに到着すると、私はすぐにフロントに向かい、事前にチェックインを行った。
犬同伴の宿泊には条件があった。
同意書、一年以内の5種以上のワクチン摂取証明書と狂犬病予防注射接種証明の提示。この3点の提示がないと宿泊できない場合がありますと書かれていたので、何よりも先に、私はチェックインを済ませたいと思っていた。そして無事にチェックイン完了。
チェックインした際に、犬が回れる施設や、条件などを確認する。
事前に電話で尋ねていた内容と、フロントでの説明が若干、異なっているような気がした。確認のため、情報のすり合わせを行う。事前の電話問い合わせの際、こちらの尋ね方が悪かったのかもしれないが、分かりにくい点がいくつかあるなと感じた。
事前にHPや複数のサイトで確認した際、伊王島海水浴場は、犬同伴可能なマリンアクティビティがあると書かれてあった。犬OKの海水浴場で検索した際も、伊王島海水浴場が掲載されていた。
遊泳期間中の犬同伴のマリンアクティビティは不可と記されていたので、アクティビティはダメだけど、遊泳はOKだと私は勝手に解釈していたが、事実は異なっていたようだ。日本語って難しい。
私はてっきり犬も泳げるものだと思い込み、犬用のライフジャケットも購入していたので、少しがっかりした。しかし、家のお風呂で試しに泳がせてみた際、うちの子は嫌がっていた。水遊びは好きなのだが、足がつかないと嫌なようだ。私も同じなので気持ちはよくわかる。犬を海で泳がせたいというのは、私たちのただのわがままだ。腎臓が弱い犬にとって、海水の誤飲は体の負担になると事前に確認していたので、私はあっさりと諦めることにした。
幸いにも今日は曇り。
砂浜で佇んでいても涼しそうだし、熱中症の心配もなさそう。私は愛犬と砂浜を佇むことを選択した。
シャトルバスの利用はできないため、海水浴場近くの駐車場まで車を走らせ、そこから15分かけて歩き、海水浴場に到着。
どよんと厚い雲に空が覆われているが、それでも海は綺麗だった。天気が悪いし、気温が低いということもあり、海水浴場はガラガラだった。
犬同伴で桟敷は借りれらないため、ガゼボというテントを借りた。
愛犬と砂浜で佇もうと思ったが、ちょっとぐらい海に入りたいしと、私も水着に着替える。
昨年買った水着を着ると、おなかの肉がぽよんと揺れた。ぽよんならかわいいものかもしれない。ぶるんと揺れに揺れた。もちろんラッシュガードで人目からガードはされているが、なんだか切ない。
揺れに揺れまくるダイエットの決意が、このおなかの肉として具現化されてしまっている。ぶるるるんと右手の4本の指でおなかの肉を弾いた。
来年こそは!
という柔らかな決意を、私はそっと胸に抱いた。
しかし、このお肉、ガードルかなんかで胸だと勘違いしてくれやしないだろうか。日々、おなかに話しかけてみようというかたい決意を心に刻む。
伊王島の海はいつ来ても変わらずに透き通っている。
愛犬は、海に走ってゆく息子たちの背中を見つめていた。あそこに何があるのだろうと思っているのだろうか。
愛犬は砂を掘りまくって遊んでいた。どこを掘っても怒られないので、永遠に掘り続けている。鼻が砂まみれになっていたが、それすらも愛おしい。
遊び疲れたら椅子で休む。
風が心地よく、曇りでよかったなと思う。びゅうびゅうと風が吹いて、ガゼボのカーテンはほとんど意味をなさなかった。
