湊三次郎
サウナの梅湯でのことを書きます。
銭湯継業を全力でサポートするために、銭湯のあれこれのノウハウを伝授します。活発な場として、利用して頂きたいので、質問や記事の要望などお気軽にコメントして下さい。
ゆとなみ社はインディーレーベルだなと思い始めて、しっくりきています。 銭湯それぞれがバンド。 スタッフはバンドメンバー。 ゆとなみ社の銭湯は、 元々の雰囲気を大切にしながら、今っぽさもいれつつ、絶妙な空間に仕上げています。 なので、チェーン店のようなわかりやすいパッケージになってないし、系列店と同じにはしないので、同じゆとなみ社なんだ!なんて声があります。 スタッフは服装も髪型も自由。刺青だってok。接客や話し方もそれぞれに委ねています。 だからこそ、個性が光る唯一無
※書き途中のまま、第二弾のあみだ湯支援に早速行ってしまったので、二部構成となっております! NHKやhuuuuの記事などで、しんけんさんをはじめとしたみなさんが尽力されているのを見て、これは何か力になりたいと、あみだ湯さんへの訪問を待望していました。 DMで、あみだ湯のしんけんさんとやりとりをする中で、手伝えそうなことがわかってきたので、バンに工具や材料を積んで出発したのでした。 9月10日。あみだ湯へ到着したのは、20時くらい、閉店1時間前ほど。 13年前に自転車で
※2700字ほどの感想文が続いた後に、今回のスピーチ原稿を公開してあります。早よ読みたい方は、スキップして下さい。 TEDx Hamamatsu に、スピーカーとして登壇してきました。 2024年のハイライトになりうる経験でした。 TEDx(発音はテデックス)といえば、意識高めなスマートなスピーチイベントのイメージでしかなかったのですが、その裏側、ボランティアで運営されていることやピュアな熱量に触れることができ、人類の知財共有イベントという認識に変わりました。 スピ
2泊3日で、ゆとなみ社スタッフと共に行ってきました。とても色濃い3日間でしたが、とくに珠洲のあみだ湯さんで過ごした時間の余韻とインパクトが突き刺さったままで。あみだ湯さんについては、長くなるので次回に書きます。 とりあえず、この3日間をさらっと。 大学生の頃に、自転車で能登半島を一周しながら銭湯巡りをした思い出があります。あの当時、10軒くらいを巡った記憶。 能登半島の風景が、日本のようでどこか異国情緒があって、別の時代にいるような感じもして、当時とても感動していました
扇温泉(大阪府大東市)をゆとなみ社で継業致します! ゆとなみ社、11軒目の継業店舗となります。 昨年の夏に、鴨川湯、湊河湯、一乃湯を3店舗継業し、さらにパール温泉も今春に加わり、怒涛の1年間でした。 さすがに、パール温泉をオープンさせたら、一旦止まるつもりでした。そんな時に、扇温泉の閉店のお知らせが飛び込んできました。 扇温泉は、みやの湯から自転車で25分くらいの距離で、スタッフがお風呂に入りに行っており、めちゃいい!と、かねてからスタッフの評判がありました。激推され
銭湯の歴史についてもある程度調べることができましたが、資料が少なく、時間もあまりとれず、断片的な調査になってしまいましたが、それはそれで、またnoteで公開します。 10年以上ぶりの海外ということで、あの頃に体感したもの以上に、社会の成り立ちや日本との違いについて考えさせられました。 YouTubeやSNSで様々な情報が手に入る時代ですが、実際に目で見て体感する重要性を改めて感じました。今の海外てこんななのかー!と笑 初歩的な驚きといえば、スマホがどこでも基本的につかえ
100年前に渡米した日本人たちが銭湯を作って営んでいた衝撃的な事実。 そして、唯一その姿を残しているシアトルの橋立湯へ行くことを前回のnoteで公開しました。 このような縁が巡ってくるとは、銭湯活動家としてとても光栄なことです。 ドルが160円台になって、140円台の時になぜ換金しとかなかったのだと悔いつつも、YouTubeでシアトルの様子を見たり、久しぶりの海外でわくわくしています。 シアトル。 橋立湯、パナマホテル。 一体どんなところなのでしょうか。 さて、橋
七夕の日から、シアトルへ行ってきます。あとバンクーバーも少し。 100年前、アメリカやカナダで日本人が銭湯を営んでいた。 にわかには信じがたいそんな歴史があることをご存知でしょうか? さらに、シアトルに当時の銭湯が現存しているそうなのです。北米唯一です。 明治時代に日本人は出稼ぎで北米や南米に渡っていました。教科書にも出てくる事実ではあるし、大学でブラジル文化を学んでいたので、その歴史はもちろん知っています。 異国の地で生活する中で、日本人街を形成し生活していたこと
