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台湾🇹🇼で月旅行

台湾の高雄からバスで一時間程揺られて美濃のホスト宅へ。
美濃はあまり知られていない場所ですが、今回の台湾旅で一番印象深く、そして好きになった所です。

終日一人で回る事になっていましたが、結局ホストの方が半休を取ってくださり、気になっていた「月世界」へ連れて行って下さいました。

月世界って何とも素敵なネーミングではないですか?
私はネットで写真を見た時に

おさびし山みたい!と思いました。
ええと、ムーミン谷のおさびし山、わかりますでしょうか。

その日、昼までお仕事だった彼女を待って市場をウロウロしている間になんと私のWi-Fiルーターが動かなくなる、という事件が起き、どうなることかと思いましたが…↓

予定通りに彼女が暫定的待ち合わせ場所に現れてくれてホッとし、バイクの後ろに跨って月世界を目指していざ。

美濃出身の彼女も行った事のない場所。
地元だと却ってわざわざ行かない、って事ありますよね。
前にも名所なのに行った事が無く、(私が興味があると言ったので)ここに初めて来た、と仰ってたホストの方がいらっしゃいましたね。

10月でしたが、30度以上の暑い日でした。
「高雄の日差しは人を噛む」という言葉があるそうですが、正にそんな感じで。

勾配のキツいエリアをバイクで駆け抜け、だんだん月世界が近づいて来たのがわかりました。

到着!

どんな所かと言いますと…

こちらです!

夜はライトアップもするそうです。
賛否の分かれるところかもしれませんが、青白い光なら幻想的かも…と思いました。

下に照明器具が

硬い岩、という訳ではなく。
結構ボロボロ落ちてきそうでした。

田寮月世界は、地質学的には「泥岩バッドランド」と呼ばれる場所です。地表に多くのガリが見られ、植物が生育しにくい険しい地形です。台湾のバッドランドのほとんどは厚い泥岩バッドランドで、広く分布しています。バッドランドは、降雨や河川などによる激しい侵食によって、泥砂が泥岩の上に堆積し、大地の変動により、堆積物と泥岩が混ざり合い、風化・堆積を繰り返すことで形成されます。河川が軟らかい地質を切り開き、斜面に様々なスケールのガリとハゲ尾根を形成し、干ばつや塩分に強い、根の浅い植物や海浜植物しか生育しない環境で、まるで月の世界のようです。荒涼とした風景は、物寂しく見えます。

「みんなの台湾 修学ナビ」より

田寮にある泥岩バッドランドの泥岩は、数百万年前に山脈が侵食されて台湾周辺の海に堆積した泥砂が長い月日を経て固まり、プレートの衝突によって急速に隆起し、地表に露出した後、風化・侵食され、「月世界」のようになったものです。このタイプの泥岩は、岩質が弱く、セメント質が低く、浸透性に乏しいため、水に触れると軟化して濁り、乾燥するとひび割れて剥がれます。また、海底堆積物の塩分が高いため、植物が育ちにくい土壌です。地質条件に加え、気候も形成の重要な要因です。この土地は、7月から9月にかけて南西気流と熱帯低気圧の影響を受け、しばしば豪雨が降ります。露出した泥岩は雨に侵食され、斜面に沿って流れ下るため、斜面全体にガリが見られます。

「みんなの台湾 修学ナビ」より
ガリ、と言うのですね

この荒涼とした感じ。
トルコのカッパドキアが好きなのですが、ちょっとまた雰囲気が違いました。

暑くて私たちの他には誰一人、いませんでした。
物好きなのかしら、私…

右側の気球乗り場も無人

と思っていたら、陸亀をお散歩させている方に遭遇しました。
日焼けをするのでタオルをかけている、との事。

ゾウガメほどではなかったですが、かなり大きかったです

台湾の方って全然知らない人にも平気でドンドン話しかけて質問する人、多いですね。ホストの彼女も興味津々で、遠くへ立ち去る飼い主に声を張り上げて質問してました。

この後月世界の風景印ゲットの為の珍道中が始まるのですが、長くなるので、それはまた次回に。

台湾にもたくさん風景印があるんですよ😉

10/23 更新 風景印ゲットの旅はこちら↓


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