暑さ対策で大きめのポータブル扇風機を買っておいたが、今回は出番なし。出番がないくらいの気候でよかった。ここ数年の猛暑のような天気だと、外に連れてくることもはばかられてしまう。
連れてきたことを後悔することもないくらいに、彼は砂浜ライフを満喫していたようだった。
腹ごしらえに、夏の海っぽいものを購入。
魚のフライが美味しかった。アボカドのディップも美味しかった。いつも食べるアボカドのディップより段違いにおいしくて、最後に残ったディップだけ箸ですくって食べた。
タルタルソースも刻んだお漬物のような食感がした。すごく美味しい。
他にも美味しそうなものがいっぱいあったが、夜ごはんのために控えめにした。
海水浴の目的は、海上アスレチック。
大人1,500円、子ども1,000円で60分交代制。
夏の伊王島の目的は、この海上アスレチックで遊ぶこと。次男がとても気に入っていて、夏になると「伊王島に行きたい! 海上アスレチックに行きたい!」と言うのだ。
そんな次男も小学5年生。長男は高校2年生。いつまでこの4人+1匹で旅行に行けるかはわからないので、お金と時間の都合がつく限り、思い出が作りたいと私は考えている。
彼らはきっと、これからもっと楽しいことを経験するだろう。彼らがたとえ、このひと夏の思い出を忘れたとしても、多分、私と夫は一生忘れないと思う。
そんなことを砂浜で考える。
酒も飲んでいないのに、なぜかセンチメンタル。
旅行に行く度に、あと何回みんなで行けるのだろうと考えてしまうかもしれない。
でも、いつまでも着いてこられても面倒くさいかもしれないし、金もかかるし、あと何回だろうと考えながら過ごすことは、何よりも幸せな時間かもしれないなんてことを考えたりする。
🌊
遠くで滑り台を滑る夫と息子を見て、私は一人でケラケラと笑う。羨ましいなんて思わない。滑り台を滑り海に落ちると、100%の確率で鼻に海水が入る。めちゃくちゃ痛いし、メイクも落ちる。私は海上アスレチックは全力で遠慮したい。
海上アスレチックを満喫した長男と次男が戻ってきた。ヘロヘロになって戻ってきた夫と交代し、私はまだ遊び足りない次男と海で遊ぶ。ぷかぷかと浮き輪で浮いていたら、長男がやってきて、私を沖へと流そうとした。
足がつかないと不安な私を見て、ゲラゲラと笑う長男。
ギャーギャーと騒ぎながら浜まで必死にバタ足をする私を、長男は一気に沖へ押し流す。次男も一緒になって3人で遊んだ。めちゃくちゃ楽しい。夏の思い出。ケツメイシがリフレインする。
するとそこに夫がやってきた。
「強い雨が降るってよ!」
海の家のお姉さんが、教えてくれたらしい。
私たちはさっさと海から上がり、いそいそとガゼボの荷物を片付けて海の家へと急いだ。しばらくすると、ポツリポツリと重たい雲から雨が落ちてきた。
「教えてもらってよかったね〜」
なんて言いながら、交代で着替えをした。
すると空からはゴロゴロと雷の音。バチバチと音を立てて、雨が地面を叩く。雨足はどんどん強くなった。バケツをひっくり返したような土砂降り。
海水浴場から駐車場までは、徒歩で15分。シャトルバスに犬は乗れない。
傘がない。
海の家にも売ってない。
雨雲レーダーを見るも、雨足が弱まる気配もない。
ナイナイづくしで、NAI・NAI 43SAI。
NAI・NAI・NAI 帰れNAI。
どうしようか、とみんなで顔を見合わせる。
もう、行っちゃう?