ゆとなみ社、スタッフ大募集です! この一年で、鴨川湯、湊河湯、一乃湯、パール温泉と4店舗も増えたことで大忙し。現在、直営が9店舗です。 しかも、某湯(関西圏)が9月頃に新たに加わる見込みで、ゆとなみ社は突き進んでおります。 継業チャンスもこの10年間がヤマだと必死の弊社ですが、継業スピードに人員が追いついておらず、一旦ここまでなのかなぁという実感です。 …ここまでなのかーー! 会社としても急拡大しているので、事務職や管理職など会社組織をより強靭にしていくためにも、人
先日ツイートしたこちら。反応が多かったので、どういうことか明らかに公開しようと思いました。弊社の社員らにはよく語っていることですが、この危機感や銭湯の難しさを広く知ってもらいたいなと。 この10年間で何が起こるのか 京都の銭湯は、年7軒ペースで廃業しているので、10年後、20軒台になる可能性が十分にあります。 自分の見立てでは、10年後、28〜48軒くらいになっていると考えています。 三重県、滋賀県、静岡県など、現在で20軒、10軒以下になっている地域に関しては片手で
パール湯(大阪市東成区)を、ゆとなみ社が事業継承することとなりました。 8月の終わり頃、設備や人手の問題で営業が続けられる状況ではないとのことで廃業せざるを得ないと、ご相談がありました。 ご存知の通り、パール湯さんは2021年にご主人が急逝されてから、娘である奈緒子さんが中心となって復活されました。その後も廃業の危機もあったりと毎日奮闘されているのをSNSを通して拝見しておりました。 9軒の銭湯を継業し、また多くの銭湯の廃業に触れてきて、銭湯を経営していくことのしんどさ
"湊の古巣"と言っても過言ではない古着屋インペリアル。 浜松の田舎から京都という都会に出てきた10代の終わり頃。あれもこれも刺激的で、一つのことから百以上の奥深さを勝手に感じてしまうような多感な頃。京都はあまりにも幻想にまみれていてドリーミーな街でした。何かの物語にどっぷり浸かっていたかのような京都での学生生活。 大学、フレスコ、100円ローソン、路地という路地、鴨川、銭湯の灯った看板、そして、魅力的な個人店…。そこで出会う人々、面白い大人、不思議な大人、自由な大人。そし
一乃湯(三重県伊賀市) 鴨川湯(京都市左京区) 湊河湯(神戸市兵庫区) の3軒を一挙に継業オープンさせるという、エキサイティングな数ヶ月間でした。 オープンさせたらひと息できるかなと思ったけれど、課題は残しつつのオープンに加えて、営業してみたら新たな問題もでてくるわけで、そもそも既存の5店舗もあるしで、目がまわるような夏でした。 なぜ3軒が重なったのかと言えば、 継業の話をお声かけ頂いたタイミングが重なったり、契約の予定がずれ込んだことで、3店舗とも7月のオープン見込み
鴨川湯と湊河湯の継業に際して、クラファンをしよう!という話がメンバー内で持ち上がりました。さらには、クラファン会社を介さずに、自社お手製でクラファンをすることにしました。その考えに至った理由や想いを今回書いてみました。 鴨川湯で1600万円前後、湊河湯で700万円前後の費用がかかる見込みです。費用内容については、後日アップされるそれぞれのnoteの記事をご覧ください。 それなりの額がかかるのですが、自己資金と借入で十分にできる見込みがありました。とは言え、協力していただけ
2015年の5月。まったりとしたゴールデンウィークをよそに、梅湯のオープン準備に追い込まれていました。 そもそも、4月上旬オープン予定だったところ、スケジュール見積もりが甘々で、オープン予定がずるずると伸びに伸び、キリの良い5月5日にオープン日を決め打ちしたのでした。 前日まで本当に沸かせるのかという状況で、当日はぶっつけ本番でなんとか開店させたのでした。 どんなお客さんが来るんだろう。銭湯ってこんな感じで営業していればいいんだっけ。明日からどんな日々がはじまるのだろう
相談員として参加してくれたxie bicycle のしんくんの感想文が秀逸だったので、とりあえず、こっち読んでから、湊の本文をお読み下さい。 以下、湊本文 無責任でありながら熱心に受け応えする相談員たち、それを真剣に?聞いている相談者たち。 会場には、謎の熱気と一体感がありました。 見学程度にと来場しつつも深刻な悩みを話してくださる方もいれば、答えは出ていて納得しにくる方もいたりと、ほんと様々でした。 北海道や東京から来てくれた方までいました。こんなアングラインディ