アゴが疲れている
どういうわけかアゴが疲れている。
理由はよくわからない。いや、わかっている。はっきりと。
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実はお盆あたりから胃の調子が悪かった。
理由はわかっている。至極シンプルな理由だ。
飲み過ぎ、食べ過ぎ。そして、遅くまで食べたり飲んだりしているから。
昨年の人間ドックで、食道裂孔ヘルニアとびらん性胃炎と診断された。いずれもB判定だった。生活習慣を改善すればいいということで、気を付けていたような気を付けていなかったような。そんな生活を送り、半年以上が立った。特に問題なく過ごしていた。
だからかもしれない。油断した。
調子に乗った。
だって、夏だもん。
飲みたかったし、食べたかったんだもん。
ということで、好き放題やった結果、逆流性食道炎っぽいのと胃炎の症状が出てきた。まさに自業自得とはこのこと。仕方がないので病院に行き、薬を処方してもらった。おかげさまで順調に回復しており、お酒も美味しい日々が戻ってきた。
そういえば、職場で胃炎について話をしていたら、私の周りの酒呑たちはこう言った。
「私も胃が悪いのよ」と。
そして、続けて"こう"言うのだ。
「胃薬はビールで飲んでいるわ」
つわものどもは酒と胃薬。
「あなたもそのタイプよね」と言われたが、どうだろうか。胃薬をビールで流し込んだ日があっただろうか。あったかもしれないし、なかったかもしれない。
こういうnoteを書く時、少し躊躇する。ダメ人間っぽい印象を与えないかと危惧してしまうからだ。SNSは虚像の世界。アカウント名も自分の名前とはかけ離れた名前なのだし、いっその事、現実の私を想像することが難しいくらいにいい女になってみたい。例えば長澤まさみがいいな。なんてことを考えたりもするが、果たしてどうだろうか。今更な気もしてきた。どう考えても私のnoteを読んで長澤まさみっぽい人物像を連想する人はいないだろう。むしろ、「ああ、この人はダメ人間だな」と思っている人の方が多いのではないかという気がしている。ダメ人間が悪いとは思っていない。むしろダメ人間が好きかもしれない。人間らしくていいじゃないか。と誰かを擁護するフリをして自分を擁護していくスタイル。それにしても、1年以上毎日更新してきて、ダメ人間でなかった日があっただろうか。
ちょっと考えてみよう。
無理。考えるだけ無駄。
私はダメ人間だ。
認める。ダメよ〜ダメダメ〜。
そんな人間のnoteを読む価値があるだろうか。
私にはわからない。
価値があるか価値がないか、それを決めるのはあなたです。
……おっと、脱線が過ぎたようだ。
話をアゴーに戻そう。ということで、私はやっぱり生涯において美味しくお酒を飲み、美味しいものを食べたいと願うなら、生活習慣は改善せねばならぬだろうと思った。戻したつもりが脈絡がない気がする。まあ、この際、話をサクッと前に進めよう。
ちなみに私は薬は可能な限り飲みたくないと思っている。病気になれば飲むし、どうしようもなければ積極的に取り入れるが、生活習慣の改善などで自分の体調を維持できるならそちらの方が良いと思っている。健康オタクなのだ。
ということで、胃の健康を維持するため、生活習慣の改善の一つとして早食いをやめることにした。
私は元々、食べ物を5回〜10回くらい噛めば、飲んでしまうような早食いだ。
あっという間に食事は済んでしまって、次から次に食べたくなる。
おかげさまで満腹中枢の出番などなく、本当に満腹になってから食事を終えるという44年間だったような気がする。
それは、私の父も同じで、この早食いは遺伝子によるものではないかと私は考えている。
父親はごはんをほとんど丸呑みに近い状態で、喉を鳴らしながら「ごっくん」と飲み込む。幼い頃、その様子を見て本当に美味しそうだと思った。憧れに近いものがあったかもしれない。さながらドラゴンボールのサイヤ人たちの食べ方だ。ワッシワッシと口に放り込んでは飲み込んでいくあの美味しそうな食べ方。
だからそれを真似していたのかもしれない。
しかし、それはよくない。咀嚼は消化の助けとなり、満腹中枢を働かせるきっかけとなるのだ。知らんけど。多分。いや、間違いなく。
その早食いをやめる。
そのため私は、よく噛む生活を始めた。
胃のために。それがほとほとめんどくさい。アゴが疲れる。時間もかかるし。タイパが悪い。
とはいえ、食べる量が減った。
満腹感が得られるのだ。
胃の調子も良くなってきた。
お酒も美味しい。
コスパがいい。
よく噛むことは、いいことなのだろう。
そういえば、顎が鍛えられている気がする。
そのうちシュッとした顎が手に入るかもしれない。
もしアゴがシュッとして尖ってきたら、ぜひそのアゴで鍾乳洞から生えるつららとバトルをしたいと考えている。新しい夢がひとつ生まれた瞬間だ。
と、自分で書いた文章を読み返して、酔っ払って書いたのだろうかと冷静になる朝。酔っ払ってはおらず冷静な状態で書いたはずなのだが、何故オチが鍾乳洞のツララなのかはよく分からない。せっかくなので、このまま公開してみることにする。
今日も、色々なことを咀嚼していこう。