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竹に雀 とは

先日、渋谷で風景印散歩する前に久々に戸栗美術館へ行ってきました。

行きは渋谷駅から歩き、帰りは神泉駅まで歩きました

戸栗美術館へ行くのは考えてみると、4年ぶりです。

以前は会員で年間パスポートを持っていましたが、流行病で長期休館となってしまい、それ以来ずっと行っていませんでした。
今回風景印散歩の集合場所が神泉駅でしたので、久々に行ってみる事に。

公益財団法人戸栗美術館は、創設者戸栗亨が長年に渡り蒐集しました陶磁器を中心とする美術品を永久的に保存し、広く公開することを目的として、1987年11月に鍋島家屋敷跡にあたる渋谷区松濤の地に開館しました。コレクションは伊万里、鍋島などの肥前磁器および中国・朝鮮などの東洋陶磁を主体として約7000点を所蔵しています。日本でも数少ない陶磁器専門の美術館として活動し、年4回の企画展を開催しています。

戸栗美術館 公式HPより


館内は決して広くはないのですが、静かでじっくり1点ずつ鑑賞出来るので大好きな美術館の1つです。

開館は10時でしたが、今回少し前に着いたら、もう既に開けて下さっていました。ありがたいですね。

写真撮影は不可なので撮っていませんが、初めてみるものは新たな発見があり、また逆に以前に見た物は懐かしく。

そして以前と比べ、展示作品についての説明が詳細に、わかりやすく書かれていました。
焼き物についての鑑賞ポイントや焼き方について、等。

私のように鑑賞するのは好きだけど知識がない、または一度読んでも直ぐに忘れてしまう人間にとっては、とてもありがたかったです。
きっと長期休館にしている間に色んな点を改善されたんでしょうね。

膝を打つような豆知識がたくさん書かれていましたが、少しだけ。
写真は無いですが、竹と雀が描かれている景徳鎮の壷がありました。

よくありますよね、竹と雀の構図。
私は舌切り雀の絵本を一番に思い出しますが。

⬇️参考までに

酒井抱一 絵手鑑(竹雀図)のポストカード 静嘉堂文庫にて購入


竹雀は中国語で読むとzhú què  
祝爵zhù juéに発音が似ています。

祝爵、直訳すると爵位などの身分を授かる事を祝う、ですが

大きな意味で立身出世を願い、また祝い、古代では身分のある高級官僚や知識人を指したりする事もあったようですね。

そして、鷺と路は全く同じlù と発音します。
よく白い鷺が描かれているものを目にしますが、白鷺は汚泥に染まらない、高潔な人格の象徴である、と知ったのも目から鱗でした。
白い路を歩く人、な感じでしょうか。

首都圏を離れるとなかなか都内の美術館には足を運べない点は残念ではありますが、また年内に来ようと思いました。

近所で咲いていた雪柳







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