世間の目を超える、人の優しさ
ようやく普通の感覚が戻ってきた。
今日は早く起きて、家事もぼちぼちやれて、外出(用事を済ませる)も少しできて、少しは前進した。
お風呂掃除(カビがやばいことになっている…)とか、コンロ周りの掃除とか(換気扇のフードとかがやばいことになっている…)、やらないといけないことは沢山あるけど、もう明日以降に実行することにする。
1日1つのことができれば、1か月でおよそ30個のことができる。当たり前だ。
だから、1日1つできればいい。今はそれでいい。
昨日の夕方に、散歩がてら職場まで歩いて行ってきた(めまいがいつの間にかしなくなったので安心)。職場までは、歩いても20分ちょっとで着く。今考えると家から近すぎる。
すでに社長も社員の方たちもみんな帰った後で、誰一人いなかった。部長がいたら挨拶しようと思ってたが。
隣のスーパーに行ったら、顔見知りの肉屋の店長さんに久しぶりにお会いして話ができた。
「しばらく見なかったから、辞めたかと思ってたよ」と、心配してた感じで声をかけられた。
「ちょっと持病が悪化してしまって、お休みをもらっています」と返す。
「精神的なやつ?」と聞かれたが、「そうですね…」と、そこはうまくごまかす。
その後、店長さん自身の話をしてくれ、過去にメンタルがやられてしまって大変だった時期があったことや、その時に友人などに助けられたこと、今はいろんな人から相談を受けるから、過去に自分が人に助けられたように、人を助けたいと考えていることなどを、静かに語ってくれた。
「一人で悩んでいると行き詰ってしまうから、俺でも誰でもいいから、話してみるといいよ。みんな何かしら悩んでいるもんだから。」
いつも、私たちが仕事中に、お菓子の差し入れをさり気なくくれたり、声掛けとかしてくれる優しい店長さんなのだが、本当に優しい人には、優しいだけの理由があるのだなと感じた出来事だった。
厳しい世間ではあるけれど、身近な人たちの心の温かさを実感することで、自分の閉ざしていた心まで開かれていくような感覚を覚えた。
いつまで頑張れるか分からないけれど、できるだけ今の職場で踏ん張ってみようと、改めてそう決意して帰途に就いた。
また頑張ってみて、もうどうしても無理だったら、その時にまた考えよう。
今は、今できることをやろう。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました