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株主優待品を変更します Vol.64

水産業に本格参入して以来、私どもSANKO MARKETING FOODSは「生産者とともに歩む “産地活性化プラットフォーマー”」をグループビジョンに掲げ、日本の水産業を支えるべく一直線に進んでまいりました。

そしてこの度、当社はかねてよりご案内差し上げておりますとおり、「株主優待制度」を変更し、株主優待品を現在の「ご優待券+レトルトカレー」から、「海産物」を中心としたラインナップへ刷新いたします。
この度の変更には、株主の皆様に私どもの取り組みをより知っていただき、ともに水産業の活性化を応援していただきたいという思いがあります。

改めて、私どものこれまでの取り組みと、それらが現在どのように動いているのか、そして、これから目指していくビジョンについてお話させていただきます。


”とる うる つくる”で生まれる価値

沼津我入道漁業協同組合とのご縁から、現在では、グループ企業と緊密な連携により、コロナ禍を経て約4年をかけ「とる(獲る)、うる(売る)、つくる(創る)」のすべてをお客様に提供することができるオンリーワンのビジネスモデルを展開し、漁業者に還元するオリジナルの循環ビジネスモデルを創造するに至っています。

地方卸売市場沼津魚市場での買参権による買い付け、伊豆・下田の自社船団での漁業により、魚を獲り、
それらを自らが持つ沼津港そばの水産加工場や、浜松のまぐろ加工場(さらに、そこにいる素晴らしい目利きや加工技術をもつ人財)を活用し、加工し、付加価値を生み出す。
豊洲から全国へ、日本を超えて海外へ展開し、また様々な産地とつながり、価値の高い魚を、飲食店舗や小売店、ECを通じてお客様にご提供する――

神奈川県にある「湘南台 酒場」では、自社船団が獲った魚をダイレクトにお店に運び、魚の料理人が仕込みと調理を行うことで、船の上の鮮度を保ったままの魚料理や刺身をその日のうちに召し上がっていただく事が出来ます。
また、漁では希少な魚や鮮度の維持が難しいため一般流通していない魚も獲れ、そうした魚をご提供できるというメリットもあります。

東海地方を中心に大型商業施設内に展開する「牧原鮮魚店」では、沼津で水揚げされた魚をすばやく加工・真空にして急速凍結したものを活用し、魚を捌ける人財の有無にかかわらず、混み合う休日のフードコートでも高品質の海鮮丼をお召し上がりいただけます。

このように、すべてを自社グループ内で行えるからこそ、魚食の課題ともいえる鮮度、価格、技術面をクリアにし、付加価値として感じていただける、当社独自のビジネスモデルなのです。

「湘南台 酒場」とれたて鮮魚のコース料理
「牧原鮮魚店」の海鮮まぶし丼

”Farm to Table(「農場」から「食卓」へ)”という言葉がありますが、SANKOグループは”Ship to Table(「船上」から「食卓」へ)”、美味しい魚を食べていただくことで、魚を身近に感じていただき、消費を促し、流通を増やし、漁師の皆さんへ還元していく・・・そんな仕組みを作っています。

自社加工の水産物や、手軽な魚商品を取りそろえました

株主の皆様にお送りする優待品の新たなラインナップには、当社が開発~加工までを行う「金目鯛の煮付け」をはじめ、グループのシナジーを活用し、様々な海産物商品を取りそろえました。当社の取り組みをご理解いただき、また、魚を”食べる”ことで巡り巡って水産業を応援していただけるようになりました。

また、ほとんどの商品は、当社の直営店舗、小売店舗、即売会やECサイトでもご購入いただくことができ、継続的に「食べて応援」をしていただけるようになっております。

魚のおいしさを、伝えていく

日本人の魚など水産物の消費量は、年々減少する傾向が続いています。農林水産省の調査では、「肉類を家族が求めるから」、「魚介類は価格が高いから」、「調理が面倒だから」といった回答が多く、食の志向の変化・物価の変動・生活スタイルの変化などの様々な要因が魚食離れを引き起こしていると考えられます。

一方で、回転すしはよく利用するという声や、コンビニでは調理済の鮭の塩焼きの売れ行きが好調といった声も聞かれます。
魚を「調理・加工」する工程が、現代の生活において高いハードルとなってしまっているのかもしれません。

こうした現状に、私どもができることは、外食(店舗)でも、ご自宅でも、手軽においしく魚を食べていただくことに尽きると考えています。
創業当時から変わらない、食を通じて「価値ある食文化の提案」をしていくことを、これからもSANKO MARKETING FOODSは続けてまいります。

本記事を読んでいただいた株主の皆様には、10月以降、お申込みいただいた方より順次お届けしてまいります。
お手元に届いた商品をお召し上がりいただく際、ぜひとも水産業に思いを馳せ、”Ship to Table”を感じていただけることを願っています。

ライター:広報室C



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