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『コンビニ兄弟』を読んだら門司港に行きたくなった。
こんにちは。
今週は楽しみにしていた町田そのこさん著『コンビニ兄弟2』を読むことが出来ました。すると前作でも感じた「この作品の舞台を見てみたい」気持ちが再燃しました。機会があれば是非。楽しい作品でおすすめです。(以下ネタバレ無しですどうぞ)
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あの人もこの人も
九州地方のとあるコンビニチェーンが舞台のこちらの作品は、有名店長をはじめ従業員の方やお客さんが多数登場します。私がいいなあと感じるのはお話の視点です。エピソードごとにあらゆる年代の登場人物が現れ、それぞれの言葉で抱えたものがしっかり読者に伝わってきます。1人だけの固定された視点じゃないから、読者は感情移入や共感が止まりません。そうなのよと自分自身に響く言葉にも沢山出会えました。
気軽さ
この小説では通勤や通学の時に軽く読んでもらいたいと思っています。楽しい気持ちになって、ほっこりしてほしい。
作者である町田そのこさん自らインタビューでこう語っておられるように、気軽に「今読もうかな」とページを開くことができます。本屋大賞を受賞された『52ヘルツのクジラたち』も購入した大切な重厚な作品ですが、『コンビニ兄弟』はコンビニが舞台とあって誰にもぐっと身近なお話。最初から文庫での発売だから可愛いサイズ感です。カバンに入っていれば、どこかへ向かう道中や待ち時間を素敵に彩ってくれるでしょう。
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映像化希望!だから調べたら門司港に行きたくなった
この映画やドラマを見たい!と強く願っております。さあ店長役は誰なんだと想像が膨らんでいます。行ったことがない場所が舞台の作品ゆえに、愛すべき登場人物のいる風景が知りたくて検索。するとそこに広がったのはこの目で見たいこんなに魅力的な景色でした。港街は数あれど、この場所らしさを感じました。うん。いつかほんとに行きたいな。
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ということで、今回は私の中で映像化希望1位『コンビニ兄弟—テンダネス門司港こがね村店—』をご紹介しました。
お読みいただきありがとうございました。
桜
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