自家製カリン酒を飲んでみた
去年の11月にカリン酒を作ったんだった。
知人からカリンを貰ったので、せっかくだしお酒にしてみようと思い挑戦したのだ。
専用瓶に、適当に切ったカリンと、氷砂糖と、ホワイトリカーを入れてしばらく待つだけ。
漬けてから1ヶ月後で飲めるそうだが、熟成させたいので半年は漬け込んだ。
それを本日開封したのだ。
正直、カリンを食べたことがない。
カリン酒も飲んだことがない。
なのでカリンの味が未知数である。
はちみつカリン飴程度なら舐めたことがあるが、あんまり味は覚えていない。
半年経ったカリン酒は、赤い色味。
カリンは黄色いし、氷砂糖もアルコールも透明なのに。
どうして赤い色になるのか不思議である。
さて、夕飯の時間だ。
さっそくカリン酒を飲んでみる。
今回は炭酸水割りで飲んでみた。
…う〜ん、味が今ひとつ分かりづらい。
先に濃い味のおかずを食べてしまったせいもある。
微かな甘みはあるが、カリンの味がよくわからない。
そもそも私はカリンを食べたことがないので、カリンの味を知らないのもある。
はたまた炭酸水と原液の配分を間違えたか。
味が分かりづらいので、グラスに注いだカリン酒はそのままに先に夕飯を食べた。
食後、しばらくして口の中が落ち着いてきた頃にまた一口飲んでみる。
すると、先ほどはわからなかったカリンの味・香り・飲み物としての美味しさを感じた。
さっきは炭酸がキツすぎたのかもしれない。
カリンってこんな味なんだ。
スッキリとした清涼感があり、くどくないので飲みやすい。
うん、これは美味しい。
ハマっちゃいそうだ。
今度はロックで飲んでみようかな。
まてよ、お湯割もよさそう。
お酒の原液ひとつに対し、複数の割り方でいくらでも楽しめる。
果実酒の良いところだ。
出来上がるまで時間はかかるけど、作り方は簡単だし、他の果実酒も作ってみたくなる。
この時期はこぞって梅酒作りキットが売り出されているのがわかる気がした。
自家製のお酒って美味しいんだなぁ。
どうやらカリン酒は、風邪予防や咳止め、疲労回復にもいいようだ。
最近周りで風邪が流行っているし、ちょうどいいかも。
季節の変わり目で体調を崩しやすい時だ。
疲れている時にお湯割カリン酒を飲んで体を労わろうっと。
作った時は飲めるまで半年も待つのか…と思ったものだが、意外と早いものだ。
今後も果実酒作りを定期的にやっていこう。
美味しさを知っちゃったからね。
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