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光徳小屋の設備環境の改善計画について(2016年)②

学習院大学山岳部 昭和47年卒 秦野郁郎

 手作りの簡単なポスターを中高等科や戸山校舎にも貼らしてもらったところ中高校生や短大の学生さんたちがたくさん訪れていました。

 薄暗いランプの下で薪ストーブを囲み、夜を徹して歌ったり語り合った人がたくさんいました。

 最近の20年間は光徳小屋の年間の利用者も500人と昭和40年代~50年代に比べることもできないほどの減少ぶりです。 小屋の利用者の減少は、時代背景もありますが、光徳小屋の魅力を小屋の立地環境だけで訴えるのは、現在の学生生徒にはやや無理があるようです。 では、光徳小屋に不足するものは何かと利用者の声を集めてみますと、どうもハード面ではトイレにあるようです。

 そこで、現在の男女トイレの衛生設備を一新し、若年層の要望に応えられる光徳小屋にと考えて、学習院の施設部管理課とも数度の打ち合わせを重ねて参りました。 設備更新には、当然に資金が必要となります。

 学習院山桜会と山岳部は、初代光徳小屋から現在の3代目の小屋に至るまで、77年にわたりお世話になっています。 こうした経緯を踏まえて、設備更新にかかわる費用を学習院山桜会が中心となって広く寄付金を募ろうと計画中です。

 学習院の施設である光徳小屋の改修にかかわる費用を集めることとなりますので、いわゆる確定申告における寄付控除の対象となるよう募金部との打ち合わせを進めております。 衛生設備の更新にかかわる募金活動は、今年度の定期総会で議題となります。 山岳部創部100周年事業の1つとして位置づけて実施予定ですので、ご協力をいただきますようよろしくお願いいたします。



雪の「三代目光徳小屋」
森の静けさに包まれています。


積雪期は、とても美しい世界が待っています。



「光徳小屋」のシンボルツリーのハルニレです。



春を待つ時期の「光徳小屋」も格別です。


山桜通信45号 2016年5月


「光徳小屋の設備環境の改善計画について(2016年)①」から


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