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光徳小屋今昔②
学習院大学山岳部 昭和47年卒 秦野郁郎
数年後、山岳部創部75周年の集まりに出席して、後輩から光徳小屋が閉鎖の危機に瀕していると聞き初めて光徳小屋の実態を理解した。
年間の利用者が300人足らずで、その多くは学習院山桜会の人々だと聞いて、もう一度光徳小屋の再建に協力しようと昔を思い返した。
当時は現役の学生や生徒が大半で、卒業生や一般の方は少なかったと思う。 今はほとんどが卒業生か一般の方である。 学校の校外施設でありながら、子供たちが利用しないと言う実態から、学校としても維持する必要性を訝る意見も出始めていると聞く。
最近の光徳への利用状況を調べてみた。
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いずれも漸減傾向にある。
特に現役の学生さんの利用離れが目立つ。 山岳部員の不足や学習院山桜会の若手の参画不足も同じ原因ではないか。 山の良さや光徳の素晴らしさを体で感じるには大学生からでは遅いのでは。 中学生・高校生の多感な時期にその感動を経験させるべきではないのか。 30年以上前に中等科の林間学校に付き添いで行ったことがある。 菅平だったと記憶するが、子供たちの輝いた姿が思い出される。
高等科の岡崎博之先生が光徳に林間学校用(2クラス程度の子供たちが利用できる)施設を作りたいと考えていたのもその頃であった。 中学生・高校生の子供たちが、光徳に遊び山の素晴らしさに触れ、高等科の山岳部に入り、さらに何人かが大学の山岳部にまで進んでくれる夢などを考えられないだろうか。
そのために光徳で子供たちを集めた林間学校などできないであろうか。 今のままでは衰退の一途を辿る光徳小屋となってしまう。 先輩後輩諸兄の意見で光徳小屋を守っていきたいと考える。 64年の歴史を刻んできた光徳小屋をみんなで守っていきたい。 今年も「光徳小屋の集い」を行います。親しい方々お誘い合わせの上ぜひご参加してください。
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山桜通信23号(2005年5月)
「光徳小屋今昔①」から
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