もう行っちゃおっか。
満場一致で、雨の中を歩いて戻ることに決定した。愛犬をバギーに乗せ、蓋を閉め、キャリーの隙間から雨が入らないようにタオルをかけた。私たちはそれぞれバスタオルを頭からかけて、横なぶりの雨に向かって行った。
「俺は、バスタオルなんかいらねー」
長男がドヤ顔で言い放った。
「俺は、雨も滴るいい男やから」
「水も滴るいい男やろ」
「マジレスすな。わかっていいよるに決まっとるやん」
長男はドヤ顔で、前髪をかきあげた。
なぜか不思議とその顔を見て苛立ったが、思わず私は吹き出した。残念ながらイケメンではないかもしれないが、お前はいいやつだ、と私は思う。
ひどい土砂降りの中、みんなでわーきゃー言いながら、駐車場まで歩いた。
「多分、一生忘れんよね。これもいい思い出になるんやない?」
なんて言いながら。
⛈
豪雨の中15分歩き、全身びしょ濡れになった。
車に到着し、時刻を確認。幸いにも時計は15:15を指していた。チェックインは15:00。助かった〜なんて思いながら、フロントに向かった。
びしょ濡れの私を見て、スタッフの方がすぐにタオルを用意してくれた。
「傘は売店で売っていますか?」と私は尋ねる。
予報ではずっと大きな傘マーク。これからは何処へ行くにも傘が必須だ。わかっていたのに傘を持ってくるのを忘れてしまっていた。
「施設の前のビニール傘はご自由にお使いいただけます」とのこと。
ありがたい。私は手厚い対応に感謝した。
鍵を受け取り、早速部屋に入る。
犬同伴可のお部屋は、犬小屋をイメージしている部屋でとても可愛かった。今回私が宿泊したバークロッジは新しく作られた施設なので、全体的に新しく、明るい木目調のデザインの部屋だった。シンプルでいて、過ごしやすく快適だった。
部屋にお風呂はついていないが、シャワーブースがあった。
シャワーブース初体験の息子たちは、ガラス張りのシャワー室にテンションが上がったのか、すぐに裸になり交代でシャワーブースを満喫。
夜ご飯まで時間があったので、まだ遊び足りないという次男を連れてアークランドスパという施設まで行くことにした。海上アスレチックで体力を使い果たした夫は、愛犬と休憩してもらうことにした。
私も一度海上アスレチックを体験したことがあるが、あれは本当に体力を使う。まずめちゃくちゃ滑るから、コケまくる。その状態で行うアスレチックが本当に難しい。かなり力を入れない立っていられない。楽しいけど、かなり体力を消耗するのは事実だ。46歳の夫にはかなりハードルが高かった。
アークランドスパは、温水プールやサウナ、温泉、マンガを読める施設などが一つになったもの。次男は泳ぐのが大好きなので、まだまだ泳ぎたいとのこと。私も温泉に浸かりたかったので、私と長男と次男で巡回バスに乗ってアークランドスパへと向かった。
宿泊者は無料で利用でき(サウナは有料)、水着やタオルも無料で貸し出ししてもらえる。手ぶらで行けるのでありがたい。
泳げるほど広くはないが、子どもが遊ぶには十分な広さだ。
夕飯までしっかり遊んで、部屋に戻った。
🐶
雨が小康状態になっている間に、愛犬を少しだけドッグランに出してみた。
1Fの部屋は、部屋からそのままドッグランに出ることができる。ドッグランは2箇所あり、部屋に隣接しているドッグランは海の目の前にある。
🍻
そして私は、部屋に戻ると風呂上がりの一杯をいただく。
夫が持ってきたポータブル冷蔵庫でキンキンに冷やしておいたビール。旅先のビールのうまいこと。温泉でほてった喉に、辛口のビールがキリリとしみる。思わず口から「うまい」とこぼれた。
晩ご飯は、部屋の外のテラスでバーベキュー。
雨が降っている状態でのテラスの食事はどうなるのだろうかと心配していたが、心配は不要だった。基本的には余程の横なぶりの雨でなければ、雨避けでテラス席まで雨が降り込まない仕様となっているらしい。
食材はクーラーボックスに入って届けられた。
そのまま食べられる前菜のセットと、お肉のセット。それとは別にお鍋の具材。
和洋折衷のいろいろな前菜。
偏食な次男も、美味しいと言いながら食べていた。食べられない食材は、私のと交換しながら完食。結構なボリュームがあった。
お肉も美味しい。バーベキュー用にタレがついていたが、部屋食だからタレや薬味は持ち込むのもありかもしれないと思った。飲み物は電話で注文し、持ってきてもらうスタイル。下調べしておいた際に、部屋食だから飲み物は持参したものを飲むと良いと書かれていたのを見た。私は事前に飲みたいものを大量に買っておき、ポータブル冷蔵庫で冷やしておいた。経済的。
じゃがバターやアヒージョまであって、もう満腹。
さらには鍋まで!
