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【適応障害休職日記】見せかけの寄り添いはいらない
休職160日目
仕事は作業着、家ではスウェットの父を見て育ったからか、
スーツ姿の男性に弱い。
スーツを着ているだけでかっこよさ5割増し。
今日はメンバーさんが職場面談があるとのことでスーツを着てきた。
目の保養である。かっこいい。
私は信じている
Tさんに話した。
あの人の声が聞こえたこと。
耳を塞いでうずくまってしまったこと。
もう嫌だ、会いたくない。声も聞きたくない。
Tさんは「課長とは話せたの?」と聞いてきた。
「少し」と小さくうなづくと、大きくうなづいて、
「じゃあミッションコンプリートですね。頑張りました」と言ってくれた。
それから声を聞いてどう思ったのか、
ゆっくり丁寧に聞いてくれた。
「あの人は普通に働いてるんだ。ずるい。休みたくて休んでいるわけじゃない」
「怖かった。あの人と同じ場にはいられない。無理」
午後からは産業医面談。
「嫌だ。行きたくない。課長と顔を合わせたくない」
「またあの産業医と保健師に色々言われるのが嫌」
泣いて聞き取りにくい言葉を、
一語一句逃さずに聞いて返してくれた。
「でも行かなきゃならないのはわかってるんだよね。行きたくない気持ちが変わることはないのも、わかってるんだよね。その気持ちと葛藤してるんだよね」
「大丈夫、今まで嫌だと言いながらも行き続けてることちゃんと知ってるから。頑張ってること、知ってるよ」
小さかったけど「いってきます」と言った。
ニコッと笑って「気をつけて、いってらっしゃい」と言ってくれた。
面談には行った。
けど、内容は散々だった。
金曜の職場面談のことを聞かれて、初めて泣いてしまった。
泣かないように頑張ったけど、止められなかった。
その姿を見て、産業医と保健師は、
職場に行くことを提案したリワークを悪者のように
「無理させることないと思うんだけど」
「何考えて行けって言ってるんだろうな」と言った。
「リワークは悪くない」と言いたかったけど、泣いていて声が出なかった。
リワークの人たちは4年間、私の調子が悪いときも、いいときも全部知っている。
4年間の信頼のなかで、スタッフさんたちは私にこのミッションを課しているんだ。
私もそれを信じて頑張っているんだ。
たった数ヶ月、今の私しか見ていない人たちに何がわかる。
勝手なことを言うな。
大切な人を傷つけられたようで、腹が立った。
リワークは私の大切な場所なんだ。
心から信頼できる人たちがいるんだ。
何を言われようと、私は信じたい人を信じるから。
できることを、一歩ずつ。
大丈夫、大丈夫だね。