見やすいってみんなに優しい!「でっかい文字のおすすめ本」
こんにちは桜です。
今年に入り小説を読んでいる時に、もうちょっと字が大きければ目が疲れにくいのになと思ったド近眼の私。
そうだフォントサイズに着目してみてみよう!と近くの図書館へ行ってきました。きっと見やすいは優しい。今日はそんなお話です。
〈ちなみに推奨フォントサイズの目安は…〉
80歳代 19pt(ポイント)
70歳代と6歳以下 16pt
60歳代 14pt
50歳代と7〜8歳 12pt
40歳代と9〜10歳 10pt
30歳代 と11〜12歳 9pt
13〜29歳は 8pt
印刷の文字サイズだそうです。
■小さなお友達から楽しめる読みやすい字の絵本
○だんごむしみつけたよ
(皆越ようせい 写真文)
出ました幼いお子さんが大好きな昆虫の写真絵本です。
みなさんはだんごむしのオスとメスの違いを知っていますか?親も知らない生態を知れるわかりやすい絵本です。文字が大きく太く見やすく、なんと大型絵本もあるそうです。
○ふたごだよ
(サトシンさく 竹内道雄え)
これにはやられました。そんなラストがまっているなんて。大きな太い文字で余白もたっぷり。
お箸やカスタネットのように2つで1つのもの達が沢山でてきます。ゆかいでたのしいふたご絵本です。
○ようちえんいやや
(長谷川義史)
味のある長谷川さんの絵が大好きです。みんな一度は登園をいややと思ったはず。なんなら小学校もその先も。そんないややを優しく愛らしく表現された名作です。気持ちが込もるところはさらに大きな文字に。ラストにほっこり幸せな気持ちになります。
○おおきなおおきなおいも
(赤羽末吉さく・絵)
みんな大好き おおきなおおきなおいも。
タイトルも少し単語ごとに空けてありますね。
絵のそばにある文字が太くて読みやすいです。次々とページをめくりたくなる展開が楽しいですね。芋掘りの季節にいつも思い出す絵本です。
○あかいかさがおちていた
(筒井敬介作/堀内誠一絵)
もし傘を知らなかったら?の着眼点が素晴らしい。
ジャングルでの赤い傘をめぐるユニークなお話です。カラフルで可愛い動物達が次々と登場するのが印象的でした。縦書きの太文字が見やすいです。
■大人のための大活字本
大活字本は恥ずかしながら、今回初めて知りました。
弱視や高齢の方向けのコーナーが図書館にありました。
流通は少ないようですが借りることができます。有名ドラマや映画の原作本などもあり、開いてみるとかなり読みやすいです。私の好きな『和菓子のアン』もありました。贈り物にもいいかも知れませんね。文字は14ポイントや22ポイントの大きさなどがありました。
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私達が最初に知る大きな絵本といえば、読み聞かせ用のとにかく大きなビックブック・大型絵本ですね。こちらも借りることができます。お家でお話会も楽しそう。
個人的に大きさが活きてるなあと思たのは、パンを探しやすい『からすのパンやさん』と詳しく見たい縦長本『100かいだてのいえ』、ねずみくんがいいサイズになる『ねずみくんのチョッキ』です。
今回図書館で沢山の本を見てわかったことは、背表紙の文字がもう見やすい本は中身も見やすい! きっと作る方のこだわりがあるのかも知れません。小学校低学年初級向けと裏表紙に書かれているお話も比較的読みやすかったです。
他に絵本なら、せなけいこさん、五味太郎さん。『みどりいろのたね』(たかどのほうこ作/太田大八絵)。
海外からは、がまくんとかえるシリーズの『ふたりはなかよし』(アーノルド・ローベル)、『にんじんのたね』(ルースクラウス)は長く愛されるだけあって読みやすさに納得。
そして今小学校ではバリアフリーやユニバーサルデザイン、UDフォントを学びます。日本語の場合 わとねや、シとツ、っゃょといった文字はそもそも見にくいですね。先生も漢字ノートのサイズを人により大きくして良い対応もされています。明朝体の美しさも素敵ですが、太くてゴシック体のような文字がみんなに見やすいなと思います。
近年マスクに安心の全国マスク工業会さんのマークがあり、購入の目安になりました。文字がある程度の基準を満たしたらシールや印刷で目にやさしいマーク♡が付いていたらいいなと思います。
スマホで拡大はできますが、これから出版される絵本や本から将棋や日用品の説明部分に至るまで、みんなにもっともっと見やすくなればと感じました。
きっと見やすいは優しいから。
お読みいただきありがとうございました。
桜