瀧廉太郎『箱根八里』 函谷関(かんこくかん)とは
今期のオープンカレッジでは「五大古都から見る中国文明の歴史」を受講しています。
第一回目は長安。
唐時代の長安は人口100万の国際都市であり、日本の平城京や平安京などの都市設計に大きな影響を与えた事は書くまでもない事ですが。
長安についての詳しい話は中国の時代劇ファンとしては押さえておきたいところ。
以前夢枕獏の大作「沙門空海 唐の国にて鬼と宴す」を読んで、そのスケールの大きさに驚いたこともありました。
玄宗皇帝や楊貴妃、李白、空海等が出てくるこの小説はおすすめです。
ところで
瀧廉太郎の『箱根八里』は歌えますか?
函谷關(かんこくかん)も ものならず
の函谷関、ってご存知でしょうか。
もしかしたら常識なのかもしれませんが、
はい、これが函谷関ですよ〜
※現在建っているものは復元されたものだそうです
歌詞の
箱根の山は 天下の嶮(けん)
函谷關(かんこくかん)も ものならず
とは
箱根の山は 天下有数の険しい難所
中国の関所・函谷関(かんこくかん)さえ比べ物にならない
という意味でした。
音楽の授業などで意味もわからずに歌っていた記憶がありますが、まさか中国の関所の名前だとは考えた事もありませんでした。
ネットで検索したところ、三国志関連の記事がたくさん出て来ました。
三国志ファンにとっては函谷関がどんな所なのか、常識なのかもしれないですね。
講義の中で、昔は辺鄙な山の中に首都を置くのが常識だった事も知りました。
確かに異民族が押し寄せて来にくいところに都を構えるの、重要ですよね。
時代と共に船を使った港を中心にした交易が始まり、都市が海に近いところへ遷っていった事も…ちょっと考えれば当たり前に思える事も、言われるまで気づいていませんでした。
そうだったんだ!という新しい気づきや学びに心躍りました。
少しは老化防止の役にたったかしら😏
来週も楽しみです♪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?