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光徳小屋の設備環境の改善計画について(2016年)①

学習院大学山岳部 昭和47年卒 秦野郁郎

 日光光徳小屋に初めて行ったのは49年前の今頃でした。高校で山登りの真似事程度はしていた私が、昭和43年に学習院大学に入学してまもなくでした。 化学科に入学したので、馬場からの坂道の脇にある乃木大将ゆかりの木造平屋建ての山岳部の部室の周りをうろうろしていて勧誘されたようでした。

 まもなく高等科山岳部からの3人が加わり、新人歓迎の行事として光徳小屋に行きましたが、一目で好きになり、山登りをそっちのけで小屋係にのめり込んでいきました。

 現地の奥山さんの手伝いということで毎月ようにのように行くのですが、奥山さんは私の顔を見ると「後はよろしく」と宇都宮の自宅にバイクで降りていかれました。 その頃は、週末の利用者が多く、現地払いでも利用が認められていたこともあり予約なしの人も多く管理人もどきで楽しんでいました。

 小屋前の小川の向かい側に大きなゴミ穴を掘ったり、ゲレンデの草を鎌一丁で刈りました(雪が少ない光徳周辺で降雪があればすぐスキーができるように初秋に草を短く刈り取る)。 田舎育ちの私には、それ等の作業も全く苦にならず、4年間の学生生活は管理人もどきで、あっという間に過ぎ去りました。

 当時は土曜日が半ドンでお昼で授業を終えると一泊で光徳小屋に行くことが流行り、研究室単位やゼミ仲間、クラブ活動などで週末はいつも貸し切り状態が続きました。 手元に残っていた資料によると年間3000人を超える利用者が楽しんでいました。

山桜通信45号 2016年5月


「光徳小屋の設備環境の改善計画について(2016年)②」へ


入部した頃の「二代目光徳小屋」
薪ストーブにランプの小屋でした。



「二代目光徳小屋」はサザエさんの家の様な小屋でした。


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