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cassetteboy
軽やかに、頑張らない
頑張らないことを頑張る。
心身に不調をきたしたわたしの課題は、これだった。
人間は力を入れる方が簡単。リラックスは難しい。
わたしは途方に暮れた。
とりあえず、勇気を出して、サボることにした。
サボっても、問題なかった。
「頑張らなきゃ」と100%以上の力を出していたけれど、「70%で十分」と言われた。
冷静になって、あたりを見渡した。
わたしが突っ走っていたことを、自覚した。
どうして、わたしはこんなにバグっちゃったんだろう?
こころを見つめ始めた。
"良い子"にならないと、親に認めてもらえなかった。
"ありのまま"を、親に認めてもらえなかった。
頑張って成果を上げないと、世界から認められない恐怖があった。
だから、自分以外の"何者か"になろうとして、頑張り続けたのだ。
スポンジに水が染み込むように、その思いはわたしに染みついて、一体化していた。
頑張らないとお金を稼いで生きていけない、と思っていた。
でも、実際は、少し違っていた。
鞭打って己を動かしていたわたしは、人生の主導権を失っており、エネルギーを手放していた。
無理に頑張ることをやめ、人生の主導権とエネルギーを取り戻していくと、軽やかになっていく。
軽やかに物事が進む。
前より精力的に動いていたりもするが、「頑張っている」だなんて、思っていない。
こころの声に耳を澄まし、わたしの思いで歩んでいるから。