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佐渡に渡って暮らす人々 その二

先日は何度も行っているディオニソスさんで食事したことを書きました。

そのディオニソスさんに教えて頂いたお店が此方です。

茂左衛門、と書いてモゼムと読みます。おしゃれですね。

前日昼までに要予約、のお蕎麦屋さんとの事。
電話をかけ、ディオニソスさんに紹介された旨を話すと話がスムーズに。

折角なので、ランチコースを頼む事にしました。

普通の民家に此方の『そば』と書かれている暖簾が塀かかっているお店です。
普通の民家にしか見えません。
お店の対面は一面の田んぼでした。

意外な事に母は滅多に外食をしない祖母や叔父夫婦と共に行った事があると言っていました。が、場所が分かりづらくて通り過ぎてしまったと言っていましたので、注意深く車をゆっくり走らせ、私だけが発見しました。家人に「今通ったよ」と言っても全然わからず😅

古民家を改造したお店は、佐渡の親戚の家を訪ねたような雰囲気でした。
大きなお座敷を二人で使わせていただきました。

前菜の卵焼きから。
アゴ出汁が効いていました😋

お皿も素敵

ズッキーニのすり流しに鯛がのっていました。
色味もきれいな一品ですね。

カンゾウの花がのっていました

揚げ物。
お野菜も美味しかったですが、鯖を揚げているのにびっくり。非常に美味しかったです。

藻塩でいただきました

〆のお蕎麦。種類を選べます。
私は悩みましたが胡桃そばを注文。

十割蕎麦です。
十割なのにどうしてこんなにきれいに仕上がるのだろう、と蕎麦打ちをしている家人が感嘆していました。十割って相当難しいです。

くるみを自分ですりこぎでするか聞かれましたが、お任せしました😌

やった事ない方には新鮮なのかもしれないですけど、多分かなりめんどくさくなって私は途中で投げ出しそうだったので(笑)

断面、見せてくださいました

最後のデザートも美味しかったですが、佐渡番茶の美味しかった事!
この後あちこちで佐渡番茶を売っていないか探しましたが、どこにも無くて。お店の方に聞けばよかったです。

車だったので乾杯出来ませんでしたが、日本酒をお料理に色々合わせたら更に美味しくいただけたかな、と思いました。

お店の方に実は母と親戚が来た事があると言うと、何と言ってましたか?と聞かれ。美味しかったと言っていた事と、正直に店の前を通り過ぎてしまった事を伝えました。

わかりにくいことは百も承知なようで😊 笑いながら
この辺の農作業をしてる方でお店を聞かれたことのない人はいないらしいです
との事でした。

完全予約制なので、まぁいいかな、と。わからなかったら電話をしてくるなりして辿り着くでしょうからね。

ある時、近くの神社の方がお店の看板になる木の板を持ってきて、これを看板に使いなさい、と言われたそうです。文字を書く人もあてがあるから、と。

それでも看板をかけない方針のようで。

これについては人によって思うことは様々だと思いますが、私はそのくらい芯の強い人でないと美味しいだけではこの土地ではやっていけないのだだろうなぁ、と好感を持ちました。

これからも頑張って続けてほしいです。

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