このお出汁がすごくおいしかった。アゴ出汁かな。夫がこの出汁で酒が飲めると言っていたほど。言っていたというより、出汁をつまみに酒を飲んでいた。
私がいちいち酒の写真を撮っていると、「映えんて」と長男に突っ込まれる。ほっとけ、と思うが、冷静になるといちいち酒の写真を撮って、何が楽しいんだと思わなくもない。酒が飲めるぞ〜マウントかもしれない。酒好きでSNSをやっている人間の宿命。無意味。意味のないことが楽しい大人。
〆は雑炊。やばいくらいに腹がパンパン。しかし、食べてしまう不思議。この時ばかりはダイエットのことは忘れてがっつり食べる。旅行の醍醐味。という言い訳。旅行はファンタジー。多分、いくら食べても太らないという妄想。帰って体重計に乗るのが楽しみだなぁなんてことを考える。温泉施設にある体重計には乗らない派閥に所属している。麦酒党焼酎派閥所属ベテラン妄想族。
また酒の写真を撮っていたら、息子に邪魔された。
ワンコの食事も注文できる。
普段はドライフードとレトルトを混ぜて食べさせているが、せっかくなので頼んでみた。頼まなくてもOKだけど、どんなのか見てみたいという好奇心。食べるかわからないので、一応いつものフードも持ってきてはいたものの……、
皿に移す前からがっついていた。
野菜と鹿肉のボイルと選べるスープ。米粉のクッキーとカップケーキ。
うちの子には量が多そうなので、加減をしながらあげたが、食いつきが良かった。すごく美味しそうに食べていたので、こちらとしても満足。
お腹いっぱいになったら、休憩タイムになった長男と愛犬を残して、私と夫と次男は温泉+夜の遊びに出かけることにした。
温泉施設は3箇所ある。
温泉好きとしては全部回りたい。お湯の種類が違うかどうかは分からないが、いろんなお風呂に入るのは楽しい。
メイン施設へ巡回バスで移動し、入浴。
お風呂上がりに寄ったのは、フィッシャーマンズラウンジというバー。
定額時間無制限(23時まで)で、お酒飲み放題。ダーツやビリヤード、ボードゲームがあり、いくらでも入り浸れる酒好きにはたまらない施設。
ノンアルコールの飲み物もあるので、好きなお酒も作ることができる。ビールとジンジャーエールを割ってシャンディガフにしたり、白ワインとジンジャーエールを合わせてオペレーターにしたり。赤ワインとコーラを合わせてカリモーチョにしたり。とにかく楽しい。
部屋で散々飲んだのに、ここでもまた飲む。
夫が入れたかきの種。入れすぎだし、お腹いっぱいなのに食べちゃう不思議。
懐かしのパックマンで遊んでみた。
ゲームと共に歩んでいない人生だったので、ルールすらわからない。夫に教えてもらってやってみたが、難しい。多分、お酒が入ってなかったら、もっと頑張れる。たぶん。
お腹いっぱい飲んで遊んで満足して、部屋に戻った。
色々としていたら、時刻は23時。
今日はいっぱい遊んだね〜ってことで、ベッドに入った。
😴💤
2024年7月14日(日)
長崎は今日も雨だった。予想雨量不明。大雨予報。
雨じゃなかったら、ワンコOKのドッグカフェや行きたいところが色々あったが、流石に雨だと難しい。雨の予定で組み直さないとな〜と、ぼんやり考えながら起床した。
かわいいうちの子はどこにいるのかなと確認すると、私のすぐそばで丸まって眠っていた。
かわいい。愛しい。好き。大好き。
産んでないけど、間違いなく我が子。
この子を我が家に迎えいれたのは2023年11月。いわゆる売れ残りだった我が子だが、今は売れ残っていたなんて思わない。私たちが迎えに行くのを待っててくれてたんだなって思う。
そんなことを思うくらいに私はロマンチストなので、小さく丸くなってすうすうと寝息を立てる愛犬を見ていたら、胸が熱くなった。
いつもは私の枕を占領して、私を困らせているのに、今日に限って横で寝ているのがかわいい。
