最近苦しくて、思うように書けなくて、と言葉にしようとしたら、言葉より先に涙が溢れてきた。
新年のオアシス会。稀人ハンタースクールのオンラインアルムナイみたいなものだ。みんなの安否を確認して、お祝いもして、みんなの温かい空気に包まれていたら、尖りまくっていた心がヘニャッと曲がった。曲がって溶け出したら止まらなくなった。涙も鼻水もとめどなくあふれ出る。どこに溜まってたんだろう。
noteはじゃんじゃん書けるのに、書きたいことが進まない。実際のところ進んではいる。書いてる。それなのに、書けていないと感じる。
「書いてるじゃん」
言われてようやく、我にかえった。
書いてる。いつもより多く書いてる。
毎日、毎日、書いてる。
noteも原稿も、書いてる。
書いても書いても書けていない。
12月、書くことに拍車がかかった。フリーランスになって、さよならしたはずの小さなマネジャーが、いつの間にか私の右肩に乗っていた。厳し目のセルフマネジメントを仕掛けてくるマネジャーが。楽しむことよりも、納期厳守、進捗管理、タイムマネジメントにすこぶる厳しい。少しでも早く、少しでも多くの生産を求めてくる。会社員時代は、彼のおかげでずいぶん助かった。しかし、今はちがう。
仕事量が増えて、納期を意識し始めて、私の体にピリピリ感が出てくると、眠っていた彼が目を覚ます。自ずと私のマネジメントを始める。
納期前倒しのハードスケジュールを設定してくる。「ピリリキツめの、パツパツくらいがちょうどいいだろ?」と、甘い言葉を耳元で囁く。
「しんどい思いをしながら成長する」からは、
「楽しいことをやっていたら成長していた」に去年脱皮した、はずだった。脱皮できたのか。たくさんやって成長したいと思っている。
「がんばるのはいいけれど、がんばる方向を間違えるな」お師匠によく言われる言葉だ。
成長は目的ではなく、結果だ。
やりたいことをやる、楽しいと思えることをやるから、いいものが作れる。その感覚を信じて。指差し確認しながらこれからも、この道を歩んでいく。
フリーランスになって、好きなように働けるようになった。好きなだけ働くことができるようにもなった。仕事が好きだ。好きなことやってるから、仕事が好きでたまらない。好きな仕事がいくらでもやりたくなってしまう。
好きで楽しい仕事をやっているなら、苦しくて涙は出てこない。なにかがおかしい。立ち止まり、指差し確認。好きなチョコチップビスケットも、食べすぎたらおいしくなくなる。シュークリームも焼肉もラーメンも食べすぎたら胃を壊す。仕事も同じだ。
好きなものを好きな人たちと、おいしく食べ続けて幸せを感じていくためには、腹八分。仕事も腹八分。遊びはお腹いっぱいになって眠たくなるまで……。
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