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【適応障害入院日記】読書は心の洗濯

17日目

友人と会えてテンションが上がったからか、
はたまた火曜日に迎える家族面談への不安か。
日付が変わっても寝つくことができず、久しぶりの眠剤追加。

8:30に看護師さんに「いろどりさん〜、朝ごはんどうします〜?」と聞かれ、
「え!何時?!」と飛び起きた。まさか起こされるまで寝てたとは。

何にもない日にできたこと

午前中は眠くて眠くて眠くて…
結局、お昼までほとんど寝ていた。
前は追加した量を毎日飲んでも寝られなかったのに。

午後はどうしようかなと思ったが、
ふと「今なら本を読める気がする」と思い、持ってきた本を開いた。

体調を崩す前は、本を読んでたら夜が明けてたなんてことが何度もあった。
一度読み始めたら止まらない。
文体の好みはあるけど、ミステリーから自己啓発本まで何でも読む。
特に好きな作家さんの本は必ず初版本を手に入れる。
文庫本より単行本が好きだから、重くて本棚が歪むくらい詰め込んでた。

それが、体調を崩してからまったく本を読めなくなった。
読みたい気持ちはあるのだが、目が滑って文字を追えない。内容が入ってこない。
本好きの私にはとてもショックだった。

それでも本屋さんは癒しの場所。
独特の紙とインクの匂い。

読めないけれど、好きな作家さんの新刊が出れば必ず買った。
ベッド横には積ん読がどんどん増えていく。

その中で唯一読めたのが、絵本 だった。

文字を読まなくても絵を見て内容が理解できる。
むしろ文字がない絵だけの本があるくらいだから。

前職の休職中から絵本はかなり増えた。
絵本も、海外ものから、キャラクターものまで、何でも読む。

入院に絵本も持ってこようかと思ったが、あまりの荷物の多さに諦めた。

で、午後に戻り、眠気もだいぶ落ち着いた。
持ってきた1冊の『「誰かのため」に生きすぎない』を開いた。

「読める」

文体が口語体で読みやすいのもあるが、内容がわかる。
久しぶりの「読書」の感覚。うれしい。

家にはダンボールに入ったままの未読本がたくさんある。
外泊のときに何冊か持ってこよう。

そう、明日から母襲来のための外泊。
あー、ちょっと気が重くなってきた。

今、私ができるのは「休む」こと。
できることを、一歩ずつ。
大丈夫だね。

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◯今日のご飯
朝食
・ご飯
・みそ汁
・納豆
・キャベツ炒め
・牛乳

昼食
・ご飯
・すまし汁
・かに玉(だからグリンピース!!)
・ビーフン炒め
・パイン缶

夕食
・ご飯
・みそ汁
・鶏の照り焼き
・ブロッコリーサラダ

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