私はいつもと同じように早起きをし、愛犬のトイレを済ませると温泉に行くことにした。
ぐうぐうと眠りこけている夫の肩をポンポンと軽く叩き、お風呂に言ってくると宣言。
早起きをした次男もついてくるというので、次男も一緒に行くことにした。
ロッジ風の宿泊施設から、5分程度歩いたところにあるホテルの1Fの温泉に行くことにした。ここは大量の書籍が置いてあるというオプション付き。次男はお風呂には入らず、ここでのんびりすると言う。
小さい部屋みたいのがいくつもある。
押し入れみたいな狭さが心地いい。
好きな本を大量に持ち込んだら、多分、相当な時間ここにいれるくらいの居心地の良さ。
置いてある水もなんだかオシャレだった。
温泉施設に限らず、島内にはフリードリンクの給水スポット的なものがある。宿泊者は無料で利用できて水分補給ができるのが非常にありがたい。
朝のお風呂を満喫して、部屋の片付けをしていると朝食が届いた。
朝食はバイキングと部屋食のいずれかを選べたが、初めての犬同伴旅行だし、置いていくのもかわいそうなので、朝食も部屋食にした。
WAKUWAKU・DOKIDOKI
洋食!
サラダ。マリネっぽい何かと、唐揚げとハッシュドポテトとソーセージとヨーグルト。
長崎名物のトルコライスっぽいもの。
ご飯にスクランブルエッグ、トンカツにナポリタン。
これ以外にもオレンジジュースにコーンスープ、パンもついていてお腹いっぱい。
コーヒーもついていたので、コーヒーを淹れて飲む。
わんこ用の朝ごはんは、オムレツにパンケーキ、トマトとじゃがいもとブロッコリーにヨーグルト。普通に私が食べたい!
☕️
ごはんを食べ終えると、お腹いっぱいの腹を抱えて敷地内のパン屋に行く。
もちろんすぐに食べるのではなくて、夜ご飯用に。
どれもこれも美味しそうでテンションが上がる。一緒についてきた長男のリクエストも聞きながら、パンを載せていたらいつの間にやらトレーの上が山積みになっていた。
マルマルモリモリのトレーをレジへと持っていく。
するとレジに禁断の7文字が!!
旅先で見るとついつい買っちゃうやつ!
さて、ここでクイズです。
皆さんも一緒にお考えください。
ヒントは、〇〇〇〇〇ー〇。
ポクポクポク。ちーん。
答えは……どぅるるるるる。
🍦ソフトクリーム!!!🍦
50円でソースをかけてもらえるということで、チョコレートと焦がしキャラメルのソースをかけてもらった。ソフトクリームにかかっていたソースがいつの間にかパリパリに固まっている。ふわふわのソフトクリームにパリパリのソースが美味しい!
チェックアウトギリギリまでお部屋で過ごして、今日の予定を相談。
本当は市内の観光をしたかったが、かなり雨が降っていたので、観光は断念。チェックアウトを済ませると、再びアークランドスパへ行き、お土産を買って帰ることにした。
愛犬との初めての旅行は、たくさん思い出ができた旅行だった。
もともと大好きだった伊王島がもっと好きになった。
雨が降っていなかったら、わんこをリュック型のキャリーバックに入れてサイクリングを楽しんだり、ドッグランを楽しんだりもできそうだ。
息子たちが好きそうなアクティビティも、まだまだたくさんある。
夏は暑くて外に出るのが大変かもしれないから、季節を変えて、また遊びに行きたい。
🏠
帰宅後、高校2年生の長男に、
「いつまで旅行についてくる?」
と尋ねてみた。
「う〜ん。よくわからん」
私の意図を汲めない長男は、渋い顔をして不思議そうに答えた。
そりゃそうだよな、と思う。
私が「ありがとうね」と言うと、再び渋い顔をして「何が?」みたいな顔をした。
「犬のお世話係も必要やし、次男の遊び相手もいるし、ずっとついてきてください」
私がそう言うと、長男は軽く笑った。