大人の自由研究〜ダブルツリーby Hilton大阪城②〜
4.パブリックスペース
アーティスティックな大阪城。
徹底した色遣いにこだわりを感じます。
青の表情が深く、豊かであると感じました。
青と茶の組み合わせは、落ち着きの中に上手く清涼感を加え、ホテルのテーマである水都大阪を表現しています。
客室に向かう長い廊下の突き当たりやエレベーターホールなど、所々で目にするアートは、オリジナリティにあふれています。
アートを中心にインテリアを組み立てていく考え方は、最近のホテルの傾向かもしれません。
ホテルライクインテリアを構成するアイテムの1つとして、この考え方を取り入れてみても良いと思います。
ラウンジサービス
エグゼクティブラウンジでいただけるブュッフェ形式のアフタヌーンティーを楽しみました。
ブュッフェとアフタヌーンティーは相反するスタイルのようですが、ケーキスタンドで運ばれてくるスィーツを食べ切れず残してしまう私たちにとっては、食べられる分量を調節できるブュッフェは、有難い存在です。
14時から16時までは、アフタヌーンティーのサービス。17時から19時まではカクテルタイムサービスがあります。
ホテルのラウンジサービスは、最近の流行りのように感じます。
別名オールインクルーシブとも呼ばれています。
昨年行ったJWマリオット奈良でも同様のサービスを楽しむことができました。
アフタヌーンティーとカクテルタイムサービスの間には、
さほど時間がありません。
お天気も良かったので、すぐ近くにある大阪城公園に出かけました。
ぶらぶらと新緑の美しい園内を散歩しました。
天守閣が木々の間から見え隠れするのですが、なかなか近づくことはできませんでした。
一口サイズとは言え、サンドイッチやケーキもバリエーション豊かに食べるとお腹に溜まります。
年齢を重ね、ケーキやドーナツの類は月に一度くらいのペースで食べることを心掛けているため、一気に胃に負担がきてしまいました。
カクテルタイムは、ワインを中心に愉しむことにしました。
甘いものは別腹になり得ないですが、ワインは特別です。
暑い季節、よく冷えた白ワイン、冷たいアボカドとシュリンプのサラダが疲れた胃に清涼感を届けてくれました。
以前も書きましたが、白ワインとシュリンプの類があれば、私は満たされます。
眼下に広がるライトアップされた大阪城と大阪の街。
贅沢なカクテルタイムを過ごすことができました。
プールの色遣い
最近のホテルに共通するパブリックスペースの1つに、プールとジムがあります。
今回のホテルでは、併設されていたプールのカラーコーディネーションが印象に残りました。
軸がきちんと定まっているため、ぶれない美を感じます。
エントランスの美しさ
1階エントランスホールにはテーマカラーである青が使われていません。
白とグレーの濃淡が印象的な静かな空間でした。
ざわざわした人の気配は感じませんでした。
ホテルのチェックインカウンターは、6階にあります。
このエントランスは、車寄せからエレベーターまでの通路のような空間です。
敢えて色味を抑え、広がりを感じさせる演出かもしれません。
レストラン 千(SEN)
朝食は6階ロビー脇にあるレストラン千でいただきました。
前日の夕食が軽めだったため、朝はしっかりいただけそうです。
こちらのインテリアは、関西・大阪を前面に出しています。
昔の大阪の風景を切り取ったセピア色の写真をコラージュした一面や大きな蛸だけが描かれた壁面など、楽しい気持ちになる空間です。
大阪ミックスジュースと大人のミックスジュース、出汁香る蛸のオムレツとライブキッチンでおにぎりを握ってもらいました。
ドライフルーツやドーナツはディスプレイの仕方が絵になるため、写真におさめました。
最近の流行りものとオリジナリティ
国内外に関わらず、新しいホテルには共通項目があります。
その1つがカプセルタイプのコーヒーマシン。
インスタントですが、美味しいコーヒーを飲むことができます。
紅茶や日本茶は、ホテルによって扱うブランドがまちまちですが、コーヒーマシンだけはほぼ一択です。
自宅に取り入れたい収納術がコーヒーマシン周辺のカウンター収納です。
モノの居場所を明確にすることで、機能的かつ見た目も美しい引き出しが完成します。
引き出しの中が、モノの大きさに合わせてきちんと仕切られていることがポイントです。
この収納スタイルも最近の流行りのように思います。
今回のホテルで珍しいと思ったモノが、水を入れるために用意されたピッチャーです。
形も美しく、絵になるピッチャーでした。
使い勝手も良かったです。
今回、新しいホテルに滞在し、ホテルのインテリアを観察しました。
自宅に取り入れるために参考になることもありました。
ご参考になればと思います。