産地ごとの異なる魅力🍵My推し抹茶を見つけてみよう
こんにちは!国際茶の湯団体茶柳会学生インターンの中村です。
我々茶柳会は、「茶の湯をもっと自由に、もっと日常に」というクレドのもとに、在京大使館でのイベント開催などを行っています。
今回は、私たちの活動の中心である抹茶の産地についてのお話です。
突然ですが、みなさんは「闘茶」という文化を聞いたことはありますか?
日本の中世から近世に流行した賭け事の一つで、点てたお茶の見た目や味などから、お茶の産地を見抜くというゲームなんです。
「闘茶」の文化からも分かるように、抹茶と一口に言っても、その産地や農家さんの茶葉の育て方によってそれぞれに違う特徴、魅力があるんです!
そこで今回は、全国の抹茶の茶産地から3箇所ピックアップしてご紹介したいと思います。
それぞれの産地紹介の後には、茶柳会の茶人ズおすすめの抹茶ブランドもご紹介します👀
京都府
まずは、「宇治抹茶」に代表される京都府です。
京都は抹茶の有数の生産地で、全国トップの生産量を誇ります。
京都での抹茶の生産は、鎌倉時代ごろからと言われいます。気候や地形の条件が適しており、今日に至るまで抹茶の名産地となっています。
京都は、生産量も多いですが、その品質の高さでも知られています。
実際、毎年行われている全国茶品評会では、てん茶の部門の上位を京都産のお茶が独占しています。
〜茶柳会(茶人ズ)の一押し宇治抹茶〜「堀井七名園:成里乃」
甘みと旨味がとても強く、リッチな味わいの抹茶をお探しの方にはおすすめです😄
愛知県
次に、愛知県です。
特に西尾市が抹茶栽培に力を入れて行われており、「西尾の抹茶」として地域ブランド認定されています。
西尾市では茶栽培のうち96%以上がてん茶栽培であり、抹茶生産に特化した特別な生産地と言えます。
〜茶柳会(茶人ズ)の一押し西尾抹茶〜「賓水園製茶:百五夜」
お茶の味・色がとても濃く、野生味溢れる味わいです。在来種の抹茶は珍しいので、お探しの方は是非!
福岡
福岡県八女市は「八女茶」として知られるお茶の名産地です。
600年以上の歴史を持つ生産地で、てん茶は主に八女の山間部で栽培されています。
八女茶は旨味やコクが強く、まろやかな味わいを特徴としています。
〜茶柳会(茶人ズ)の一押し八女茶〜「星野製茶園:有機栽培抹茶」
国内でも珍しい有機栽培の抹茶です。甘みと苦味のバランスが絶妙で、多くの人に好まれる味に仕上がってます。
最後に
今回は、抹茶の産地を3つピックアップしてご紹介しました。
本記事をきっかけに、産地ごとに異なる抹茶を飲んで、その魅力を知っていただけたら嬉しいです。
抹茶は日本食ブームの中で、海外でも人気を博しており、輸出量も年々増えています。
一方で、茶産業は、生産者の高齢化や生産にかかるコスト増、外国産の安価な茶の登場など、様々な課題も抱えているそうです。
ぜひ、お気に入りの産地やブランドを見つけて、茶農家さんを応援したいですね。
気軽にお茶を生活に取り入れて、お茶ライフを楽しみましょう〜!😄
茶柳会は今年も楽しい茶文化交流イベントをたくさん企画しています!
最新イベント情報は公式instagramを是非ご覧ください!
記事作成にあたり、参照させていただいたウェブページ
・一般社団法人西尾市観光協会「西尾の抹茶」
・グラフふくおか「福岡の八女茶発生600年 八女茶の美味しさを未来へ」
・農林水産省「茶をめぐる情勢(令和6年3月時点)」
・日本茶マガジン「京都宇治だけじゃない!抹茶の産地について紹介します!」2021.01.29
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