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【754球目】志

2024年3月1日、4月1日と立て続けにM&Aを実施しました。
1件は京都と滋賀、もう1件は神奈川にあるものづくり企業です。
今日はそんなお話です。


大きな目的

三陽工業がM&Aを実施する目的は大きく2つあります。

・生産推進グループの活躍の幅を広げること
・社会問題を解決すること

そして、この2つは連動しています。
社会問題解決とは、製造業における事業承継者不足と現場人材不足です。
業歴50年、社長が70才、現場の平均年齢が50代。事業承継者なし。現場の最年少は37才。そんな中小の製造業の企業が日本には数多くあります。

社長が70才。今の70才は元気な方も多いです。柔軟な方も多いです。ただ、DXやSNS、コンプライアンスにSDGs。多くを自分でやらないといけない中小企業においては、現在の時代の流れは厳しいものがあります。現場の平均年齢が50代。最年少が37才。20代の若手がもし入って来たとしても、年齢が近い先輩が少なく、離職のリスクが高まっていきます。もちろん、そんな状況で上手く行くこともありますが、可能性の問題です。

経営の後継ぎ現場の後継ぎもいない状態。
ただ、仕事はあってお客様から評価はされている。その会社が無くなると大手メーカーが困ってしまう。もし、あと10年経って社長が80才、現場の平均年齢が60代になってしまうと、そのリスクはより大きくなりますね。

生産推進グループ

三陽工業の最大の強みである生産推進グループ
このグループには現在1500名を超えるメンバーが在籍しており、その平均年齢は約32才です。京都にも滋賀にも神奈川にも拠点があり、今回のM&Aで、志があり自分自身をより成長させていきたいというメンバーが異動してくれています。

まだまだ始まったばかりですので、今は目の前のことに必死でしょう。
これから時間が経っていけば、そのメンバーがより成長し、次のステップへ進んでくれるはずです。

若い力が、現場で躍動をしてくれています。今後、そのメンバーの成長が、今回M&Aを行った事業所の成長に直結し、最終的には、そのメンバーが責任者になるイメージまで持っています。既存のものづくり拠点である、西神戸ロジスティクスセンターや淡路島事業所においても、生産推進グループのメンバーが既に拠点長や拠点長候補として活躍してくれています。

生産推進グループは元々リーダーを創出する為のグループでした。
そこから幅が広がり、今では多様性を持つグループになっています。リーダーを創出する為のグループだった初期の時代に集まってくれたメンバーが実際に、リーダーになっているこの形を見ると、本当に嬉しくなりますし、もっともっとそれを広げていきたいと考えています。

ものづくりの拠点長の古いメンバーは私と長く一緒に仕事をしてきた戦友の様なものです。そのメンバーの元で、新たなメンバーが生産推進グループという仕組みを通じて新たにリーダーとして飛躍していく。

もちろん、そこで大切なことは本人の想い、志です。リーダーになりたい、拠点長になりたい、と思うからこそ思考と行動が今に繋がっています。平均年齢32才。4月1日には多くの新入社員が入りましたので、少し下がっているでしょう。

まだまだこれから伸びしろのあるメンバーが数多くいます。そんな生産推進グループのメンバーが活躍する場所をこれからも新しく増やしていく必要があります。環境を整えて、そこで活躍するメンバーが増えていく。自身の無限の可能性を伸ばしていってもらいたいと考えています。

これからもシンカしていきます。
本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします!!




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三陽工業株式会社公式 代表取締役社長note
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!